ふじっこブログ

日本一周・世界一周経験有の旅行会社社員のブログ

結局どれが良いの?観光ガイドブックを徹底比較!観光情報分析(雑誌ver)

旅行のなかでも非常に重要な分野、観光情報発信分野についてまとめていきます。宿の販売など実際に対価を与えられるものと異なり、情報という目に見えないものになってしまうため、観光情報単体でマネタイズすることはやはり難しいです。

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しかし観光情報は誰しもが気になることであり、多くのユーザーとの接点の入口部分となります。
すでに他のビジネスを持っている会社が本業とシナジー効果を生む目的で参入していくケースは多々あります。
ユーザー目線でみたときも色んな観光雑誌があるが、どう違うのか分からない人が大半だと思うので、各主要観光雑誌の特徴や最新の動向を記していきます。

また、これまでは観光情報というと一般的には雑誌がメジャーでしたが、近年はWebに特化した観光情報発信サイトも多く見受けられます。当記事では観光情報_雑誌Verにしぼりまとています。
観光情報発信に取り組むWebサービスまとめはこちらの記事を参照ください。

るるぶ

この段落の要望1984年発刊で発行点数で世界ギネス認定。JTBグループ発行。
自治体とのコラボなど力入れている。

運営:JTBパブリッシング 
▼企業理念
人々が、集い、楽しみ、文化が交流するすべての場面に、信頼される、価値ある情報を提供し続け、人々の豊かな人生と世界の相互理解に貢献する。

見る」「食べる」「遊ぶ」を徹底的に追求した旅行ガイドブックの決定版。天下のJTBならではの旅行ノウハウや新鮮な情報にこだわりを持って編集されています。

1984年の発刊以来4000点以上を発行したことにより発行点数世界最多旅行ガイドシリーズとしてのギネス認定(2010年12月16日認定)も受けた、まさに旅行ガイドブックの決定版。 

▼るるぶ読者
男性:女性=34%:66%
年代:20代 24%  30代 30% 40代 23%  50代 13%  60代 3%   70代〜 5%
形態:家族(子供と) 27% 家族(親と) 10% 夫婦・恋人 38% 友人・グループ 14% ひとり 9%
購入タイミング:
旅行先検討時20% 旅行先決定時68% 旅行直前11% 旅行中1%
 
各県別、詳細エリア別に雑誌が分かれています。
2011年地点では国内190点、海外62点の合計252点。総発行部数が約3億8000万部。ほとんどが1年単位で更新。
目的版、ドライブ版、海外版などのシリーズが存在する。
基本的に1 - 2年を単位に発行される
1984年 第一号発行
2010年 「るるぶ沖縄’11」で通巻4000号を発行
▼タイアップ広告
自治体、企業クライアント様のご要望に合わせて、企画誌面を制作します。図書に付録として綴じ込んだり、パンフレットとして加工、納品することも可能。

▼るるぶコラボレーション商品

自治体や観光施設の持つ魅力を、るるぶならではの切り口でまるごと一冊制作する提案も可能。観光地としての認知促進だけでなく地元住民への情報発信にもなる。テレビ番組や映画、アニメなど、コラボレーションの形態は様々。掲載金額は平均50万円ほど。 
▼るるぶFREE
主要観光地のFREE版(無料)冊子も発行しています。主に季刊誌で駅や観光情報館等に設置されています。
2011年10月3日に電子書籍第1弾『るるぶ京都‘11 - ’12』(iPhone/iPad、Android用)が発売され、iPhone/iPadでは、無料のストア型アプリ「るるぶストア」からの販売となりデジタル版『るるぶ京都の'11 - '12』の価格は税込で700円です。

 「るるぶ」の由来は、1972年にJTB(旧日本交通公社)出版事業局が旅の新雑誌発刊に伴い、この雑誌のネーミング募集を電通、博報堂など30数社に呼びかけたことに始まる。この際に、アイ・シー・エー株式会社(International Consulting & Advertising; I.C.A. LTD.)の野村元久が帝人とファッションを展開する中で、「見る」「着る」「遊ぶ」をキーワードとして「るるぶ」と命名したものである。最終的に「見る」「食べる」「遊ぶ」となった。

まっぷる

この段落の要望昭文社が運営。国内だけで134件もあり。
アプリ「まっぷるリンク」でオンライン旅行予約との連携も実施。

地図会社である「昭文社」が運営
設立 1964年
まっぷる開始 1989年
実は昭文社はこのあとに紹介する他の有名観光雑誌もいくつか運営しており、観光情報分野の巨匠なのです。

2016/3売上高 130億円  営業利益 3億円
2015/3売上高 124億円  営業損失 -9億円
2014/3売上高 139億円  営業利益 7億円
従業員500名
 
読むだけでも楽しい定番ビジュアルガイド
国内の観光情報を、各県ごとまたは主な観光地ごとに紹介する雑誌スタイルの旅行ガイドブックシリーズ。ラインナップは、北海道から沖縄まで100冊以上。現地の取材スタッフや編集者が、足で集めた、「遊ぶ」「食べる」「買う」「見る」「泊る」のおすすめ情報をオールカラーの美しいビジュアルでぎっしり収録されています。
 
国内で134件。一冊1000円前後が多い。
オンライン販売もあり。
海外版もあり。
販売部数は不明。
ハンドバッグにもすっぽり入るmini版が販売されているエリアもあり
▼マップルリンク
国内旅行ガイドブックシリーズ『まっぷる』の読者限定サービスで100万ダウンロードを突破した無料のスマートフォンアプリです。
本誌の情報をスマホやタブレットに入れて持ち歩ける、読者限定の無料アプリ「まっぷるリンク」。付録のQRコードを読み込むと、本誌と同じ内容の電子書籍を読むことができる。誌面と対応した地図もあるのでおでかけ中も迷わない!さらに、まっぷるリンク経由で宿泊予約をすると料金がいつでも5%現金値引きに。

まっぷるを買うと、宿泊料金ALL5%OFF!
一般的な宿泊予約サービスでは、ポイント付与などで割引を行っておりますが、「マップルリンク」を経由したこの値引きは、弊社が宿泊施設から得る手数料から「まっぷる読者特典」の5%分を割り戻すことより、宿泊施設の負担を実質ゼロにし実現させます。また同社は、お客様の直接の利益となる現金値引きにより顧客満足度の向上を目指す。宿泊料金を時期やプラン内容に関係なく、一律5%現金値引きで提供するのは、宿泊予約業界では初とのこと。

るるぶとまっぷるってどう違うの? 
「るるぶ」は旅行会社のJTB、「マップル」は地図大手会社。
「るるぶ」はその場所の有名な観光地は詳しい記事を載せるが、その周りの割とマイナーな観光地はあまり載せられていない。
対して「マップル」は有名な観光地もそこそこの記事を載せてあり、さらにマイナーな観光地も「るるぶ」よりも多く網羅されているとも言われる。

じゃらん

この段落の要望毎月エリア別の5つの雑誌を発行。
猫のイメージキャラクターあり。

リクルートライフスタイル発行の旅行専門雑誌
DPや宿泊施設予約及びポータル機能を持つじゃらんnetもあり
1990年 創刊
毎月1日発売であるが、じゃらん北海道のみ20日発売である。

海外旅行情報誌「エイビーロード」(2006年休刊)の国内旅行部分を分離して1990年に創刊。「じゃらん」の由来は「道」「プロセス」を意味するインドネシア語の「jalan」から。ちなみに「jalan-jalan」で「散歩する」「ブラブラ出かける」「旅行する」の意味になる。また、JAPANの真ん中に「レジャー(leisure)」の「L」があるという意味でも名付けられている。

1県ずつではなく地域別に分かれている。月間誌は5つ。
関東・東北じゃらん    14.5万部
関西・中国・四国じゃらん 10.8万部
東海じゃらん      6.1万部
北海道じゃらん
九州じゃらん 14.7万部
じゃらんムックシリーズとしてその他テーマ別等で出している

男性:女性=40.4%:59.6%
20代 21% 30代 38% 40代 26% 50代 16%
世帯構成
単身 10% 夫婦 19% 家族(子供) 51% 二世帯 4% 三世帯 12% その他 5% 

じゃらんのキャラクターとしてあまりにも有名な猫について

▼イメージキャラクター
にゃらん(二代目)
本名は『でし』。旅の達人である初代にゃらんに憧れ師匠と仰いでいる猫。以前、にゃらんの旅行に勝手についてきてしまったため、せっかくならとにゃらんに旅の極意をたっぷりと伝授されている最中。 2012年当時は子猫で首輪の鞄に初心者マークがついていたが、2013年春には鞄の初心者マークが無くなり、旅をプロデュースする等心身ともに成長しているが、旅先で眠るのは相変わらず苦手。
首輪の旅行鞄にはにゃらん師匠に教えてもらった、手ぬぐいと何かあった時のため小判が入っている。「じゃらん」猫版は、旅初心者のでしにはまだ解読出来ないため、持っていない。
2014年春に師匠から『にゃらん』を襲名し二代目にゃらんとなった。現在は、初代と同じく川崎在住。最近写真に凝っているらしい。

ことりっぷ

この段落の要望まっぷると同じ昭文社が運営。女子向けに特化。
Webサイトやアプリ等のオンラインにも注力。

 株式会社昭文社が発行している旅行ガイドブックのシリーズ名。 
創刊 2008年
▼女性がターゲット
名前の由来は「co(小さい)+Trip(旅)」であり、働く女性が週末に行く2泊3日旅行をモデルケースとする。「 小さなバッグでも邪魔にならないサイズ」「ガイドブックに見えない正方形に近い判型」など、女性向けに多くの工夫を凝らしている。
2008年の創刊以来、"軽くてコンパクト""こだわりの装丁""セレクトされた情報が信頼できる"と、働く女性を中心に圧倒的支持を得ている旅行ガイドブック「ことりっぷ」シリーズ。

働く女性の等身大の旅を提案というスタイルを崩さずに女子旅を中心に近年、人気が急上昇しているサービスです。

まっぷると同じ昭文社が発行する別ブランド、ターゲットの雑誌。内容は使い回せて、別の魅せ方で提供するだけで、新しい層を囲うことが可能となっています。
2014年には累計販売数1,000万部を超えた。 

情報の種類

[国内]
週末に行く、2泊3日の小さな旅をご案内する国内ガイドブックシリーズ。
現地で"おさんぽ"するような旅を提案しています。国内55点

[海外/会話帖]
旅好きな女性に必要な情報な厳選して紹介。
海外旅行先で使える女性のためのフレーズを提案している会話帖シリーズも好評です。
海外35点 / 会話帖シリーズ9点

ことりっぷマガジン
季節毎の旅の楽しみ方を提案。年4回の季節号。

▼日常の中にも"旅の発見"を。ことりっぷWEB
ことりっぷは雑誌のみでなくWebサイトもあり注力しております。ターゲットが若めな女性ということもありWebとの相性もピッタリですね。
SNS,メールアドレスだけでことりっぷ会員になれます。
会員には、流れてきた旬な情報をクリップしてオリジナルの「旅リスト」を作って“いつか行きたい”を貯めることが出来るだけではなく、ことりっぷ編集が主催するキャンペーンへ参加し、ステキなプレゼントを貰えるチャンスも。

▼ことりっぷアプリ
 日々の暮らしも小さな旅も一緒につながる。旅先で気に入ったスポットの写真や情報を投稿・共有できるコミュニティアプリ。
週末2泊3日の小さな旅を提案しているガイドブック『ことりっぷ』のコミュニティアプリ。
WEBマガジンの「クリップ機能」に追加して、「フォロー機能」で気になるユーザーをフォローしたり、旅先で使える「現在地検索」で旅先の今が分かったりと自分だけの旅が見つかる。

旬な厳選スポット情報を配信
書籍には掲載していない最新のカフェ情報、新スポット情報をいち早く厳選してお届け!アプリならガイドブックの情報が無料。ことりっぷ国内版に収録されている約10,000件のスポット情報を無料で閲覧可能

クリップ機能
お気に入りのスポット情報をクリップして自分だけの「行きたい」リストを作れる

写真投稿機能
旅先のとっておきの瞬間や、お気に入りのスポットをアップすることができる

フォロー機能
気に入った写真を投稿している人をフォローすることができる

スポット検索
機能ことりっぷ国内版のスポットや記事や投稿のお店などを現在地や詳細エリア、ジャンル指定で検索できる
 
他にもことりっぷの電子書籍アプリ、旅先で撮った写真をことりっぷ柄のフォトブックで思い出整理、ことりっぷ編集が厳選した宿をことりっぷオリジナルプランで泊まれる「ことりっぷな宿」等々、あなたの旅をもっと便利に出来るサービスあり。

○○Walker

この段落の要望KADOKAWAが発行している都市情報雑誌
旅行用ではなく住民用なのでエリア限定の販売

KADOKAWAが発行している都市情報雑誌

1990年に東京ウォーカーが創刊
1994年に姉妹誌として関西ウォーカー
毎月発売。 関西のみ隔週。北海道のみ季刊誌。
エリア毎にあり。
500円前後。
 
旅行用というよりは住んでいる人用。販売もその同等のエリアでしか行われない
表紙は、旬の女性タレント(男性タレントの場合もあり)を起用。
 
6エリアあり
北海道ウォーカー、東京ウォーカー、横浜ウォーカー、東海ウォーカー、関西ウォーカー、福岡ウォーカー

たびまる

この段落の要望まっぷる、ことりっぷ同様に昭文社が運営、国内30エリアあり。

これまた地図会社の昭文社が発行
2003年創刊

今度の旅はまるごと楽しい!
総合30件 国内のみ
累計発行部数 770万部  2015/6地点
 
2015/7にリニュアールして30エリア一斉発売しました。
無料旅行アプリ「まっぷるリンク」も使用可能に。

▼リニューアル
今回の改訂ではどこにどんな観光スポットがあり、注目のショッピングやグルメは何なのかが、より見やすくわかりやすいデザインに全面リニューアル。また表紙・裏表紙はともに観音開きになっているため、しおりとしても活用でき、次に行く場所やちょっと気になったページを気軽に残しておける。さらに『たびまる』の案内役として活躍してきた「まる子」に新たな仲間豆柴犬の「まめ太」が加わり、誌面をかわいらしく盛り上げる。読んでいるだけで旅への期待感が高まりワクワクするガイドブックになっている。
新しい『たびまる』シリーズでは、地図のデザインも一新。旅行ガイドブックを数多く出版してきた当社がこだわる、見やすい地図表現で旅をサポート。

『たびまる』シリーズは、初めての旅でもスムーズに、そのエリアを最大限に楽しめるよう、旅のプランニングから現地での遊び方まで詳しく紹介したガイドブック。コンパクトサイズでありながら「あれも見たい、これも食べたい、体験したい」というよくばりな旅を応援するため、最新の観光情報をたっぷり収録されている。
 
旅行するエリアがどんなところなのか、初めての旅でも大まかなイメージがつかめるように、巻頭の特集でグルメや人気観光スポット、ショッピングスポットなどの情報をランキング形式でわかりやすく紹介。旅行のプランニングに役立つモデルコースも、複数パターン提案。交通手段や標準的なタイムテーブル、各スポット間の移動時間などの情報も詳しく掲載。交通手段や宿の手配の仕方、旅の情報を収集するのに便利なサイトなど、旅のプランニングの基本を解説するページも設けられています。
 誌面には『たびまる』の案内役「まる子」と豆柴犬の「まめ太」が登場し、旅のテンションが上がるかわいいデザインです。

本誌の情報をスマホやタブレットに入れて持ち歩ける、読者限定の無料アプリ「まっぷるリンク」。まっぷると同様の扱い、5%引きも適用。

今取り上げた観光情報雑誌はどこの本屋にいっても大体並んでいるでしょう。一般ユーザーにも馴染みが深い部分なので、他の分野に比べて存在を知っているものも多かったと思います。自分のタイプにあった観光雑誌を選んで、より賢く魅力的に旅行を楽しんでください。


国内旅行市場における旅行業界全体の分析はこちらの集約版記事で。1番見られている記事です。