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TOEIC 資格勉強方法

TOEIC600点取得のための勉強法・参考書まとめ!600点のレベルも解説!

投稿日:2020年5月26日 更新日:

これまでTOEICを本気で受けたことはないけど急にTOEICの点数が必要になったという方は、まず600点を目指す人は多いです!初心者が目指すTOEIC点数の指標として、実際にTOEIC600点は良いマイルストーンだと思います。

TOEIC600点をより効率的に達成するための勉強法や参考書をまとめました。

僕自身が800点まで上げた勉強方法の全てはこちらの記事はご覧ください。

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TOEIC600点のレベルを解説

まず気になるのが目標とするTOEIC600点のレベル感ですよね。

TOEICの平均点は約590点なので、600点あれば平均よりも良い方となります。また大学別の平均点数の観点でも、国公立大学・有名私大でも平均点は600点代が多く(英米学科や外国語大学は700以上が多い)、TOEIC600点あれば大学受験でも十分通用する英語力です。つまり英語の最低限の知識はバッチリな状態です。

TOEIC600点状態のTOEIC試験出来栄えの大凡は、リーディングにおいて長文内で一部読み解けないところがあるが大枠読める&文法Partは分からない問題が結構ある状態です。基本的にリーディングの時間は足りず全部解ききれず終わるのが普通です。リスニングは分かる単語を拾って繋げるスタンスだが割と回答はできます。

英会話の実践では、個人差はあれど平均的にはある程度使えます。海外旅行先でも安心して必要最低限のコミュニケーションはできるでしょう。主張を伝えることができる、単語で聞き取りはできるといったレベル感になり、ビジネス英語などは皆無に近いです。

最後に履歴書に関して、TOEIC600点は履歴書に書くメリットはあります。外資や商社など英語を使う大企業では書かない方が良い。最低730点はないと記載したらむしろマイナスです。普通の中小企業なのではTOEIC600点以上あれば最低限の英語はできることは保証されているなと高評価に判断してくれるでしょう。めっちゃ事前評価がプラスになる訳でないですが価値はあります。

TOEIC600点取得の難易度

TOEIC600点の難易度を他資格試験と比較して紹介します。英語が中学レベルな状態から考えると、簿記2級と同じくらいの難易度です。大学受験などである程度勉強している人からすると、簿記2級よりはTOEIC600点の方が容易です。

英検では英検2級くらいのレベルです。

TOEIC600点取得するための勉強時間

現状がTOEIC300点未満などほぼ英語知識がない状態からだと、

600点取得の勉強時間 : 約800~950時間

が目安です。英語がどんなに苦手でも900時間ほどしっかり勉強すれば600点は取得できます。英語苦手な方や初心者でも、TOEIC600点は本当に取得可能です。

既に今400点ほどの点数を取得できるなら約350~500時間でokです。1ヶ月に80時間の勉強時間を確保できるとすると、半年ほどでTOEIC600点を取得可能です。

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TOEIC600点取得のための心構え

本質的な英語力を伸ばしていくことがもちろん重要ですが、限られた時間の中でTOEIC600点を効率的に確実に取るためには前提となるスタンスも大切です。600点の次を目指す時はまた異なるスタンスが必要ですが、今回は600点達成に向けた心構えをまとめます。

4割は落としてよいことを認識する

捨てる問題の見極めは非常に大切です。4割は分からない問題で良いので引きずらずに潔く次の問題に移りましょう。

文法問題ではなく、長文読解で点数を稼ぐ

文法問題は問題ごとのレベルの差が激しい。解ける内容は最低限の基本だけで解ける、一方で難問は一気に難しくなるので、それ用の特別な対策よりは長文問題慣れする方が良い。基礎となる文法だけ見直しましょう。

リーディング75分集中する集中力をつける

800点近い人でも最後まで解けきれないこともあるくらいタイトな設定です。MAX集中力で75分進みスピードを緩める余裕はありません。

TOEIC頻出の単語抑える

現状400点前後の人で文法ルールは把握しているのにリスニングも長文も頭がついていかなくなるのは単語の問題が多いです。

英語の正しい発音を覚えること

知っている単語でもなぜか聞き取れないのは、発音を知らないからです。スペルと発音は別物です。

リスニングは単語の結びつきだけを聞き取れれば十分。

600点が目標ならTOEIC問題を完璧にディクテーションできるレベルまで達する必要はありません。

TOEIC600点取得のための勉強法

TOEIC600点を取得するための重要な勉強法は大きく分けると4つに分かれます。

①英語力基礎固め(450点未満の方中心)

②Part別問題傾向・解き方のコツを知る

③TOEIC形式問題集・実践問題集

④時間配分戦略

勉強法のなかで参考書選びは非常に重要です。今回TOEIC600点を目標とした勉強法に特化して紹介していきます!良い参考書でもレベル感が異なる参考書や問題集を選んでしまうととても非効率。簡単すぎて600点のスキルに到達しない内容は意味ないし、難しすぎて差分が大きすぎると習得した知識となりません。

例えば、800点以上狙う方には英単語帳の『DUO』をおすすめすることが多いですが、600点が目標の方はDUOまで行う必要はなく、おすすめ参考書内容も変わってきます。

TOEIC600点目標の勉強法①:英語力基礎固め

大学受験の英語学習をある程度しているか、TOEIC400点以上ある方は勉強法②へ進んで大丈夫です。英語の基礎固めとなり、英会話にも活きるので時間に余裕があればやるに越したことはありません。英語の基礎固めとして、この4点さえ身に付ければTOEIC専用の勉強に入っていきましょう。

ⅰ.TOEIC頻出単語集1冊
ⅱ.英文法の基本の見直し
ⅲ.長文内にある英構文の見抜き方を知る
ⅳ.英語の発音ルールと音を知る
+TOEICリスニング形式の文章を聞き続け

最初の英語基礎学習は、どの参考書を用いて学んでいくかがとても大切なので、これらの英語基礎学習の解説を参考書紹介とともに進めていきます。ⅴ.の教材は専用に用意する必要はなく勉強法③で一度用いた問題集などを反復しながら聞き続けることが良いです。

英語力基礎固めのおすすめ参考書

TOEIC対策の前の英語力基礎固めにおいておすすめな参考書/問題集を紹介します。

ⅰ.TOEIC頻出単語集1冊

TOEICで使用される単語は驚くほど共通しています。いわゆる頻出単語をおさえておけば、TOIEC問題のなかで知っている英単語比率がかなり増します。リスニング/リーディングも英単語を知っているだけで解ける問題も少なくはないです。何よりも単語が理由で読解がストップすることは少なくなります。

出る単特急シリーズ』にまとめられている単語は本当にTOEIC頻出度が相当高くかなり良書です。単語帳を1冊以上行う必要はありません。

ⅱ.英文法の基本の見直し

TOEICのPart530問は全て英文法問題であることに加え、長文問題内の設問でも文法問題は問われます。しかも最低限の知識だけで解けるサービス問題も多いです。あと何より最低限の文法知識がないと、リスニングもリーディングも文章を理解できず、基礎英文法を知らないとTOEIC解答テクだけではやり抜けません。英文法の参考書は圧倒的に『1億人の英文法』がおすすめです。

文法ルールをロジックだけでなく、しっかりイメージで理解させてくれるので英会話の際の土台としてもとても役立ちます。TOEICに特化した本ではないですが、大学受験でも愛用される英文法参考書のベストセラーです。

ⅲ.長文内にある英構文の見抜き方を知る

構文の集まりで英語の長文ができているといっても過言ではありません。その文章はどういった英語の構文で構成されているのかを瞬時に把握することが英語の長文読解です。慣れてくると構文という意識もなく自然と頭の中で構文ごとに要素分解されるはずです。速読練習用の参考書のなかで、各英文にどういった構文が使われているのか解説が充実した参考書がおすすめです。

ⅳ.英語の発音ルールと音を知る

TOEICのリスニングが壊滅的にできない方の理由はほぼ同じです。スペルでは知っている英単語さえも、音を知らないことです。すなわち英語の1つ1つの正しい発音をしっかり把握することで、聞き取れる単語量が大幅に変わります。基礎となる英文法を身につけるように、英語の音も知る必要があります。『英語耳』は英語の発音を構成する全ての音に関する発音方法・口の動かし方まで解説されている超有名本で、僕も学習当初愛読していました。

TOEIC600点目標の勉強法②:Part別問題傾向・解き方のコツを知る

TOEICは独特の問題傾向を持っています。問題傾向自体は毎回のテストで変わらないので一度マスターすれば大丈夫です。

TOEICは純粋な英語力だけで真正面から解こうとするとなかなか複雑な問題が多いです。故に相当な英語力を持っている人でない限り、TOEIC問題の解き方をしっかり事前に把握しておく必要があります。真正面からやっていたら確実に時間足りません。

本質的ではありませんが、TOEICの問題傾向を把握し、各問題の解き方を知るだけで今500点の人は600点になる可能性も十分あります。設問ごとに答えがどこに隠されているのか傾向パターンだけで分かる問題もちょいちょいあり。

何よりTOEICの問題パターンを知っていると、その後の勉強のインプットの質があがります。どういった問題を解ければ良いのかイメージできることは日々の学習で非常に大切です。

PArt1~7それぞれの特徴はこちらの記事で詳細解説をしています。

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TOEIC600点目標の勉強法③:TOEIC対策のおすすめ参考書

Part別問題傾向・解き方のコツを知るには、『究極のゼミシリーズ』が圧倒的におすすめです。究極のゼミシリーズは問題パターン/解き方のコツが体系的に解説されたTOEIC参考書で欠かせない1冊です。解説も充実しており、英語初心者向けに丁寧な説明がされています。

しっかりと設問タイプ別に紹介されており、各問題タイプの特徴と解き方を体系的にしっかり解説してくれています。講義受講のように解き方解説が進んでいくので勉強嫌いな人でも手に取りやすいでしょう。

「Part1~2」「Part3~4」「Part5~6」「Part7」とPart別に4冊に分かれています。4冊分となると出費はやや嵩みますが、効率的にTOEIC600点を取得するためには値段以上の価値はだいぶ高い参考書です。設問別に問題も収容されています。

『究極のゼミシリーズ』以外で、リスニングだと『(MP3音声 無料DLつき)TOEIC(R)テスト リスニング プラチナ講義』はおすすめです。TOEICリスニング解き方と発音方法などの基礎の両方を備えた参考書です。

もう1つ風変わりな参考書としては『マンガで攻略! はじめてのTOEIC®テスト 全パート対策』を挙げます。めちゃめちゃ勉強嫌いで勉強開始に抵抗感がある方には、オススメの本です。解き方説明の解説詳細度は究極のゼミなどより少ないですが、マンガ形式でTOEICの特徴/全体像がしっかりつかめるので、導入編としておすすめです。

TOEIC600点目標の勉強法④:TOEIC特化の問題集

TOEICの解き方をある程度体系的に理解できれば、TOEIC形式の問題をとにかく解いていきましょう。体系的な理解だけでは身につかないので、とにかく実際のTOEIC問題形式の問題を解きながら慣れていきましょう。

1駅1題 新TOEIC TEST文法特急

通勤中の電車内でも学習しやすい手持ちサイズの「1駅1題」シリーズのなかの、もっとも基礎となる文法問題集です。約100問ちかく収容されており、問題内容のクオリティが抜群です。600点を目指すためのTOEIC文法問題はこれで十分です。

TOEIC® L&Rテスト 正攻法で攻めるパート7読解問題

TOEIC Part7形式にこだわった問題集の中でもっとも解説が充実しています。この問題集をやり込みスピードを上げる練習とともに、読み解けない英語構文を少なくしていきましょう。英文ごとにかなり細かい解説があります。

TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リスニング(CD-ROM1枚つき)

TOEICリスニング形式に特化した問題集は多くはないですが、これはおすすめです。本番の再現性が高く、解説も充実しているので、試験本番まで何度も聞いて耳を鳴らすための教材にもぴったりです。CDもついています。

実践問題集は実際に行いましょう。実際のTOIEC200問が3セット分入っている、公式が発行している問題集です。他のはやや難易度高めなので、600点が目標の場合は公式実践問題集がおすすめです。

TOEIC600点目標の勉強法⑤:時間配分戦略

TOEICは時間制限がかなり厳しい試験で、時間配分戦略がとにかく重要です。800点近く取得する人でもリーディングが全て解ききれず終わっちゃう人もいるほどです。

文法問題も長文問題も、1問にかけてよい時間のルールを決めておき、分からなければすぐに捨てて頭を切り替えましょう。特に600点を狙う場合は、長文問題はしっかり読めば分かる問題も多いのに間に合わず点が取りきれないので、できる限り長文に時間を使うようにしましょう。文法はなかなか難易度高いので思い切って捨ててよい問題も多いです。それよりも全く目を通さずに一気に数問落としてしまう長文がある機会損失の方が大きいです。

リーディングPart別に使う時間のおすすめは下記です。

▼リスニングPart別の問題数と時間配分
合計:45分間
Part1 6問 約3分間
Part2 25問 約9分間
Part3 39問 約17分間
Part4 30問 約16分間

リスニングも実は時間配分、各Part読み上げ時の時間の使い方が非常に大切です。Part2までのDirection読み上げ時や無音の時間にPart3の設問を先に読んでおくことが重要です。TOEIC時間配分戦略の詳細はこちらの記事です。

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TOEIC600点目標勉強法(補足):おすすめアプリ

TOEIC学習初心者におすすめなのは『スタディサプリENGLISH TOEIC®L&Rテスト対策』です。TOEICこのアプリで、ここで述べた勉強法を網羅して進めることができます。実践問題のみは別途自分で進めて強化した方が良いですが。

自らを鼓舞して自分でペースを作って勉強しにくいタイプの方には、講義式の方が無理やりでも勉強をする理由にもなり、学習着手しやすくおすすめです。

月額2980円はアプリとしては高いですが、めちゃめちゃお得だと思います。講義式の内容的には本来10倍以上の価格でもおかしくないレベルです。特にTOEIC初心者向けに解説も分かりやすいです。練習問題やディクテーション用の練習などもあります。


スタディサプリ ENGLISH TOEIC対策コース

その他のTOEICのおすすめアプリ詳細はこちらでまとめています。

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現状の英語レベルがどんな状態であれ、TOEIC600点は確実に取れます。英語が苦手だから、センスがないから取れないということは絶対にないです。TOEIC600点を取得するための正しい勉強法を把握して、効率良くより早く英語力を高めていきましょう。

800点まで上げた勉強方法はこちらの記事で。Part別の問題傾向も解説していますので、600点が目標の人もみてみてください。

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藤谷亮太(ふじっこ)

藤谷亮太(ふじっこ)

大手旅行代理店でWebマーケの子会社設立→旅行系ITスタートアップのマーケティング責任者。日本一周/世界一周/旅本自費出版など旅行を軸に活動。熱狂者を紹介していくYoutube『フジトーク』も運営中。Webと旅行が好きな28歳。

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