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ふじっこブログ

日本一周・世界一周経験有の旅行会社社員のブログ

【徹底解説】誰でも分かる旅行業界の全体像まとめ(2016年/国内旅行編)

観光産業ビジネス関連

はじめに 

前提として旅行業とは、「旅行者の依頼により運輸手段・宿泊施設の予約・手配、及びパッケージツアーにおいては旅程管理をすること」であるのでJTBなど一般的な旅行会社の取組みをさします。

旅行会社の分析が中心とはなりますが、航空会社・鉄道・宿泊施設など素材提供側、現地ツアーなどコンテンツ販売会社なども含め、観光業界全体の記述を行っていきます

ゆえに厳密に言うと、旅行業界のみではなく観光業界全体像の徹底解説です。一般的に旅行業とまとめて言われることが多いので広義の観光業界の意味を含む旅行業界として解説を進めていきます。

各項目における、主要会社の各社特徴や近年の業績・動向の分析を記した記事も全項目に用意しております。それぞれの分野ごとにリンクを貼っておりますので、興味ある分野に関しては詳細記事も参照ください。 

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マクロ観点でみる旅行業分析 

まずは何事もマクロ観点が必要。各分野に従事している人も今自分はどの位置にいるのか俯瞰的に把握することで、やりがいや効率性も変わってくると思っています。需要側と供給側に分けて旅行業界のマクロ分析をしていきます。

マクロ観点(需要)に関して旅行者の行動・規模などを数値ベースで分析。

日本人の国内旅行の延べ旅行者数は5億9,522万人回(前年比5.7%減)(2014年)であり、その内、宿泊旅行の延べ旅行者数が2億9,734万人(前年比7.2%減)となっています。

近年、国内旅行人数は減少傾向にあり。上記数字は一人の人が年に5回旅行すると5人分とカウントされるので総人口を超えることになります。
人口減少に伴い、日本人の国内旅行消費額も減少傾向にあります。
2013 年の国内における観光消費(内部観光消費)は23.6 兆円であり内訳は下記。

 日本人国内宿泊旅行     15.8兆円
 日本人国内日帰り旅行  4.8兆円
 日本人海外旅行(国内分) 1.4兆円
 訪日外国人旅行等         1.7兆円
  (+海外旅行(海外消費分)3.2兆円)

2013年生産波及効果 48.8兆円となっており399万人の雇用誘発効果があると推計されています(訪日・海外旅行分含む)。ここの数字はより詳細に落とし込む必要がありますが簡単に言うと対名目GDP5.2%。旅行業界が日本経済に与えている影響は非常に大きいのです。

支出のタイミング別で見てみるとこんな感じ。
 旅行前支出 3,3兆円      (→「土産代・買物代」が7割)
 旅行後支出 1900億円   (→ 写真の現像などが含まれる)
 旅行中支出 18.4兆円
 旅行会社収入  0.5兆円
 交通費     7.8兆円
 宿泊費     3.3兆円
 別荘の帰属家賃 0.4兆円 
 飲食費     2.3兆円
 土産代・買物代 2.9兆円
 入場料・娯楽費 1.2兆円

    ※旅行会社収入は取扱高ではなく旅行会社に残る利益ベースの換算のはず。それぞれの意味合いなど詳しくは3.旅行会社項目で。

旅行者のタイプ別にみると、家族・カップル旅行が約6割を占めます。
目的地までの移動手段は自家用車33%、列車28%、レンタカー11%、飛行機6%となっていますが、日帰り旅行を含むデータなので車の割合がかなり高く出ています。鉄道と飛行機の割合は各社の公開データから紐解いてもこんな割合なので正しいデータでしょう。

あと、団体旅行と個人旅行の割合は、団体:個人= 22.7% : 75.2%です。
さらに予約方法の内訳は、
 旅行会社を利用 29.4%
 ネット専用旅行予約サイト 24.5%
 宿泊施設へ直接予約 36.5%

県別宿泊人泊数は東京が1番多く10%ほどを占めます。出張者も含まれていますので大きいな要因となっています。

北海道、大阪が5%強で2、3位。続いて、静岡、千葉、神奈川の関東圏。7位沖縄、8位長野、9位愛知、10位が九州。次が京都、兵庫。19位の広島以外の中四国は低いです。東北エリアは宮城、福島などが高め。人泊数なので滞在期間の長さも数値に影響を与えます。 ※北海道は道民による宿泊が多いことも考慮必要。

マクロ観点最後にオンライン率について。インターネットの影響はどの業界でも無視することはできませんが、旅行業界も大きく変化していっています。

2014年地点で、日本のオンライン旅行市場規模は2兆9千億円(3年前比23%増)

オンライン販売比率は33%となります (2014年データ)
 ※宿泊施設・輸送の全体販売額の中のデータ。宿泊施設・輸送手段の合計販売額は9兆円弱です。

2.9兆円のうち旅行会社全体のオンライン販売額は1兆5699億円となっています。残りはJALやJRなどの輸送会社が自社のWebページで直接販売しているもの。

 ・TTA(既存リアル旅行会社)のオンライン販売強化
 ・ダイナミック・パッケージ販売が増加
 ・海外OTAサイトの影響
   主に上記の3つの影響でオンライン率が増加していると推測されます。

ちなみに、この旅行オンライン予約のうちのモバイル率は38.9%です。
国内すべてのEC取引のモバイル利用の割合は46.8%なので旅行分野は他業界よりも少しモバイル率が低めとなっています。旅行はかなり単価が高いので、スマホで予約を済ませることに不安を覚えることは当たり前なのでモバイル率が下がるのは自然だとは思っています。

 

 ▼マクロデータの参照元

旅行人数・宿泊人泊数の推移・経済波及効果は観光庁・JATA(一般社団法人 日本旅行業協会)の発表資料のデータにより作成。消費額の内訳はTSA表を参照。
※TSA:Tourism Satellite Account(旅行・観光サテライト勘定) 

規模別旅行者人数・旅行消費額などの詳細情報はこちらの記事を参照ください。

マクロ観点(供給)に関して業者数・資格などの従事者の視点、及び国家の方針について分析。 

まず旅行会社が販売する旅行の種類は次の3つに分かれます。逆に3つにしか分かれません。この3つのうち扱う種類によって、旅行会社が必要となる資格も変わります。

  • 募集型企画旅行

旅行会社が、あらかじめ旅行計画を作成し、参加者を募集して実施する旅行。いわゆる一般的なパッケージツアーは全て募集型企画旅行です。募集型企画旅行を企画した旅行会社には、旅行中の事故などに対して補償金がでる「特別補償」と、旅行がパンフレットどおりに催行されないときに変更補償金が出る「旅程保証」が義務付けられています。

  • 受注型企画旅行

旅行者の依頼に基づいて旅行会社が旅行計画を作成する旅行。旅行者の依頼が先。修学旅行とかは受注型となります。旅行代金には企画料金が含まれます。募集型と同様、特別補償、旅程保証の対象。

  • 手配旅行

旅行者の依頼で飛行機やホテルなどの手配だけを代行する旅行。つまり旅行会社は消費者の委任を受けて代理で取り次ぎ行為を行うだけ。特別補償、旅程保証などの責任もなし。


主要旅行会社の種類別の取扱高。(2013年・国内旅行のみ)

 

2013

2012

募集型企画旅行

49.0%

52.5%

受注型企画旅行

18.6%

17.5%

手配旅行

32.4%

30.0%

受注型企画旅行の割合が徐々に増加しています。

法律的に旅行会社は次の種類に分かれます。JTBや日本旅行など誰もが知っているような大手旅行会社はすべて第1種です。

▼第1種旅行業者 会社数のシェア7%

 海外・国内のパッケージツアーの企画実施など全て実施可能。
  観光庁長官登録(726社) ※1社平均従業員数13.0人

▼第2種旅行業者 27%

 主に国内のパッケージツアーの企画実施。
 海外の「募集型企画旅行」だけは実施できない。
  都道府県知事登録(2799社) ※1社平均従業員数4.6人

▼第3種旅行業者 57%

 主に航空機等のチケットの手配や他社の旅行商品の販売。
 国内・海外問わず「募集型企画旅行」はできない。
  都道府県知事登録(5749社) ※1社平均従業員数4.6人

▼旅行業者代理業 9%
 上記旅行業者が委託する範囲の旅行業務を行うことができる

旅行会社約1万社のうち、海外旅行ツアーが可能な第1種は1割未満です。 

全体としても、旅行会社数・従業員数ともに減少傾向にあります。2008年以降旅行業者数は毎年減少傾向にあり。インターネットの普及でツアー利用ではなく個別手配が容易にできるようになり、旅行代理店を経由せずに旅行に行く人が増えている現れですね…

ここからは数値的な話からは少し離れ、供給側の視点ということで、旅行業界で必要な、役に立つ資格も記載しておきます。

◎旅行業務取扱管理者(総合/国内)

国家試験。旅行業務取扱管理者(国内/総合)は法律上、旅行会社に必要な資格であり最重要。資格保持者には給与アップさせている旅行会社が一般的なほど必須な資格です。国内/総合ともに僕も取得しています。 

○旅程管理主任者資格

添乗員になるための旅程管理主任者資格は旅行業従事者のみ受講資格あり、合格率は非常に高い。ツアー参加の添乗員のうち一人はこの資格を持っていないとダメなので添乗員ツアーがある会社では絶対に優遇されます。逆に言うと他の同行添乗員が持っていれば、自分は持っていなくても添乗はできます。
 

○AXESS実用検定試験

AXESS(アクセス)とは、旅行・航空業界のコンピュータによる予約システム(CRS)のこと。この操作の実用試験。

○旅行地理検定

○通訳案内士試験

○世界遺産検定

これら3つは観光情報にまつわる資格となる。通訳案内士は訪日外国人に向けてである、これは取得もなかなか難しい。

マクロ観点の最後に、観光業に関する国家の方針を軽く記述します。

観光庁と、観光庁管轄にある日本政府観光局(JNTO)が中心となり、日本が観光立国となるべく活動しています。

5年ベースで策定される「観光立国推進基本計画」に沿い動いています。現状は2012年3月30日に閣議決定されたもので、2007年6月29日に閣議決定された最初の計画が5年の経過期間を経て改訂されたもの。

観光立国推進基本計画で掲げられる7項目をまとめると、こんな感じ。これが今の日本国の観光分野における公式な目標数値。頭に入れておいても悪くはない。

1.国内における旅行消費額
  2016年までに30 兆円にする。 【平成21年実績:25.5 兆円】

2.訪日外国人旅行者数
  2020年初めまでに2,500万人とすることを念頭に、2016年 までに1,800万人にする。【平成22年実績:861 万人】

3.訪日外国人旅行者の満足度
  2016年までに訪日外国人消費動向調査で、「大変満足」と回答する割合を45%、「必ず再訪したい」と回答する割合 を60%とすることを目指す【平成23年実績:「大変満足」の回答割合43.6%、「必ず再訪したい」回答割合:58.4%

4.国際会議の開催件数
  我が国における国際会議の開催件数を2016年までに5割以上増やすことを 目標とし、アジアにおける最大の開催国を目指す。【平成22年実績:国際会議の開催件数741件】

5.日本人の海外旅行者数
  2016年までに2,000万人にする。【平成22年実績:1,664万人】

6.日本人の国内観光旅行による1人当たりの宿泊数
  2016年までに年間2.5泊とする。【平成22年実績:2.12泊】

7.観光地域の旅行者満足度 - 観光地域の旅行者の総合満足度について、「大変 満足」と回答する割合及び再来訪意向について「大変そう思う」と回答する割合を2016年までにいずれも25%程度にする。  【実績値なし】

マクロ観点(供給)に関しての詳細情報はこちらの記事を参照ください。

旅行会社分析 

通常旅行会社(TTA)とネット専門旅行会社(OTA)に分けて記述を行っていきます。
まずはそれぞれの意味。

TTA(Traditional Travel Agent)
JTBなどの店舗を持った形態で旅行業を行っている既存旅行会社。 ※現在、店舗を持っていなくても元々店舗販売をメインに始めた旅行会社はTTAに含むこともある。

OTA(Online Travel Agent)
インターネット上だけで取引を行う旅行会社のこと。楽天やじゃらんなどが有名。
  ※法的に定められるような明確な基準はない

まず全体像としては、主要な旅行会社で4.4兆円の売上(2015年度)です。
 ※主要会社とはTTA30社ほどにOTAで楽天のみを含んだもの。大きなところでいうとじゃらんだけ含まれていません。

これは取扱高です。すなわち航空会社や宿泊施設に支払われるお金もこの中に当然入っているので、実際に旅行会社に残るお金は10%ほどです。すなわち原価90%ほど。この残りの10%から広告費や人件費など出していくので大変です。代理店業なので仕方ない。

▼主要旅行会社の2016年3月度の売上区分 出典:観光庁

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国内旅行のなかでも旅行会社の花形商品となる募集型企画旅行(パッケージツアー)の取扱高の推移。
人数は減っていますが取扱高は増加しています。

この数値は1回の旅行あたりの宿泊数が伸びて、単価が上昇したと考えられます。円安の影響で海外旅行が減少するとともに、海外旅行の代替として国内旅行に行く機会が増えたことが起因して国内旅行宿泊数が伸びていっています。 

通常旅行会社の分析

まず、下記セグメントに分かれる会社が多いです。

国内旅行個人・国内旅行団体(法人含む)
海外旅行個人・海外旅行団体(法人含む)
訪日観光
 いずれかのみに特化した会社もあります。
 各会社が鉄道・航空会社と契約。
 インターネットとリアル店舗の両立が大半。
阪急交通社のように他業種大手会社の旅行部門として存在する会社も多いです。
その他、BTMやMICEに特化している会社も多いです。

▼BTM(Business Travel Management)
企業の業務のなかの、特に出張手配とその周辺業務において最適なソリューション(課題解決策)を提供するものです。航空券等の手配から精算、経費や旅費規程の管理、購買プロセス等を一元管理。

▼MICE
企業等の会議(Meeting)、企業等の行う報奨・研修旅行(インセンティブ旅行)(Incentive Travel)、国際機関・団体、学会等が行う国際会議(Convention)、展示会・見本市、イベント(Exhibition/Event)の頭文字のことであり、多くの集客交流が見込まれるビジネスイベント の総称。国内旅行よりは訪日がメインとなる。

旅行会社約1万社の中でTOPの規模を誇るのはもちろんJTBグループ
グループ会社156、社員26000名、売上高1兆3437億円(2015年度)というどんでもない規模です。営業利益は161億円で利益率は1.2%となり、この数値が旅行会社のベースとなっています。観光業界の中でも旅行会社は特に利益率が低い。その分自社で何も有形資産を持たずリスクも回避している。

2006年より地域や専門領域ごとに分社化する新グループ経営体制となっており、部署別に会社が分かれています。国内と海外旅行の売上シェアはほぼ同等です。個人旅行の方が法人より1.8倍ほど高くBtoCがメイン事業。

第2位の売上高を誇るのはHIS。大手旅行会社の中でもダントツで利益率が高く、収益好調、5年連続過去最高更新しています。
収益のうち75%が海外旅行で、海外拠点も200以上ありアウトバウンドに強い。特にハワイ注力。テーマパーク事業など多角的に扱うことが特徴的です。

続いて、KNT-CTホールディングス。聞きなれない名前の会社ですが、近畿ツーリズムとクラブツーリストが合併した会社です。近ツーはメイト・ホリデーのブランド販売を続け、CTは趣味やバリアフリーなど、テーマのある独創的な商品企画力を推しにしています。
KNT-CTと同規模が日本旅行です。古くからJRとの結びつきが強くJR商品が豊富です。
国内旅行の方が海外旅行の2倍ほどでメイン。JR駅構内にも支店が多くあり誰もが名前を知っている国内旅行の老舗店ですね。

総合旅行会社と異なり、一つの地域に特化した会社も大手の中でもあります。例えば、沖縄ツーリストは名前の通り沖縄の企業で、沖縄県発着を中心に個人旅行を取り扱っています。添乗員付ツアーもあり。台湾への海外旅行、及びアジア諸国を中心とした訪日観光も注力し幅広いです。最大の特徴は北海道含めOTSレンタカーというレンタカー会社を持っていることです。沖縄・北海道ではメジャーなレンタカーとなっており業績も好調です。

総じて言えることは、ほとんどの大手旅行会社が今狙っている行動は、
 自社ブランドのツアーのブランディング力向上。
 インターネット販売強化していて、オンライン比率を伸ばしたい。
 ターゲットを明確にした商品作り。 
  あとは訪日事業参入。

今後パッケージツアーの利用者数減を見込んで、ホテル単体の販売サービスを始めている会社もちらほら出てきている。

各主要会社約30社の詳細分析はこちらを参照ください。

OTA(ネット専門)の解説 

宿泊施設や運輸におけるOTA取扱高推計値 約1兆1000億円(2013年度)

  • OTA比率 約40%
          (1兆1000億円÷オンライン販売額2兆9000億円)
  • 鉄道(新幹線) 6%  OTAシェア最小
  • 宿泊施設    75% OTAシェア最大

楽天トラベルも筆頭にホテル販売サイトは非常に多く、さらにホテルは1社1社が大きい分けではないので自社でサイト販売に注力する体力もなく、ほとんどがOTAなどは介した予約となっているのが現状です。一方、鉄道はたしかに直接JRで購入することが多いですよね。

2013年度 OTA総販売額 1兆5,699億
2011年度 OTA総販売額 9,895億円

※上記数値は宿泊施設と運輸のみの取扱高だが、この数値は現地アクティビティなども含む。2011年度から2013年度で約5割以上増加しています。すごい伸びです。

OTAはダイナミックパッケージツアー(DP)に注力しているところも多いです。
まずは、OTAの2大勢力である楽天トラベルです。
2014年度末 楽天トラベル
予約流通額 6380億円 売上収益 372億円 営業利益 155億円
  (流通額・・予約受付ベースのキャンセル前取扱高・消費税込)

楽天自体の売上高は7000億円 (数値は取扱高ではなく収益ベース)。
日本初のOTA「ホテルの窓口」を買収して楽天トラベルとなり、現在国内登録宿泊施設数NO.1になっています。ANAのダイナミックパッケージツアー強い。

[数値の見方について]ですが、
TTA旅行会社の方は取扱高を売り上げとしているところが多いですが、楽天やじゃらんも含め実際の手数料収益を売上高としているところが多いです。

続いて2大勢力のもう一つ、リクルート社運営のじゃらんです。
2014年度 取扱額は6891億円 売上高 534億円(10.3%増) 
楽天トラベルとほぼ同等の国内No.1OTA。
情報雑誌の販売。じゃらん.netはDPと宿予約がメインです。
リクルート自体の売上高は1兆5886億円です。
旅行先でのアクティビティの予約ができる「遊び・体験予約」サービスを2015年7月に開始しています。

他におさえておくべきは、i.JTB
JTBのWeb販売はすべ株式会社i.JTBが運営している。取扱高1974億円でグループ全体売上の約15%。

るるぶトラベルも株式会社i.JTBが運営で、JTBの売上や利益の中に含まれている。
たまに知らない人いるけど、るるぶも実はJTBの媒体なんです。
るるぶとJTBサイトでホテルとの契約体系は異なり、完全に別サイトではある。

その他、最近伸びてきているのは、2015年にヤフーに買収され、高級旅館のみを紹介する宿泊予約サイト「一休」。Loco Partnersが運営する一流ホテル・旅館に特化した宿泊予約サイト「relux」、スカイゲートから社名を変更したDeNAトラベルなど。

主要OTA11社の詳細分析はこちらを参照ください。  

海外企業OTAの解説 

一度は名前を聞いたことがあるだろうExpediaやBooknng.comなどの欧米発の外資系OTAも本格的に日本への参入を強めてきています。
世界的に訪日ブームになったことで世界的企業の各社が日本に注力してきているのは確かです。
なんといっても1つ1つの会社規模が半端ない。
 

Expediaが取扱額世界一位のOTAです。
収益も時価総額も後述のプライスラインの方が高いが、Expediaは航空券付ツアーが多いため単価高め。
2015年の取扱高は504億ドル、営業収益は57.6億ドル、営業利益が5.2億ドル。
めちゃ少なく見積もって1ドル100円換算でも、取扱高が5兆円超という、、、凄まじい数字。 

 日本語サイトありのグループ企業は以下の4つがあります。

ホテルズドットコム(ホテル予約。本社:ダラス)
トリバゴ (ホテル予約メタサーチ運営。本社デュッセルドルフ)
HomeAway(バケーションレンタル。本社:オースティン)
Venere.com(ホテル予約。本社:ローマ)
 トリバゴは単体で日本でもCMを始め、注目度があがってきていますね。
トリップアドバイザーもかつてはExpediaのグループ企業でしたが独立しました。
 

Expediaと凌ぎを削る2大勢力がPriceline Groupです。
日本人には馴染みのない名前ですが、規模的にもアメリカではすごく有名な企業です。
世界の旅行会社で時価総額No.1、つまり世界で評価されている旅行会社です。
 

2013年データで取扱額392億ドル、営業収益68億ドル、営業利益、24億円。
収益額と時価総額が世界一のOTA。1998年設立のプライスラインドットコム社も傘下となりプライスライングループに6つの企業が所属している形態になっている。 

▼グループ会社

ブッキングドットコム 2005年に参画
カヤック       2013年に参画
アゴダ        2007年に参画
レンタルカーズドットコム 2010年に参画 レンタカー予約。
オープンテーブル   2014年参画 米国中心にレストラン予約
プライスラインドットコム  1998年創設
 →グループ企業中唯一、ウェブサイトは日本語未対応となっている。

中でもBooking.comはプライスライングループ全体収益の67.3%を占め、知名度・規模ともに一番の会社でありサイトです。海外OTAの中で日本語版サイトを初開設(2005年)したのもBooking.com。宿泊施設と利用者の直接契約となります。出張用のサービスを開設し、20%を占めているビジネス旅行分野の強化をすすめています。

続いて、Agodaも日本での存在感を強めていっています。ホテル検索の地図機能が便利で実際に僕もホテル探しに用いています。予約は別のところですることが多いですが。アゴダの決済はBooking.comと異なりアゴダに対しての前払い決済とななります。
 

旅行商品の比較サイトであるKayacも、特に欧米で人気が高く、注目のメタサーチです。 

おそらく知名度では国内No1サイトではないでしょうか?TripAdvisorです。
口コミ・料金比較サイト、及びメタサーチ。旅行系のサイトでアクセス数No.1。
2005年にExpediaから独立し、現在は単体の会社として成立しています。

2015年データで売上高15億ドル、営業収益2.3億円と前述の2グループに比べると規模は落ちているように思えますが、各掲載ホテルによるクリック単価制の収益モデル、すなわち広告業であり手数料が取扱高となるので低くなって当たり前ではあります。2億超の口コミ数の影響力は計り知れません。
 

その他、日本国内で注目すべき海外OTAはskyscannerTRAVELZOO
航空券が主体の旅行商品全般のメタサーチでマネタイズはクリック課金制です。Yahoo Japanと連携強化しており日本市場での存在感は大きくなっていっています。

TRAVELZOOは今までの予約サイトとは異なり、旅行商品販売は行わずにメルマガなどの情報提供のみを行います。実際にスタッフが確認作業を行い、「真の良質な情報を届けること」に注力することで、2800万人の会員数にまで。日本語版のメルマガ登録していますが情報の質の高さ・信頼性はすごいです。

その他海外OTA企業&海外大手旅行会社の詳細記述はこちらを参照ください。  

旅行比較サイト

旅行に行こうとなったときに、最初に出会うのが旅行商品比較サイトだということも多いと思います。
特別好きな特定の旅行会社などがない人は、googleなどの検索エンジンで「沖縄旅行 安い」などと検索する人も多いでしょう。単体の旅行会社やOTAのサイトではなく、複数の会社の商品を掲載した比較サイトがでてきます。そのサイトの中で複数社のツアーの内容比較・料金比較ができるとても便利なサイトです。さらに料金安い順の並び替え機能などもあり、比較サイト内で料金勝負ともなっているので、各旅行会社も自社サイト内のツアーより安い値段で提供していることも多々あります。

急激にというわけではないですが、比較サイトの規模も徐々に大きくなっています。
もちろんパッケージツアーの比較だけでなく、ホテル単体予約・航空券単体予約の比較などもあります。

メジャーどころでいうと、ツアー・ホテル・航空券の比較サイトのトラベルコちゃん。成果報酬型がメインで月間300万UU。訪日用の比較サイトも展開していっておりベンチャー感がかなり強い会社オープンドア(上場済)が運営している。

同じくツアー・ホテル・航空券の比較サイトとして知名度高めなサイトがTravel.jp。「たびねす」というブランド名で全国各地の観光情報発信も行っており、株式会社ベンチャーリパブリックが運営。同社が運営するホテル予約に特化したクチコミ・比較サイト「Hotel.jp」も要チェック。 

その他、Yahoo!トラベルフォートラべルが主要ところです。
Yahoo!トラベルはヤフーとJTBの合弁会社たびゲーターが運営しておりJTB色も入っています。2015年にダイナテック・一休と2社の大手企業の買収を行い、比較サイトのみならず、直販にも力を入れ始めています。 

ツアー・ホテル予約の比較サイトの詳細分析はこちらを参照ください。 

運輸業

宿泊旅行における目的地までの移動手段の二大勢力は鉄道と飛行機となりますが、どちらの方が利用されているのか?
新幹線利用者数は航空利用者の3倍以上おり、消費額は約2倍となっています。
実際の区間として東京〜大阪間でみると飛行機は15%のみ。

さらに航空利用者数は肩下がりにありますが、新幹線利用者数は近年さらに増加しています。北陸や北海道新幹線など新たな開通も影響していると思われます。

運輸業全般の販売状況としては、オンライン上での国内サプライヤー販売分の直販比率は60%です。オンライン比率は航空会社が最大です。

航空会社  オンライン比率46%  1兆244億円
宿泊施設  オンライン比率32%  1兆1816億円
高速バス  オンライン比率39%  2352億円
レンタカー オンライン比率18%  444億円
オンライン上での直販率は新幹線が最大で、宿泊施設が最小。直販意外とは旅行会社パッケージツアーやOTAや比較サイトを利用した販売ということになります。 

航空会社(LCC含む)

日本の航空会社は限られた数しかありません。中でも航空会社の2大勢力はもちろん日本航空(JAL)全日本空輸(ANA)です。加えてLCC会社も国内市場にも大きな影響を与えております。

JALは取扱高でANAに劣るが、会社更生後の経営のスリム化の成果で収益は大幅に勝っています。2015年度実績は売上高1兆3337億円、営業利益2092億円
取扱額はほぼ同等だが、旅客数は国内:国際=8:2で完全に国内メインです。空港サービス・ダイナミックパッケージツアー商品強化中。
株式会社ジャルパックはJALの飛行機を用いたパッケージツアー販売を行い旅行会社として機能しています。売上高などの数値にはジャルカードなどの数値も含まれています。

ANAは、利益率はJALの半分だが取扱高は航空会社No.1旅客数は国内:国際=84:16で収益も国内の方が中心です。バニラは完全子会社で、ピーチなどの筆頭株主も務め、スカイマークも傘下に。他業種含め他企業との連携強いことが特徴的です。

その他2大航空会社に比べると規模は落ちますが、主要な航空会社として挙げられるのは、まずスカイマーク
日本の航空産業の規制緩和によって新規参入できた最初の航空会社です。
CAミニスカート問題からエアバス契約破談など何かと話題が多いですが、2015年、会社厚生をし、ANAの傘下となりました。
その他、九州・沖縄をメインとしたソラシドエアなど各エリアに特化した航空会社も複数あります。

無視できない存在として、ピーチジェットスター春秋航空日本などの国内LCCも市場に大きな影響を与えています。低価格販売に加え、稼働率もそこまで高くなりにくいLCCなので実は採算を取れているところは少ないですが、飛び抜けて好調なのがピーチです。ANAが筆頭株主の日本初のLCCで、関空拠点。

国内LCCのなかで唯一すでに利益が出ている。2013年時点で、売上高 305億円 営業利益 20億円。さらに就航率99.8%でNo.1に。

国内航空会社やLCC運営会社の詳細分析はこちらを参照ください。 

日本の空港について

移動手段とは少しずれる気もしますが、航空に付随して空港に関しての記述もします。
日本の空港は全部で101個。空港の種類は4つに分けられ一般的に用いられる空港は拠点空港といいます。主要4つのみ民間会社管理で、他は国や地方が管理しています。日本は面積あたりの空港数が多く総じて採算を取りづらい状況になっています。

各空港の2014年の旅客数と着陸数
東京2つの次は北海道、福岡、関西の順に旅客数が多いです。
11番以降は熊本、長崎、宮崎、松山、広島、神戸、石垣。
関西は2つの空港に割れていると考えられます。

成田、関西国際のみ国際線利用メインで、国際線旅客の方が多い。中部は国際と国内が同数ほど。他は圧倒的に国内線が多い。伊丹のみ国際線は0。

羽田空港は旅客数がだんとつ日本1位であり、さらに世界4位の空港です。他の多くの空港同様に、1日の発着可能枠は航空会社ごとに決められており、2005年の見直しで大手2社は不利になった。この発着可能枠によって航空会社の業績は大きく左右されます。

主要空港についての運営状況や業績などの詳細についてはこちらを参照。 

 JRを中心とした鉄道業 

新幹線を運営するJRに特化して記述します。JRは奥が深い。
1987年よりエリア別に6つの会社に分かれ、JRが民間化されました。
東日本、東海、西日本は純粋民間で上場済。北海道・四国・九州は特殊会社。会社間の資本関係一切など一切なしなので、他エリアの新幹線を販売した場合など、手数料収益なども発生しています。

6社の中でもっとも売上高が高いのは東日本旅客鉄道株式会社、すなわちJR東日本です。2兆8672億円の売上高に、4878億円の営業利益(2015年)です。旅行者はあまり関係なく、関東地方の在来線収入が主です。

新幹線は東北新幹線(東京駅-新青森駅)、上越新幹線(大宮駅-新潟駅)、北陸新幹線(高崎駅-上越妙高駅)の3つを管轄。「びゅうトラベルサービス」として自社での旅行商品販売にも注力。

一方、JR東海は東海道新幹線が主な収益であり、在来線収益は1割もありません。取扱高は東日本より低いですが6社の中で営業収益はもっとも高いです。東京-大阪間をつなぐ東海道新幹線があるので大きいです。自社でトーキョーブックマークなどの旅行サイトを運営して新幹線パッケージ商品の販売に注力しています。

JR西日本は関西・中国地方エリアの在来線、山陽・北陸新幹線を管轄。関西は私鉄大国であり在来線経営難しい。北陸との相互送客に取り組んでいます。

JR北海道に関しては、2016年に開通した北海道新幹線はまだ財務的負担であり、在来線も競争激しい&過疎で難しい。旅行商品販売は大体、JR東日本と提携しています。

JR九州は九州新幹線に加え、独自の観光列車を多角的に投入しわりと好調。2016年に特殊会社ではない民間会社となった、上場準備中。

JR四国は唯一新幹線の保有無しで高速バスにも力を入れています。 

JR各社についての詳細分析はこちらを参照。

レンタカー市場について

2014年レンタカー市場規模は6,350億円(前年4.1%増)-ユーザー支払金額ベース

2014年の内訳
個人向け需要 2,350 億円 (うち、訪日外国人利用は80億円)
法人向け需要(代車需要を含む) 4,000 億円
市場規模は増加傾向にあり。訪日外国人による個人需要、建設に伴う車両の法人需要ともに増加予想。
沖縄は特にレンタカー市場伸びている。パッケージに含まれることや車両数が増加したという供給側の要因に、リピーター増及びネット予約増という需要面の要因もあり。

レンタカー会社は結構多いですが、保有台数、店舗数で日本一を誇るのがトヨタレンタリース。全国の63のレンタリース運営会社が店舗運営をしています。
その他規模で言うと、日産レンタカーニッポンレンタカーサービスなどが後を追います。

スカイレンタカー(沖縄・九州・北海道)、OTSレンタカーなど地域に特化したレンタカー会社(沖縄・北海道)も目立ってきています。

少し余談になりますが、2014年カーシェアリング市場規模はユーザー支払金額ベースで 154億円(前年45.3%増)となっています。カーシェアリングはレンタカー以上の伸び幅で上昇中。既存の駐車場の空きスペースなどを用いて発展中。

各レンタカー会社の特徴、業績・動向についての詳細分析はこちらを参照。 

宿泊施設 

日本人宿泊者数は微減しているが訪日効果で全体では増加。市場規模も増加中。2014年の市場規模は3.80兆円。上位企業によるシェアは非常に少ない。ビジネスホテルのみオンライン比率が50%越え。

タイプ別のホテル分析 

空室のままで0となることが一番のリスクであり、ホテルはとにかく稼働率が重要。
全体稼働率上昇中で60%だが2010年時よりはまだ低い。シティホテルの稼働率が80%でトップ。月別の稼働率としては8月のみ稼働率70%越え、他は7.10.9月の順に高い。

県別の人泊数をみると、上位10都道府県で過半数の人泊数を占める。
東京・大阪周辺地域、北海道、長野、愛知、福岡、沖縄が高い。

各ホテルの簡単な定義を記しておきます。

シティホテル
都市の繁華街に立地する大型ホテル。いわゆる有名一流ホテルと称するものの多くはこれに入る。料金はビジネスホテルに比べて高めに設定されている。シティホテルは宴会場ありツインルームが多い可能性が高い。 

ビジネスホテル
都市の繁華街に立地する、主に業務出張客の宿泊を想定した比較的小型で低料金のホテル。同一グループチェーン展開多い。ビジネスホテルはシングル多め。宿泊特化型ホテル増えている。レストランなどなくし人件費と光熱費の抑制、共有化&スケールメリットによるコストダウン。 

リゾートホテル
温泉地、ビーチや高原などのリゾート地に立地する宿泊施設。観光客が主要な宿泊客となる。 

旅館
日本ならではの和式の構造・設備のある宿泊施設のこと。日本の文化を感じさせるようなサービスが特徴的で細やかな心遣いをしてくれることも多い。

例えば航空会社だと主要会社と言えばJAL・ANAである、などと決まっているが、ホテルに関しては数が多すぎることも、飛び抜けて市場を牽引しているものはない。
そんな中でも主要的なホテルとしてあげるならば、シティホテルでは御三家ホテル(帝国ホテル・オークラ・ニューオータニ)、新御三家ホテル(ウエスティンホテル東京・パークハイアット東京・フォーシーズンズホテル椿山(ちんざん)荘東京)などがメジャー。ブランド力高い。

ビジネスホテルでは、APAホテル・ドーミーイン・東横インなどが順調に拡大中。特にAPAホテルは知名度ともに規模・業績もかなり上がってきており、10年間以上毎月ベースで新店舗展開。2015までの5ヶ年計画の数値も大幅に上回っています。会員の囲込み上手くリピート率も高めです。ホテル価格の決定権現場にあり。利益率30%確保などかなり革命的な数値・結果を出しています。 

宿泊施設市場についての分析、各ホテルの特徴・業績などの詳細はこちらを参照。

サイトコントローラー 

サイトコントローラーは、旅行業界従事者じゃないと、何かも分からないと思いますが、業界に入る人は必須で知っておかないといけない非常に便利なサービスです。
簡単に言うと、サイトコントローラーとは、複数のエージェント(旅行会社やOTA)に対して、ホテルの在庫や料金設定を一元管理できるオンラインシステムです。

従来オーバーブッキングを懸念して実在庫を複数あるネットエージェントすべてに販売できず、分散して少しずつ与えており結果的に機会損失が非常に多く発生しておりました。
サイトコントローラーを用いると、すべてのネットエージェントに共通在庫を出せて一括で予約管理できるので、エージェント側も売りたいときにより多くの部屋を売りやすくなりました。

主要なサイトコントローは4つ。

TL-リンカーン・・サイトコントローラーの先駆け的存在で予約サイト側のシェアNo.1
手間いらず.NET・・比較.comが運営。Booking.comに推奨されています
ねっぱん!・・宿泊施設側のトップシェア。楽天と提携ホテルは無料になります。
イージーサイトコントローラー・・インバウンドに特化している。海外の予約サイト多い。
各ホテル1つのサイトコントローラーしか導入できないわけではないので、複数と提携しているホテルも多いです。

サイトコントローラーについての詳細分析はこちらを参照。

民泊

Airbnbの調査によれば「民泊」の経済波及効果は日本国内で年間2220億円に達すると発表されています。そしてAirbnbの日本の市場規模は概算で400億円ほどと。
民泊は訪日向けが大半なので、民泊についての詳細は訪日観光の方で詳しく記載。

株式会社スペースマーケットなど日本人向けをメインに民泊事業を実施しようとしているところも多数あり。

民泊についてはこちらを参照。 

現地アクティビティ

これまでは、目的地である旅先までの輸送部分、宿泊部分、及びそれらのパッケージツアー販売に関して記述してきましたが、実際の旅先での遊び部分に関して記述していきます。
現地でのコンテンツとなるので、種類は非常に多いです。
分かりやすいもので言えばダイビングなどの海のアクティビティから、伝統文化体験などのカルチャーアクティビティもあります。
現地コンテンツとしては各テーマパークも含まれますが、入場者数は横ばいです。

また近年は地域活性というワードとともに着地型観光への注目は増加中。
着地型観光とは地域(着地)側が、その地域でおすすめの観光資源を基にした旅行商品や体験プログラムを企画・運営する形態で、地域が発信で行われることが多いです。
近年はこれらの現地コンテンツを集約して販売するWebの予約サイトが増えています。

知名度急上昇中のサービスの一つがASOViEW(あそびゅー )です。
2013年リリースから2年で2430プラン掲載、月間数百万PVに成長。ヤフートラベルと提携。主催者に掲載料を取るが最低催行人数を確保でき、まとまった金額を徴収できるメリットもあり。

もう一つ急上昇中のサービスがアクティビティジャパン。幅広いアクティビティを予約できるサイト。2014/7サービス開始。2016年HISの子会社として新たに設立しています。
じゃらん.netもアクティビティ分野に本格参入しています。

世界的に知名度がもっとも高いこの分野のサービスと言えば、VELTRA(ベルトラ)ではないでしょうか? 海外アクティビティがメインで始まった現地オプションツアーの老舗です。全世界商品数は14000件越え。うち、日本は4000個。訪日事業も含め国内商品も増加中です。

アクティビティではなく、地域の着地型観光に特化した「TRIP」なども特徴的です。Webの会社「LIG」子会社ということもありキャッチコピーなどユニークな目を惹くもの多いです。地域の人が自ら商品を作成し売買するサイト。作成者は無料でツアーを作成できるようです。これまた最近増えてきているCtoCガイドサービスですね。


現地アクティビティ市場についての詳細分析はこちらを参照。 

観光情報

旅行に行く際の大事なフローの一つとして、移動手段や宿泊施設の予約後に発生する、観光情報収集という部分があります。多くのニーズがある部分ですね。
単体でお金を生むのは難しい分野でもあるため、ツアー予約サイトなど他のフローで既存マネタイズを持つ会社が運営する観光情報媒体が多いです。ブランディングまたは、観光情報をフックに自社サービスへの誘導を行うために、この分野に参入している旅行業周りの会社は多いです。

では従来通りの観光雑誌と、近年目立ってきたWeb観光メディアに分けて記述していきます。 

観光雑誌

観光雑誌として誰もが知っている2大勢力「るるぶ」と「まっぷる」について。
るるぶは1984年発刊の雑誌で、発行点数で世界ギネス認定されています。あのJTBグループが発行している観光雑誌の先駆け的存在ですね。近年は自治体とのコラボなど力入れています。
一方、まっぷるは昭文社が運営。国内だけで134件もあり。アプリ「まっぷるリンク」でオンライン旅行予約との連携も実施。

「るるぶ」は旅行会社のJTB、「マップル」は地図大手会社が運営ということで、掲載情報に関してもそれぞれの特徴が出ています。「るるぶ」は一つ一つの観光地は詳しい。対して「まっぷる」は有名な観光地の情報も割と載せ、さらにその周りのマイナーな観光地情報が「るるぶ」よりも多く網羅されています。

まっぷる運営の昭文社は実は観光情報業においてかなり大きな役割を担っています。女子の大きな人気を集めている「ことりっぷ」、国内30エリア分ある情報誌「たびまる」も昭文社が運営しています。またことりっぷは若い女性がターゲットということでWebサイトやアプリ等のオンラインにも注力。
他には猫のイメージキャラクターを使用していることでよく知られている「じゃらん」も毎月エリア別の5つの雑誌を発行しています。
 

その他観光情報(雑誌)についての詳細分析はこちらを参照。 

 Web情報発信を行う観光メディア

観光情報発信メディアとしてPVを多く集めている2大勢力「FIND TRAVEL」・「Retrip」はリリースが2014年と、まだ2年ほどしか経っていません。他分野のメディアからみても、とてつもない躍進率ですね。

FIND TRAVELはマネタイズは記事広告がメインの一般ユーザーによるキュレーションサイト。DeNAが買収しているが、まだDeNAトラベルとの連動は見られません。2014/8にリリースして1年間で月間UU1200万という驚異的な数値。(2016年末より閉鎖)
Retripは広告収入の一部が還元される仕組みの一般ユーザーのキュレーションサイトです。2014年6月リリースで1年半ほどで月間1400万UU

その他では旅行商品比較サイトのTravel.jpの姉妹サイトとして存在する「たびねす」。観光情報から旅行商品に繋げるマネタイズです。各エリアの旅のプロライターが多く在籍。

その他はAll Aboutの旅行部門サイトや、JR各社が運営する各地域特化型の情報サイト「tokyo bookmark」・「myfavorite関西」などがあります。
各地域の行政が運営するサイトも、最近は力を入れて、見やすい有益なサイトが増えています。

その他観光情報(Webメディア)についての詳細分析はこちらを参照。


2万文字疲れた。国内旅行市場の全体像を各セグメント別にまとめました。
長くはなってしまいましたが1記事で全体像を把握できる記事を書いて見ました。興味があるセグメントについての細かい内容は各詳細記事を参照ください。

訪日旅行の全体像分析についての記事は現在、鋭意作成中です。

 

独学勉強方法!資格試験合格のための効率的な学習ステップ!

資格・勉強法

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他の記事で執筆しているように、学生時に簿記2級など、社会人になってからは宅建などの国家試験を中心に約10個ほどの資格を取得してきました。

各資格の勉強方法について聞かれることが非常に多いです。そこで、もちろん各資格ごとに詳細は異なりますが、実は基本的な勉強の流れは全て共通しています。

今回は一定期間内で特定の試験で目標点数を確実に取るためのおすすめ勉強方法を紹介していきます。 自身が全て独学で行ってきたので、おすすめ独学勉強方法を記載します。記憶の仕方と要領の良いメンタル操作が重要です。

▼勉強の流れ必勝法

全体の勉強時間を100%としたときの各項目に割く割合も記していきます。大体僕は200時間くらいが多いので1%で2時間ですね。時間はあくまで参考までに。

①資格の概要を把握する 0.5%

この資格は何の役に立つのか?
合格要件はなにか、資格免除要件はなにか、合格率は?

一見テストの点数には関係ない気がしますが、忍耐力勝負の資格勉強の中において、自分がなんの勉強をしているのか認識することはモチベーション維持において非常に大切です。
せいぜい一時間ネットで調べたら分かることなので是非これから始めてください。
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②全体像把握 2%

一冊どれか参考書を決めて、読み切ってください。
できれば一日でまとめて最初から最後まで読んでしまうくらいの勢いが望ましいです。

全然内容理解できない部分あってOKです、記憶しようとする必要も一切なしです。とにかく1回読書の感覚で目を通して見て、この資格試験の全体像をざっくり知りましょう。
次から各項目の詳細をしっかり学んでいく上でだいぶ楽になります。

この先どれくらいのボリュームがあるのか、どんな内容が先にあるのかが見えているのと、まったく未知なのはメンタルが全然異なります。全体像の中の今、自分が何をしているのかということが分かっていると非常に効率良く頭に入ります。さらに無駄な不安感を抱くことも減らせます。 

③参考書2周目。一から順にしっかり行う 8%

ここでも、数値部分など細かすぎて今回で覚えきれないところは後回しにして良いです。
なるべく書いていることの理解はしようとするが、10~20%ほどは理解できないまま次のステップに進んでも良いです。何故か読めば読むほど、他の分野を見れば見るほど、分かるようになっている内容は多いです。

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④参考書3周目。ノートにまとめる  10%

自分なりにノートにまとめながら覚えにかかりましょう。
各項目を自分の覚えやすいように関連づけカテゴライズして覚えていくことをおすすめします。そのノートが図として自分の脳内にそのままインプットされるようにしましょう。全部の点をノートに書く必要は一切なく、要点と数値部分、あとは重要な例外を中心に書くようにすれば良いです。

そんな考え込む必要はなく、とりあえず早く最後までいくこと、スピードの方が大事です。どういう部分が出るかは問題集を解きながら分かってくるので、今は概要を覚えることに集中しましょう。

ここでも理解できない部分は参考書で理解する必要なし。説明が複雑な問題ほど先に問題集に進み、問題パターンで覚えた方が良いです。説明が複雑になっているものって案外問題作るのも難しくて、かなり問題パターンが限られており、問題としては簡単な場合もあります。

しっかり時間をかけて理解して、問題集に進んだのに、え?問題単純すぎない?っていう、やりすぎた感あります。

また前日やった範囲は、その翌日に5分などで良いので見返してください。定着率2倍以上になります。

⑤参考書4周目。④でまとめたノートを基に記憶復習。 2%

さらっと目で復習。ここで本気で書きながらインプットして脳内の奥にかすかに残っている記憶を呼び起こしまくる。余裕があれば+もう一周いれてもよいくらい。
どんどん脳の前部に持っていき、反射レベルにすぐに出るようにしていきましょう。

とにかく記憶はどれだけ深く覚えたかではなく、何回そのことに触れ続けたか?という反復が重要になってきます。 どれだけ1日でじっくり覚えても、30日後には忘れてしまっていることが大半です。

⑥問題集 15%

ここでは、解説がしっかりしている問題集を選びましょう。
問題集を解く。月並みな言葉となってしまいますが最初は解けない問題だらけで良いです。1つの参考書扱いとして、解説をしっかり読むながら理解を深めていきましょう。

あらゆる問題を解いていく中で重要なことは、このトピックではどういう問題が出されやすいか見抜くことです。問題を作る方も同じ人間なので、問題作りに悩んでいます。簡単すぎても問題ないし、複雑すぎると奇問と叩かれやすくそんなリスクは取りたくない。など考慮していくと、ある程度選択される問題は限られてきます。
例えば、数字が絡む問題や、特別な例外があるパターンなど、これらは非常に好まれます。 

どんなテストでも自身が出題者の目線になることは非常に重要です。

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⑦同じ問題集を繰り返す 15%

上記の問題集を何回も繰り返し85%以上は正解できるくらいまで持っていきましょう。正解の選択肢を選ぶだけではなく、他の回答が何故間違っているのかも把握している前提です。 

(8)問題集一問一答など 15%

ここまでの内容の記憶呼び起こし作業+過去問演習を繰り返せば、すでに大体合格ラインにいくと思います。ただ本番に最大限出し切る自信がない人は合格点の1、2割上を取れるようにしておきたいですね。

ここでは解説は薄くて良いので問題量で勝負している教材を選びましょう。重要部分の単元や項目は上記の問題集とかぶっている内容もたくさんあると思います。復習がてら&自信つけがてらに解いていき、問題数多い分ややニッチなところも含まれております。この+1、2割となるマイナー部分もおさえておきましょう。同じくこの問題集も85%くらい正解なるまでは同じ一冊で行いましょう。

⑨過去門をひたすら行う。

歴史が深い試験こそ過去問題からの焼き回し問題の出題は多いです。過去問をやった量と合格率は比例するといっても過言ではありません。
全体がどんなのか把握するために1回目の過去問はステップ⑤くらいで行っておくことをおすすめします。

また答合せ時は、しっかりと今までの参考書や問題集の解説も見ながら進めましょう。 

 

記憶力を格段に向上させる方法

資格勉強の一連の流れの解説は以上ですが、余談として、より記憶をしやすくする手段について記載していきます。
まず並みの資格勉強レベルでは生まれつきの記憶力の差などは全然影響しないと思っています。取り組み方次第です。

記憶とは何回触れたかの回数なので、毎回じっくり覚えるのではなく早く何周もまわしていきましょう。寝る前にやり、朝に復習は最も綺麗な流れです。時間帯はともかく前日やったことを翌日に5分でも復習できると執着度は大きく変わります。

あとコツとしては、どんな分野の内容もカテゴライズしてまとめて記憶していきましょう。各項目で覚える項目が何個あるか、このパターンのときはこうだなと同類項をまとめていくなど。

とにかく記憶をたたき込む作業ではなく、呼び起こす作業が1番重要です。

教材選びは大切

上述したように何回同じものに触れられたかが重要なので、多くの参考書や問題集をやり込む必要はありません。特に重要ポイントは決まっているので、参考書なんて本当にどれも記載している内容はほぼ同じです。途中で参考書は変えたりなどということは最も避けたいところです。

最初からしっかりと自分が1番見やすいと思う参考書は吟味して選びましょう。ある程度人気どころの参考書なら間違いはないと思うので、自分にとって見やすいかどうかに尽きます。


以上、一般的な資格勉強方法についてまとめてみました。
自身が体験したものは実際に、おすすめの参考書なども織り交ぜながら別記事で記載していきたいと思います。

TOEICの独学勉強方法!社会人が3ヶ月でTOEIC400→800超にアップさせた実践学習方法

資格・勉強法

はじめに

最初に断りを入れておくと、ここで紹介する方法はTOEICでより高いスコアを取得することに特化した勉強方法です。英会話が直近の目的であり、TOEICも一つのペースメーカーとして受けるくらいなら、やり方はやや変わってきます。

僕の場合は大の英語苦手な状態から、詰めてTOIEC向けの英語学習を行い、スコアという目に見える伸びを体感させて英語が苦手という意識を克服させました。その後徹底的な英会話学習に移ったのですが、TOEICは英語の基礎力を測る公式テストなだけあって、TOIEC勉強によるインプットのお陰で英会話力の伸びは非常に早かったと思います。

ここで紹介する勉強方法を実践するとどんなに悪くても700点は確実、順当にいけば800点は達成できます。この方法で僕は社会人生活3ヶ月間350時間で目標であったTOEIC800点超えを達成できました。

英語の基礎力をアップ

TOEICの点数を上げることに直結させた勉強法とは言え、初心者がいきなりTOEICの問題に取り掛かることはハードルが高いです。ココはそんなに時間をかける必要はありませんが、本格TOEIC対策に入る前に行うべき英語勉強法から紹介していきます。
最初の実力次第とはなりますが、ここのステップは2週間~4週間を目安にしましょう。元からTOEICで700点以上は既に取れる実力があるという方はこのステップは飛ばして大丈夫です。

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単語帳

いずれか一冊の単語帳をマスターしましょう。
僕のおすすめは大人気のDUOです。
有名どころだとどこも間違いはないですが二冊以上で学習する必要はありません。主要単語として紹介されているワードはほとんど重複しています。

単語暗記の勉強法としては、とにかく反復に尽きます。1日に5個ずつ完璧に覚えたとしても30日後にはその5個も忘れてしまいます。1日に100個ずつは頭に入れてハイペースで進めていきましょう。どんな単語も3回見れば、記憶の片隅には確実に入ります。記憶とは”脳が何回そのモノに触れたか”が重要となります。より多くの回数目に触れられるようにしましょう。

注意点としてはTOEIC専用の単語帳などはおすすめしません。DUOなどの一般英単語帳に出てくる英単語を全て把握しておけば、TOEICに出てくるワードの95%は理解できるでしょう。95%理解できれば、単語が問題で文章が読めないということはまず起き得ないです。どうせなら実際に使われる文章形式で覚えた方がその後も活かしやすくモチベも上がりやすくなります。

時間に余裕があり、TOEIC専用の単語本も見ておきたい場合は下記2冊がおすすめです。ハンドブックサイズで分厚くもないのでDUOのような総合英単語帳と比較すると負担は小さいです。
・新TOEIC TEST 出る単特急 金のフレーズ
・新TOEIC TEST 出る順で学ぶボキャブラリー990

また文法問題の一貫として語彙が多く問われますが、その対策は下記で解説します。ここは基本的に長文などで使用される一般英単語の学習法です。

文法書

これも単語帳同様にどれか一冊だけを完璧にしましょう。
僕のおすすめは、これまた定番の1億人の英文法です。文法規則を脳で暗記させるのではなく、とにかく英文法をイメージで捉えさせることに特化した参考書です。堅苦しさがなく喋り口調で書かれておりフラットな表現が多いので親しみを持ちやすいです。

参考書に記載している内容を暗記しようとする必要はなく、内容を理解してください。総合文法書一冊の概要をしっかり把握していれば、TOEICに特化した形式の文法問題に移ったとき非常にスムーズです。後に述べますがTOEICのリーディングは文法が占める割合が非常に高いので超重要です。

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発音のルールを知る

リスニングの基礎力を身につける段階です。
リスニング力はもちろん短期間でマスターできるものではありませんが、TOEIC実践形式の問題に入るまでの慣らしとしての最短ルートを紹介します。

まずは発音のルールを知りましょう。
「英語耳」という参考書が各ワードの口の動きやルールを体系的にうまくまとめておりオススメです。子音と母音に分けて発音ルールを解説してくれます、もちろん音声つきです。各音がどういう風に発せられているか知ることで、聞き取った音がどのワードに当てはまるのか判断しやすくなります。

例えば、RとLの発音の違いを把握していない人がこの二つを聞き分けることは当然できないので、発音のルールを把握することはリスニングの基本として非常に重要です。

ディクテーション/音読

次に、いくつか文章を決めて、その文章を用いてディクテーションと音読を行いましょう。音声で読み上げてくれる優しめの300wordsほどの文章がいくつか収容されたリーディング用教材がおすすめです。

まず通しで音声のみを2,3度聞き、次に1節ずつ止めながら、聞こえた単語をノートに書いていきましょう。間違えたとこ、空白として残ったところが自分が聞き取れていない音となります。

そして最後に音読も行いましょう。英語の発音ルールを知ることともリンクしますが、自身で正しい音を発しようとすることで、正しい音の判別ができやすくなります。英語を聞くことに慣れましょう。

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速読

読解に関しても、いきなりTOEIC形式に入る前に少し慣らしていった方がよりスムーズです。速読用の問題集はたくさんありますので1つ試してみましょう。難易度は低くて良いです。

TOEICの長文レベルは案外低めです、問題は時間制限です。精読して解いたところの正答率をあげたとしても、時間オーバーで簡単な問題も残してしまうと1番もったいないので、とにかく英文をより早く読もうとする癖をここでつけましょう。
すぐにできることではありませんが、無理してでも斜め読みするくらいの習慣づけを行いましょう。

TOEIC問題の解き方を徹底的に叩き込む

単語・文法・発音・リスニング・速読の基礎を大まかに身につけた後は、とにかくTOEICの問題の解き方を頭で理解し、後はTOEICの問題に慣れていき体に落とし込んでいきましょう。

どの項目でもまず「究極のゼミ Part○○」シリーズがおすすめです。
実際の出題形式の問題と解答のセットといったオーソドックスなスタイルではありますが、この参考書は設問タイプ別に紹介されており、各問題タイプの特徴と解き方を体系的にしっかり解説してくれています。問題集ではありますが、解き方を解説してくれる参考書みたいな位置づけでもあります。

TOEIC文法問題の対策

では、TOEIC文法問題の勉強方法から解説していきます。
TOEICは基本的に長文も文法も配点は変わらず、文法問題は非常に数が多いので、ここで点数を取れるかどうかが1番大きな鍵となります。正直長文読解よりも文法問題の出来の差の方が大きな点差に繋がります。

上述した通り、まず「究極のゼミ Part 5・6」で先に設問タイプ別に体系的にPart 5・6の問題の解き方を学び、 その後の演習として文法特急・単語特急シリーズに入っていくのが効率的です。

究極のゼミ Part 5・6で紹介される形式をしっかりマスターすれば、どのような問題が出されるかは把握できます。そこからはとにかくTOEIC形式の問題で徹底的に数をこなしていきましょう。
TOEICは月に1回行われているほどなので、文法問題に関しては過去問の焼き回しも多くあります。多くの問題集は過去に出題された問題を基に作成されておりますので、問題集で解いた問題がそのまま出題されることもよくあります。

まずは下記2冊の問題集をおすすめします。名前の通り、電車でも学習を進めやすいようにとハンドブックサイズで持ち運びにも便利で、分厚くもないので気軽に始めやすいです。
・1駅1題 新TOEIC TEST文法特急(118問)
・新TOEIC TEST 文法特急2 急所アタック編(130問)

文法問題はとにかく知っているか知っていないかで出来が変わり、もっとも点数が伸ばしやいところなので、2冊行う価値は十分にあります。さらに文法問題により慣れて、より早く解けるようになれれば、長文問題の点数を伸ばすことにも繋がります。文法問題演習は時間をかける価値は大いにあります。

実はPart5・6文法問題の約半分は語彙問題です。 そこで語彙問題対策として下記の2冊をおすすめします。こちらも上記と同じシリーズで気軽に取り組みやすいです。
・1駅1題 新TOEIC TEST単語特急    90問
・新TOEIC TEST 単語特急2 語彙力倍増編  102問

4冊も行うと見ると、かなりヘビーに感じますが、一冊一冊わりとすぐに解き終わると思います。分からなかったところ及びに自信がなかった問題のみチェックをつけていき、何周も何周も繰り返し見ていき、問題を脳に刷り込みましょう。

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900点以上目指す人向けの文法対策

800後半から900点を目指したい人は下記の問題集も取り組んでみましょう。元から700点以上あるような人は上記の文法問題集は4冊も行う必要はなく、こちらに挑戦してみましょう。

・新TOEIC TEST 900点特急 パート5&6

同じシリーズの問題集ですが、かなりニッチな問題が集められ、難易度がそのまま上がっているバージョンです。

・千本ノック
こちら名前の通り、1000題の問題が出題されます。一つ一つの解説は不十分ななのでとにかく演習用です。冊子も分厚くてかなりボリューミーです。これだけこなせばかなり力になります。

900点以上を目指す人ではなくても、文法は固めるに越したことはないので、他の項目の勉強もしっかり回せた上で余裕があれば、取り組むことをおすすめします。
とにかく文法はしっかり知識として入れておけば、本番ももっとも実力を出しやすいです。長文やリスニングの方がその日によって出来は変動しやすくなってしまうのは当然です。

TOEIC長文問題の対策

文法問題と長文問題で構成されるリーディング部門ですが、長文の最後の問題まで辿り着かず、時間オーバーになってしまうことは充分にあります。
長文問題こそ解き方が命です。
・TOEIC(R)テスト 究極のゼミ Part 7

長文問題も文法問題同様に究極のゼミシリーズから取り組みましょう。出題される設問形式は原則決まっていますので、設問ごとに解き方を把握すること・慣れることは必須です。もちろんその人の基礎読解力が重要ですが、解き方を分かっているか否かでも大きく成果が変わります。

全ての設問に共通して言えることは、先に長文に対する各質問内容をみて、自分は何を答えなければいけないのか把握した上で長文を読み始めましょう。言ってしまえば、長文内容を把握する必要は全くないのです、各質問の回答さえ分かれば良いのです。

また究極のゼミ Part 7では質問タイプ別でも解き方解説がされており、質問の聞き方別で長文のどこらへんを見れば回答を見つけやすいかというテクニックも紹介されています。これを知っているか知らないかは天と地の差です。ちなみに長文の問題の作られ方の基本は言い換えです。

解き方が分かれば、あとはとにかく演習をこなしていくだけです。
・新TOEIC TEST 読解特急2 スピード強化編
TOEIC問題の演習量確保として上記問題集はおすすめです。解説は薄いですが、長文問題は時間さえしっかりあれば解ける問題は多いので、解説はそんなに要らないです。学んだ解き方を自分の技として落とし込むまで、数をこなしていきましょう。

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900点以上目指す人向けの長文対策

長文に関しても、800後半から900点を目指したい人は下記の問題集も取り組んでみましょう。
・イ・イクフン語学院公式厳選ドリル VOL.1 TOEIC TESTリーディングPart7
・イ・イクフン語学院公式厳選ドリル VOL.2 TOEIC TEST リーディングPart7

文章レベルとしてはTOEIC本番で出題される英文よりもやや高いです。
使用されている英文の質が非常に良く、質問及びに選択肢の言い換えや、ヒッカケ問題の巧妙さが、TOEIC試験の難易度が高めの回に近いです。

TOEICリスニング問題の対策

リスニングもまずは解き方を知るために、設問別に解き方を解説してくれる究極のゼミシリーズで学びましょう。
・TOEIC(R)テスト 究極のゼミ Part 1 & 2 (CD・DL特典付)
・TOEIC(R)テスト 究極のゼミ Part 3& 4 (CD・DL特典付)

長文部分と同様に、解き方を知っているかどうかだけで大きく点数が変わります。リスニング問題はTOEICでなくとも鉄則ではありますが、英文が読み上げられる前に先に設問を読んでおくことは必須です。長文同様に、別に全体を通して何を言いたかったのか分からなくても良いんです、各設問に対する回答が分かればOKです。究極のゼミ Part 3& 4の方では質問タイプ別に紹介・解説もされており、質問タイプごとに答えがどこにありやすいかなどのテクニックを得られます。

究極のゼミシリーズは解説重視で参考書に近いとは言え、かなりの量の問題も収容されておりますので、それらを何周も聞いて、TOEICの音・リスニング形式に慣れていきましょう。

パート3・4のタイプの方がやはり難しく、より演習を詰んでおきたいところなので一冊演習用の問題集に取り組みましょう。おすすめは「パート3・4特急シリーズ」です。解説は濃くないですが取り組みやすい問題集です。

その後は全項目まとめて、公式問題集で実際の問題として取り組んでいきましょう。公式問題集の問題をまた何回も聞いて復習にも使います。公式問題集の取り組み方の詳細に関しては下記で述べています。

・新TOEIC TEST パート1・2 特急難化対策ドリル
最後に仕上げとして、この一冊がおすすめです。ボリュームはあまりありませんが、かなり盲点なポイントを詰め込んだ一冊です。ただ名前の割には難易度は別に高くはないです。

TOEICの実践問題を解きまくる

これらの方法で各ジャンルの勉強を詰められたら、実際の通しの問題をたくさん解いていきましょう。
また最初の段階で一つくらい解いておくことをおすすめします。その時は全然分からなくて辛いとは思いますが、最初に目指すべきものの概要を把握して詳細の学習を始めた方がモチベーションも効率も確実に上がります。

TOEICは問題の持ち出しが禁止されているので基本的に過去問は出回っていません。実際の問題形式及びに同レベルに似せて作られた実践問題集はいくつか出版されております。

その中でも最も定番な問題集が新公式問題集シリーズです。定番となっているだけあって問題の完成度は高く解説もしっかりされています。Vol.5→Vol.6→Vol.4の順が難易度が低い順ですので、この順番に取り組むことをおすすめします。どれか一冊だけ行うなら個人的にはVol.6を選びます。問題のバランス的にも最も本番に近いです。

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他の実践問題集としては「究極の模試 600問」がおすすめです。200問×3回文が収容されており、こちらも本番同様のテストを体験できます。

実践問題集は解けば解くほど本番で点数を出しやすくなりますが、実はあまり数がありません。そこで僕のおすすめは韓国TOEICの過去問です。韓国は日本同様にTOEICが非常にメジャーになっている国であり、さらに過去問が流通しています。「ETS TOEICの定期試験既出問題集LC + RC 1200」は韓国の過去問が10回分も収容されており、かなりの数の実践を詰めます。ただ解説は韓国語になり使えないので、上記実践問題集もこなしある程度慣れた上での実践重ねとして利用してください。音声も専用のサイトからダウンロードすることができます。

慣れてきたら時間制限内で通しでテストを行い回数を積んでいけば良いですが、最初の方は1回の問題を何回か解いてみることをおすすめします。
 1回目: 制限時間あり  (現状の解答力を知る)
 2回目: 制限時間なし約1週間後 (真の英語力を知る)
 3回目: 制限時間あり約2週間後 (英語力と解答力を測る)
上記ステップに分け3回行うことで、各項目においてスピードが課題なのか、そもそも知識が足りないのか洗い出すことができます。


以上、僕が実際に3ヶ月間実践し成果をスコアを倍以上にできた勉強方法を紹介しました。この一連のプロセスを順に辿れば、英語に苦手意識を抱いていた人でも最短でTOEIC点数の大幅UPを見込めるでしょう。

訪日旅行者数上位1~15位の国別市場分析(後半)

観光産業ビジネス関連

 

国別の市場分析_訪日旅行者数上位9位~15位の国の定量・定性データを分析していきます。
1~8位の情報はこちらを参照。

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マレーシア

基本的数値

この段落の要約

滞在期間が長め。
個別手配がやや多め。

2015年 31万人 シェア 1.5% 順位 9
旅行支出/人 150,423
平均泊数 12.3
旅行消費額 459 シェア 1.3% 順位 10
 
◎訪日人数 年間推移  
◎月別データも参照
3.4.11.12月が多い。11.12月が特に高い。
 
◎2015年基本データ
(全体シェア、順位、旅行支出/人、平均泊数)
(旅行消費額(億円) 属性)
平均泊数はやや長いのに、
1人あたりの旅行支出はやや少ない
 
◎来訪目的
◎来訪回数
1回目の人がちょうど半分で多め
 
◎同行者
全体傾向との差はほぼなし
 
◎旅行形態
◎観光・業務別の旅行形態
個別手配が多め
 
◎滞在日数
7日以上が多く長め

◎旅行支出/内訳割合
買い物代はやや少なめ
◎購入単価/購入率
化粧品、医療品、電気製品など購入率少ない。
和服だけ購入率やや多め。
◎旅行情報源
日本在住の知人が多め

 
◎満足度
満足度高め
◎各都道府県の訪問率あり
特に特徴的な傾向はなし

◎数値データ要約
約半数が初来訪者で、滞在日数は半数以上が「7~90 日間」。
満足した購入商品は「服・かばん・靴」であり、購入率も高い。
出発前に役に立った情報源は「親戚・知人」とする回答が多い。

▼GDP/人口/旅行者人数
海外旅行人数は多い。陸続きで出る人が多い。
単純比較はできないが、訪日は1%しか占めていない。
▼ビザや法律面
90日以内ビザ不要

▼SNS 
正統派SNS:Facebook(人口普及率:49.03%)
マイクロブログ:Twitter
写真共有:Instagram
モバイルメッセージ:WhatsApp、LINE

特徴

この段落の要約

タイによく行く。
高級品より日常品への需要が高い。

マレーシア人は、東京より大阪を好むようだ。
東京は既に外国人観光客が多数訪れており、「国際化しすぎている」という印象。マレーシア人の間では大阪の人々のほうがフレンドリーで、食べ物がおいしく、物価が安いというイメージがある。大阪は東京ほどの大都市ではないとも思っている。

▼DBJレポート
【泊まる】
 日本旅館での宿泊を希望する人が多いが、訪日経験者でみる と日本旅館と高級ホテル、安価なホテルに宿泊した人の割合が同程度。
 宿泊施設に英語対応を求める人の割合が他地域と比較して高。
【買う】
 高級品より現地の人が使う日用品を買いたいと考えている人が多く、「食品(その他)」「日本の特産品、伝統的なもの」を買いたいと答えた人が多い。
 「ショッピングモール」「スーパーマーケット」で買い物をした人が多い。 
【旅行地の選定】
 「治安の良さ」「世界遺産への関心」で日本旅行を選んだ人が多い。
【旅行スタイル】
 少人数での旅行で、安価な食事や安価なホテルなどを利用し、できるだけ安く、自由に旅行先を回るスタイルを好む人が多い。
 一人旅の割合が8地域の中で最も高い。
 日本旅行の情報を日本政府観光局や旅行会社のホームページなどから収集する人の割合が地域と比較して高い。
 ユースホステルや現地の人から借りるアパートなどへの宿泊を希望する人の割合が他地域と比較して高い

▼主な国外旅行シーズン

最大のハイシーズンは11月末~12月末の学校休暇時期※ただし訪日シーズンは、4月の桜の時期も人気
人気の訪問国・地域(2013年):1位タイ、2位インドネシア、3位シンガポール、4位中国、5位香港(※日本は11位)
・人気の日本の訪問地:ゴールデンルート、北海道

マレーシアからの人気の旅行先はタイ
そしてインドネシア、中国、シンガポールと続く。アクセスが良く、言葉の問題や食事(ハラル)の問題も少なく、飛行機で2時間ほどで到着する近距離エリアに底堅い人気がある。

▼増加の理由 

1. 円安トレンド、2. LCCの参入、3.ビザの取得免除、4. 世帯収入の上昇など好条件に加えて、官民を挙げた日本への観光誘致活動の成果もあり、2014年はマレーシアから約25万人の訪日数を達成、前年比35.6%の大幅伸長を記録している。タイやインドネシアがマレーシアから毎年120万人以上の観光客を呼び込んでいることと比べるとまだまだ規模は小さいが確実に日本ファンを増やしている

・マレーシアの最も主要な旅行形態は「家族旅行」。2011 年の消費動向調査では震災の影響もあり家族旅行の割合が低下したが、2012 年には回復・増加。
・査証免除と LCC 就航による旅行費用の低廉化により、以前より、気軽に訪日旅行ができる環境に
・家族層の世帯主である 30-40 代は、男女ともに、「日本食」、「温泉」への関心が高い。続いて男性は、3番目に「自然・景観地観光」、女性は「四季の体感」を挙げている。
・訪問地域は、北海道と東京が人気を二分している。 

外的要因

この段落の要約

エアアジアを筆頭に安めの直行便多い。
ムスリム多めで対応重要。

▼就航路線 
2012年は日本国内でもLCC(ローコストキャリア=格安航空会社)が本格的に参入を始め、LCC元年となった。マレーシアのLCCであるエアアジアXは成田、羽田、名古屋の3空港で直行便を就航させている。時期にもよるが日本とクアラルンプールの片道直行便で2万円前後という格安価格のため気楽に日本への旅行を計画できる個人旅行者が増加した。2014年5月よりクアラルンプール国際空港にLCC専用ターミナル「KLIA2」がオープン。クアラルンプール市内から電車も直結しており、LCCの利用がますます便利になった。
 2013年7月1日より東南アジア(マレーシア、タイ、インドネシア、ベトナム、フィリピンの5か国)の訪日観光客向けビザの取得条件について大幅な緩和を行った。これによって、マレーシアからの短期滞在の観光客はビザ取得免除となっている。ビザ緩和で先行していた韓国に対抗する狙いもある。

▼アップル旅行の戦略
訪日旅行最大手、アップル旅行グループのリー・イーホエ会長
1996年創業。同社で手掛けるツアーのうち約6割が訪日旅行で、「訪日旅行=アップル」のブランド認知を強みに、マレーシア国内で最大手となっている。現在は旅行業のみならず、不動産投資やホテル経営、PR会社、運輸業など、グループ全体で23社を擁する。 ツアーで利用する航空会社は利便性で選ぶ。まず最有力となるのは、地元の航空会社でチャーター便などの交渉がしやすいMAS。次に日本への直行便があるJAL。北海道ツアーの場合は、タイ航空を利用することも。KLから成田空港に飛んで、さらに羽田空港に移動して北海道を目指すより、タイ・バンコクから直接北海道に飛ぶほうが運賃が安く済む。

▼エアアジアX
1月に引き 続き、エアアジア X の新千歳線就航が雪遊びやスノースポーツを目的とした訪日需要を喚起した。その他、旧正月を含め最大で 9 連休を取得できたこと、旧正月期間中の訪日ツアーが昨年に比べ多数催行されたことなど、様々な要因で2016年冬も伸びた。エアアジア X を使う層の多くが、航空券は個別に自己手配し、それ以外のホテルや JR パス等のランド部分を旅行会社に依頼している。旅行会社では、この需要に応えるため、航空券を含まないランドパッケージの販売にも力を入れている。

▼ムスリム対応について 
訪日旅行客の中華系、ムスリム系それぞれの人数は把握できないため、2013 年 MATTA9 月期のジャパンパビリオン来場者割合(中華系 63%、マレー系(ムスリム)31%、インド系 2%、その他 4%)を参考とし、現状中華系 7 割、マレー系 3 割と置く。
日本では、ハラル(イスラム教の戒律で許されたもの)対応をうたい、朝食のバイキング会場でムスリム向けのメニューを用意しているホテルもあるが、同じ会場の別コーナーには豚を含んだメニューがあることがある。食品そのものに豚製品が使われていなくても、一緒に調理されるとムスリムは口にすることができない。このようにまだ対応には時間がかかるかもしれない。ただ、その一方で、商業施設や駅、ホテルなどに礼拝所を設けるところも増えてきた。また、日本でもハラル対応の飲食店を紹介したガイドブックが出版され、一部のホテルチェーンでは、ハラル食を提供し始めた。5年前はムスリムを受け入れるホテルを見つけるのも難しかったことを考えると、理解は進んでいる。 ムスリムが安心して旅行できることのアピール重要。

フィリピン

基本的数値

この段落の要約

知人訪問が多い。情報収集も日本の知人からが4割も。女性の割合多め。 

2015年 27万人 シェア 1.4% 順位 10
旅行支出/人 125,567
平均泊数 27.9
旅行消費額 340億円 シェア 1.0% 順位 14
◎訪日人数 年間推移  
◎月別データも参照
2009年まで下がっていた。14.15年の伸び幅は高い。
3、4、5、12月は10%越え。
 
◎2015年基本データ
(全体シェア、順位、旅行支出/人、平均泊数)
(旅行消費額(億円) 属性)
旅行支出は非常に少ない、
平均泊数は異常に長い、知人訪問が多い。
 
◎来訪目的
観光は50%ほどで、親族・知人訪問が20%を占める
 
◎来訪回数
1回目が半分で多い
◎同行者
ひとりが多め。
 
◎旅行形態
◎観光・業務別の旅行形態
8割以上が個別手配
 
◎滞在日数
28日以上の長期滞在が20%もいる
◎旅行支出/内訳割合
単価は基本的に低いが、飲食費の割合高め
◎購入単価/購入率
医療品などは少なく、服(和服以外)・かばん・靴だけが多い。

 
◎旅行情報源
日本在住の親族・知人が40%も占める
 ◎満足度
満足度高い
 
◎各都道府県の訪問率あり
千葉、東京はやや多め。過半数。
大阪、京都は並にいるが、それ以外はすべて低い。
 
◎数値データ要約
女性の割合が 56%と高く、特に 20~30 代が多い。
来訪目的は「親族・知人訪問」が約 20%を占め、調査対象の国籍・地域の中で最も高い。
満足した購入商品は「服・かばん・靴」であり、購入率も約 50%と高い。
 
▼GDP/人口/旅行者人数
1人あたりGDP1番低い
旅行者人数も人口の3%ほど.うち、訪日は8%。
 

▼SNS
正統派SNS:Facebook(人口普及率:33.97%)
マイクロブログ:Twitter
写真共有:Instagram
モバイルメッセージング:Facebook Messenger
 
フィリピンではFacebookから独立したアプリとなったFacebook Messengerがモバイルメッセージングサービスの82%のシェアも取っている。
Instagramの人気が凄まじいです。Instagramで写真をアップしてTwitterに連携して投稿するという使い方も多い。
  フィリピンは急成長し始めたアジアの発展途上国の中でも最も遅く立ち上がろうとしている経済国。スマートフォンの普及もアジアで一番遅い国。SNSが流行り出している。
 
▼ビザや法律面
親族訪問、知人訪問・観光、短期商用等 の3種類に分かれる
収入証明書等は不要。ビザの有効期間は3ヶ月。

2014/9/30 より、フィリピン国民に対する数次ビザの大幅緩和。
わが国は,フィリピンとの間の一層の交流発展を目的として,2014年11月20日以降,当館がそれぞれ指定するフィリピン旅行会社(以下「指定旅行会社」)のパッケージツアーを利用して訪日するフィリピン国民を対象として,簡易な手続で一次査証(一回有効の査証)発給申請を行うことができる制度の運用を開始。これにより,従来査証申請者本人が用意する必要のあった書類の一部(渡航費用支弁能力を立証する書類等)の提出を省略することができる。(日本滞在が15 日以内)

特徴

この段落の要約

日本国内で、在日フィリピン人は中国、韓国の次に多い。
長期休みと桜の時期かぶり、桜需要が大きい。

2014年は中国に次ぐ高い増加率である。東南アジア市場で最も高い伸率
フィリピン客の特徴は英語を話すこと、ファミリー旅行。
在日フィリピン人の存在は大きい。2013年で約21万人と中国、韓国に次いで多く、親族訪問に限らず、日本とフィリピンの人的往来は以前から盛ん。親族訪問の割合多め。

フィリピンでの旅行シーズンがホーリーウィーク(イースター休暇)の 3 月下旬から 5月上旬と桜の時期と重なるため多くの人が桜を目当てに訪日旅行。
団体ツアーはほぼ東京・大阪のゴールデンルートのみ。
ただし、フィリピンの場合、全体でみると団体とFIT(個人客)は半々で、アセアンの中ではFITの存在感が大きい市場のひとつといえる。もともとフィリピンには中小の旅行会社が多く、不特定多数の人たちが参加する募集型ツアーよりも家族単位のグループが多く、個人手配の旅行に近い。

英語を話すので、欧米客と同じJTBのサンライズツアーやグレーラインのバスツアーに参加することも多い。国内移動も自分たちで新幹線に乗る。物怖じすることなく欧米客と一緒にバスツアーに出かけるのが、フィリピン人旅行者だ。その意味で彼らは英語圏の旅行者に近い。
フィリピンの人口の約 15%(約 1400 万人)がメトロマニラ(マニラ首都圏)に居住。マニラの平均世帯月収は全国平均の倍近く、ターゲット層はメトロマニラに集中している。

親日な人が多い。 

▼マクロ的な取組み

この段落の要約

マニラとセブの富裕層、若年層に積極的にプロモーション。

 

 

▼就航路線

フィリピンから日本に乗り入れている航空会社も多彩で、日本航空や全日空、フィリピン航空だけでなく、LCCのセブパシフィック航空やジェットスター航空、ジェットスター・アジア航空がある。さらには大韓航空やキャセイパシフィック航空などの経由便も利用。
査証緩和に加え、円安の進行、羽田空港の国際線発着枠の拡大に伴う増便や新規就航など、航空座席供給量が大幅に増加したことや、旅行会社などとの継続的な共同広告の実施、旅行博でのプロモーションが、観光需要を大きく後押しし、2014 年の伸びに寄与。

▼旅行博
マニラで開かれたTravel Tour Expo 2015は、フ ィ リ ピ ン 旅 行 業 協 会 ( PTAA: Philippine Travel Agencies
Association)が主催するフィリピン最大規模の国際旅行博覧会
フィリピン富裕層を主なターゲットとし、同国最大級のショッピングモールに隣接した SMXConvention Center を会場として開催された。
開催は年1回であり、一般来場者が各旅行会社・航空会社のブースで販売される旅行商品を購入することができる。
家族や友人などと行く小グループの旅行が一般的で、旅行会社を通じて予約することが多く、「フリー&イージー」(航空券と宿泊のセット、またはランドアレンジメントという、宿泊のみまたは空港からのアクセスのついた商品の総称のこと)という廉価な商品と「オールインクルーシブ」という観光・食事まで全て含んだ高価なツアーに大別される。

▼政府の活動

・主要市場であるマニラ首都圏にて集中的にプロモーションを行うほか、直行便が増加しているセブでのプロモーションも引き続き展開。
・最大のハイシーズンであるイースター休暇の前後(3月、4月)と第2のハイシーズンである12月をターゲットに、人気のある東京・大阪(各々の周辺地域への宿泊を促進)に加え、直行便の飛ぶ九州や旅行先として注目が集まる北海道等への送客を図る。
・主要ターゲットを①マニラ首都圏・セブ在住の富裕層・中間所得層(最大ボリューム層)、②20歳代若者層(潜在的ボリューム層)とする。主な訴求テーマは、①の最大ボリューム層に対しては、日本の自然や文化(桜、紅葉、雪等の四季の自然景観・都市観光、伝統文化)、ショッピング、キリスト教関連、②の潜在的ボリューム層に対しては、日本の最新文化(ポップカルチャー)、都市観光、ショッピングとする。
・フィリピンでの主な旅行博等(予定)、2月頃:Travel Tour Expo(TTE)(マニラ)、7月頃:Travel Madness Expo(TME) (マニラ)
(16年4月26日の日本観光庁発表などより)。
 
イースターは、日本語では 「復活祭」などと訳される、キリスト強の人々の大事な日。「春分の日のあとの最初の満月から数えて最初の日曜日」と決められている。その前後を連休にする企業等が多い。
 
アセアン各国の訪日旅行を扱う株式会社ティ・エ・エス

英国

基本的数値

この段落の要約

ビジネスや知人訪問が多い。ゆえに1回目、男性、個別手配が高い。
やや長期滞在で高支出。 

2015年 26万人 シェア 1.3% 順位 11
旅行支出/人 210,681
平均泊数 12.8
旅行消費額 545億円 シェア 1.6%  順位 9
 
◎訪日人数 年間推移  
◎月別データも参照
伸び率は大きくはない
3、4、7、10月は非常に高い
 
◎2015年基本データ
(全体シェア、順位、旅行支出/人、平均泊数)
(旅行消費額(億円) 属性)
旅行支出は高めで、泊数も長め。
男性が圧倒的に多い
 
◎来訪目的
観光が4割と、ビジネス利用が半数弱占める
親族・知人訪問が14%も。
◎来訪回数
1回目が過半数

 ◎同行者
ビジネスなので1人が多い
他はカップルが多い
 
◎旅行形態
◎観光・業務別の旅行形態
9割が個別手配。大手OTAなどの進出が強い
◎滞在日数
7~13日間で40%。やや長め
◎旅行支出/内訳割合
宿泊料金が高く、買物代が少ない

 
◎購入単価/購入率
全体的に少ない、化粧品や衣料品も同様に少ない。
◎旅行情報源
個人ブログは少なく、
口コミサイトがとても多い
日本在住の親族・知人もとても多い
 
◎満足度
満足度非常に高い
 
◎各都道府県の訪問率あり
千葉、東京の割合が7割、9割と非常に高い
長野と広島だけ多い。
その他は関西含めすべて少ない。
 
◎数値データ要約
来訪目的は「観光・レジャー」の他に「親戚・知人訪問」や「その他ビジネス」が多い。
他の国籍・地域に比べ宿泊料金が高い。
出発前、滞在中ともに「日本在住の親戚・知人」を役に立った情報源とする割合が高い。

▼GDP/人口/旅行者人数
人口6400万人とほぼ同人数が出国する
そのうち訪日は0.4%のみ。

▼ビザや法律面
6ヶ月以内ビザ不要

▼SNS

正統派SNS:Facebook(人口普及率:53.07%)
マイクロブログ:Twitter
写真共有:Instagram
モバイルメッセージング:WhatsApp
イギリスはカナダと同様にFacebookの普及率が50%以上となっている。Facebook もTwitterも下降路線でInstagramは順調に伸びてきている。
 
イギリスは、円安や国内経済の上向き傾向などの要因に加え、訪日プロモーションが訪日意欲の喚起に貢献している。
欧州人旅行者は、物見遊山型の観光ではなく、北海道でしか体験できないこと、見学ができないことを旅行の目的にして北海道を訪問している。そのような欧州人旅行者の関心が高い。

特徴

この段落の要約

訪れる地域は偏りあり、関東圏と長野・広島が非高い。北海道もやや高め。
文化への関心強い。

欧州人旅行者が利用する旅行商品は、SIT 型(スペシャル・インタレスト・ツアー:テーマ旅行や趣味性が強く体験やアクティビティーが多く含まれる)のグループツアー商品、ダイナミック・パッケージ型商品、航空券のみ、宿泊のみの個人旅行商品と 3 種類あり。
訪日英国人観光客は日本食や自然観光や伝統文化体験を楽しみにしているが、舞台鑑賞も15%の人が体験しているのも特徴。行き先としては東京が圧倒的に高く、京都がそれに次いでいる。広島への訪問率が高いですが近隣県への訪問は少ない。その他に長野・山梨・岐阜への訪問率が高くなっている。

カナダ

基本的数値

この段落の要約

ビジネス多く、ゆえに1回目、ひとり、個別手配が多い
トランジットのみも一定数存在。

2015年 23万人 シェア 1.2% 順位 12
旅行支出/人 170,696
平均泊数 12.4
旅行消費額 395億円 シェア 1.1% 順位 12
 
◎訪日人数 年間推移  
◎月別データも参照
3、4、10、11、12月が多い
 
◎2015年基本データ
(全体シェア、順位、旅行支出/人、平均泊数)
(旅行消費額(億円) 属性)
平均泊数やや長め
男性の割合が6割を超える
 
◎来訪目的
観光の目的は半分ほどのみ
1割が知人訪問
◎来訪回数
1回目が半分を占める
◎同行者
自分ひとりが4割を占める
 
◎旅行形態
◎観光・業務別の旅行形態
9割は個別手配
 
◎滞在日数
滞在日数長めだが、3日以内の比率も高。トランジットが多い。

◎旅行支出/内訳割合
宿泊料金が高め
 
◎購入単価/購入率
 ◎旅行情報源
口コミサイトが多め
 ◎満足度
高め
 
◎各都道府県の訪問率あり
千葉、東京が7割越えと非常に高い
関西の比率は3割前後
広島が10%越えで高い
 
◎数値データ要約
1 割弱が「トランジット」目的で、滞在日数「3 日間以内」の割合は韓国に次いで 2 番目に高い。
「60 代」の割合が他の国籍・地域に比べて高い。
出発前に役に立った情報源は「親戚・知人」とする回答が多い。
 
▼GDP/人口/旅行者人数
3500万人の人口のうち30%ほどが海外旅行
うち2%が訪日。
 
▼ビザや法律面
3ヶ月以内はビザ不要

▼SNS

正統派SNS:Facebook(人口普及率:53.81%)
マイクロブログ:Twitter
写真共有:Instagram
モバイルメッセージング:WhatsApp、Kik

地理的に近いこともあってか基本はアメリカ発のサービスがメインですが、モバイルメッセージングサービスに関してはWhatsAppと並んでカナダ発のKikというサービスが人気。カナダでもInstagramが右肩上がりで伸びていますね。
その分Twitterが落ちていてもうすぐInstagramが抜き去りそう。
また、写真共有ではSnapchatというサービスも若年層を中心に人気なので、急激にテキストから写真のコミュニケーションへ移行している。

主な旅行シーズンは、夏季休暇(6 月末~9 月初め)、クリスマス休暇(クリスマス前後の約 2 週間)、春季学校休暇(3 月~4 月頃)となっている。
また、カナダの旅行業者は、紅葉の時期(10・11 月)および桜の時期(3・4 月)を中心にプロモーション活動を展開している。

▼マクロ的な取組み

この段落の要約

都市に住む中華系のカナダ人をターゲットにPR強化。
直行便のエアカナダか安いユナイテッド航空か。 

2012 年政府によるプロモーション概要と目標への貢献度評価
都市圏在住の富裕な中高年層を主なターゲットとして、以下のプロモーションを実施。

① カナダ国内に広範な販売網を張り巡らせている Flight Centre、Carlson Wagonlit Travel の大手流通網 2 社、ならびに Tour East Holidays とRoyal Scenic の有力 2 社と連携し、4 つの共同事業を実施。これらの共同事業の実施を通じて、各事業パートナーの販売網・集客力を動員してカナダから日本への送客増に取り組んだ。

② 中華系カナダ人をターゲットに、有力 TO(8 社)と連携し、値ごろ感のある訪日旅行商品を前面に押し出した共同広告を『明報』『星島日報』などに集中的に掲載し、日本への送客増に取り組んだ。

③ トロントで開催される「Toronto’s Ultimate Travel Show」(2013 年 1 月 26 日~27 日)に在トロント総領事館、国際交流基金トロント日本文化センター、地方自治体、旅行関係日系旅行企業などと連携して日本パビリオンを形成。官民一体となって、訪日旅行の促進と旅行目的地としての日本の認知度向上を図った。
 
主要ターゲットとして、3 つのセグメントを設定。訪日旅行者の増加を狙うセグメントとして、(1)都市圏在住の富裕な中高年層。および(2)ビジブルマイノリティ(先住民、白人系以外の民族)として最大の人口(2006 年国勢調査:135 万人)を擁し、日本への旅行志向が高いトロント・バ
ンクーバー在住の香港・台湾系カナダ人をターゲットとする。中期的な有望セグメントとしては、(3)20 代若年層および訪日教育旅行の潜在市場としての学生層をターゲットとする。

▼就航路線
2015年10月末の冬季ダイヤから、トロント‐成田便、バンクーバー‐関空便が全便運休、カルガリー-成田便が週7便から週3便となり、夏季に比べ16便の減便となった影響が心配されたが、好調な結果に。

バンクーバー国際空港をハブ航空としているエアカナダは、羽田空港と成田空港に毎日飛行機を運行している。価格は日系のJALやANAよりも数万円安く、カナダのフラッグキャリアなので訪日カナダ人観光客にとって馴染みがあり、最も利用しやすい航空会社と言える。
バンクーバー国際空港から日系の航空会社のJALは成田空港へ、ANAは羽田空港へ毎日運航している。飛行時間は約10時間でANAは往復とも深夜便が利用できる。乗り継ぎ便で待ち時間を含む飛行時間が19時間かかる中国東方航空もバンクーバーに発着していて、往復とも深夜便が条件の訪日カナダ人観光客の場合、ANAよりも数万円安く利用できるメリットがある。

トロントピアソン国際空港からは、エアカナダが羽田空港と成田空港に毎日運行している。飛行時間が約13時間と長いため価格がバンクーバーからよりも数万円高くなる。ユナイテッド航空もニューヨーク、ワシントン、シカゴといったアメリカの都市を経由する乗り継ぎ便を運行していて、飛行時間は最短で約18時間半とかかりますが、エアカナダよりもかなり費用を抑えられるので、あまり飛行機にお金をかけたくない訪日カナダ人観光客をターゲットにしている。
直行便であっても飛行時間が長くなっている。日本人よりも体格のよい訪日カナダ人観光客には直通便よりも、乗り継ぎで飛行機から降りられる方が快適な場合もある。その場合、カナダ国内で乗り継いでもアメリカで乗り継いでも地理的に近いため、大きな違いは見られない。カナダの西側からは比較的飛行時間の短い直行便が、バンクーバー国際空港から毎日何本も運行している。

 

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フランス

基本的数値

この段落の要約

1回の滞在期間が長めで、移動範囲広め。
カップル・夫婦の割合高め。

 

2015年 21万人 全体シェア 1.1% 順位 13
旅行支出/人 209,333
平均泊数 14.8
旅行消費額 448億円 シェア 1.3% 順位 11
◎訪日人数 年間推移  
◎月別データも参照
4、5、7、8、10月に多い
 
◎2015年基本データ
(全体シェア、順位、旅行支出/人、平均泊数)
(旅行消費額(億円) 属性)
一人当たり旅行支出額が高い
平均泊数もとても長い
男性率が高い
◎来訪目的
観光目的の割合やや少なめ
知人訪問も10%は占めている
 
◎来訪回数
 1回目が過半数いて多い
◎同行者
自分1人とカップルが多い
 
◎旅行形態
◎観光・業務別の旅行形態
9割が個別手配
 
◎滞在日数
3日以内は5%以下で、14日以上が40%もいる

◎旅行支出/内訳割合
買物代少なく、宿泊やや多め
 ◎購入単価/購入率
和服(着物)・民芸品、マンガ・アニメ・キャラクター関連商品、書籍・絵葉書・CD・DVDの購入率は各3割で高い。特にマンガの単価は非常に高い。
 
◎旅行情報源
口コミサイト、旅行ガイドブック、日本在住の親族・知人多い。
 ◎満足度
高い
 
◎各都道府県の訪問率あり P148
千葉、東京、神奈川県の関東圏が高い
京都、大阪も高い
広島県も高め
わりと広範囲に移動している

◎数値データ要約

観光・レジャー客では「7~90 日間」の長期滞在者が 91%を占める。
「マンガ・アニメ・キャラクター関連商品」の購入率が 29%と調査対象の国籍・地域の中で最も高い。
滞在中は「インターネット(パソコン)」を役に立った情報源とする割合が高い

▼◎GDP/人口/旅行者人数
人口の4割が海外旅行に行くが、訪日は1%に満たない 
◎ビザや法律面
3ヶ月以内ビザ不要

▼SNS

正統派SNS:Facebook(人口普及率:39.27%)
マイクロブログ:Twitter
写真共有:Instagram
モバイルメッセージング:WhatsApp
フランスもメインはFacebookのようです。
Instagramの伸びが顕著ですね。
同時にTwitterが下がって来ていることからフランスでもテキストから写真のコミュニケーションへと移行している。

特徴

この段落の要約

日本文化への関心高い、マンガの需要高い。

日本への商用客はほぼ横ばい傾向だが、観光客は年々増加傾向にある。(2011、2012 年は震災の影響を受けたが、2013 年にほぼ回復)
日本の伝統文化や日本食、現代文化やアニメ等、幅広い分野に関心が示されるものの、心理的距離(遠いというイメージ)、遠距離のため実際に費用と日数がかかること及び実態以上に物価高のイメージが強いこと、言語不安等が、訪日旅行を検討するうえでの阻害要素となっている。

・訪日旅行購買可能層が日本の漫画やアニメを見て育った世代であることから、音楽、映像、ファッション、ゲーム、日本のライフスタイル、ネオンの繁華街の魅力等の情報発信も有効。
フランス人が思う日本が誇れること、1位「歴史と伝統」、2位「文化、芸術」

初訪日客が6割を超えている市場のため定番人気観光地への訪問意欲が高いこと、また直行便が東京、大阪、福岡発着のみのため、ゴールデンルートが基本となる。

2回目以降の日本旅行の目的は「自然に親しむ(44.1%)」が最多。地方へ広がる。
初訪日で最も多い「日本の文化に触れたい」は2度目以降は減少
2回目以降は町家、合掌造りなど伝統的建造物を利用した宿泊利用が増加。

▼政府のターゲット設定
最大ボリューム層の①個人(FIT)旅行の中心的なターゲット層である30~40 歳代高学歴層、準ボリューム層の②団体旅行(グループツアー)及び旅行会社を利用した個人(FIT)旅行ツアーの手配層である 50~60 歳代余裕層、将来的ボリューム層の③ポップカルチャーに興味を示す 20 歳代若者層、ポップカルチャー愛好家層の 3 つのセグメントのうち、短期的に訪日旅行者数の増加を狙うセグメントとして上記①~②をターゲットに。

フランス人は日本文化への関心が高い人が多く、発信力があり、地域のブランディングにもつながるので、フランス人向けPRに注力する地域は多い。
日本への関心が高いフランス人向けの月刊情報誌「ZOOM JAPON」もあり、日本が世界に理解されるため、質の高いコンテンツを提供している文化情報誌。フランスに住む、知的好奇心が旺盛な20代~50代の会社員がターゲット。  

インドネシア

基本的数値

この段落の要約

研修など多く平均泊数は長いが、消費額は少ない。
男性×初めてが多い。関東圏に偏りあり。 

2015年 21万人  シェア 1.0% 順位 14
旅行支出/人 147,149
平均泊数 17.2
旅行消費額 302億円 シェア 0.9% 順位 15
 
◎訪日人数 年間推移  
◎月別データも参照
3、4、5、7、12月が多い。特に4、7、12月が多い。
 
◎2015年基本データ
(全体シェア、順位、旅行支出/人、平均泊数)
(旅行消費額(億円) 属性)
平均泊数は長い、それなのに消費額は少ないのでだいぶ少ない
 
◎来訪目的
観光が半分。研修、会議、ミーティングが多い
知人訪問も5%弱のみ。
 ◎来訪回数
1回目が半分
 
◎同行者
◎旅行形態
◎観光・業務別の旅行形態 
◎滞在日数
過半数が7〜13日間

◎旅行支出/内訳割合
◎購入単価/購入率
電化製品など少なく、服や食料品が多い

◎旅行情報源
自国、日本の知人からの情報が多い
◎満足度
高め

◎各都道府県の訪問率あり
千葉、東京が多い
山梨、静岡も多い
 
◎数値データ要約
男性が 6 割を占め、中でも 20 代が多い。初来訪者が半数を占める。
● 業務目的の割合が 36%を占め、中でも「研修」は 11%と、他の国籍・地域に比べて高い。
● 満足した購入商品は「服・かばん・靴」「菓子類」であり、「菓子類」は購入者単価も高い。
 
◎GDP/人口/旅行者人数
人口がとても多い
出国者の割合も、訪日の割合も3%ほど

◎ビザや法律面
2014/12/1より、インドネシアIC旅券を所持するインドネシア国民に対する事前登録制によるビザ免除を開始。
インドネシアに所在する我が国の在外公館(大使館,総領事館,領事事務所)においてIC旅券の登録を行った人は,3年又は旅券の有効期間満了日までのどちらか短い方の期間中は,15日間の滞在であれば,何度でも日本に入国することができるようになる。

▼SNS

正統派SNS:Facebook(人口普及率:22.15%)
マイクロブログ:Twitter
写真共有:Instagram
モバイルメッセージング:LINE
  インドネシアでもFacebook、Twitter、Instagramと世界標準的なサービスが並びましたが、モバイルメッセージングサービスだけは日本と同様にLINEが人気。 

特徴

この段落の要約

タイ同様にLINE人気。富裕層多くないので非イスラム系が多め。
文化・歴史への関心高い、高級品より日用品求める。 

実際の訪日旅行者が、主に中華系を中心とする非イスラム教徒のインドネシア人が多め。インドネシアで外国旅行に出掛けることができるのは、現在のところ、ビジネスに成功した中華系や、以前から裕福なマレー系の人々に限られている。
新たな旅行先を取り入れたパッケージツアーも徐々に増えているが、日本での訪問先は依然として東京、大阪が中心でそれに北海道、九州、アルペンルートが続く。富士山(河口湖)へも好んで行くが、富士山に登りたいという声は少ない。(インドネシア人は、労苦を伴うような活動を避ける傾向にある。)
インドネシア人は、旅先で土産物も盛んに購入するが、和菓子や「和」の情緒を感じさせるような日本的な物が好まれる。高級品より日用品、自分で使うもの含め色々買いたい人が多い。
日本以外の東アジアで人気の旅先は台湾、香港、中国、韓国。
 
訪日旅行を検討するインドネシア人は、日本に対して、「滞在費が高い」、「食事が大変である」(ハラル関係)、「礼拝の場所がない」というイメージを抱きがち。また、列車を降りてからのアクセスや、日本国内での移動が複雑で難しいことから、FIT での訪問先が東京近郊に限られることも多く、FIT マーケット拡大の 1 つの問題点。パッケージ旅行の需要が高い 

▼DBJレポート
【泊まる】
 日本旅館に宿泊した人/宿泊を希望する人が多い。
 宿泊施設に「低価格」「観光施設へのアクセス」を求める人の割合が他地域と比較して高い。
【買う】
 「日本の特産品、伝統的なもの」「お土産」を買いたいと答えた人の割合が他地域と比較して高い。
 高級品より日用品、自分で使うものよりお土産を含めいろいろ買いたい人の方が多い。
【旅行地の選定】
 「広島」「長崎」を訪れた人の割合が他地域と比較して高い。
 「日本の文化・歴史」「日本の科学・技術」「世界遺産」で日本旅行を選んだ人も多い。
 行ってみたい日本の観光地のイメージに「新幹線」を挙げる人の割合が8地域の中で最も高い。
【旅行スタイル】
 少人数で、ツアーガイドによる案内を希望し、効率的に多くの国を訪問したいと考える割合が高い。
 ガイド付き(自由行動日なし)パック旅行を利用した人の割合/希望する人の割合が8地域の中で最も高く、来日前からすべてを決めている割合も高い。
 滞在日数(平均)は8.9日と8地域の中でも最も長い。
 日本旅行の情報をSNS、口コミサイトのほか、日本政府観光局や旅行会社のホームページなど幅広く情報収集を行う。

ベトナム

基本的数値

この段落の要約

留学や親族訪問多く滞在時間は非常に長い。
ショッピング費用は非常に高い、特に化粧品。海外旅行客の20%が訪日。 

2015年 19万人 シェア  0.9% 順位 15
旅行支出/人 194,840
平均泊数 37.7
旅行消費額 361億円 シェア 1.0% 順位 13
 
◎訪日人数 年間推移  
◎月別データも参照
伸び率は非常に高い
3、4、10月が多い。
特に4月が集中して多い。
 
◎2015年基本データ
(全体シェア、順位、旅行支出/人、平均泊数)
(旅行消費額(億円) 属性)
平均泊数が非常に長くて、旅行支出もその分高い。日数の割には安い。男性が多い
 
◎来訪目的
観光目的が3割しかいない
知人訪問も1割。 他はビジネスが多い
 ◎来訪回数
1回目が過半数でやや多め。
 
◎同行者
ひとりと職場の同僚が圧倒的に多く2つで7割
 
◎旅行形態
◎観光・業務別の旅行形態
団体ツアーも一定数あり
◎滞在日数
28日以上が30%以上ある

 
◎旅行支出/内訳割合
◎購入単価/購入率
ショッピング費用は中国の次に高い
 
◎旅行情報源
日本在住の親族・知人が3割越えでとても多い
 
◎満足度 
◎各都道府県の訪問率あり
千葉、東京、神奈川の関東圏が高め。
山梨、愛知、兵庫が高い。
北海道、沖縄等は0。
 
◎数値データ要約
男性 20~30 代が多い。平均泊数は 37.7 泊と、調査対象の国籍・地域の中で最も長い。観光・レジャー客の買物代は、調査対象の国籍・地域の中では中国に次いで 2 番目に高い。
満足した購入商品は「化粧品・香水」であり、購入者単価も高。
 
▼GDP/人口/旅行者人数
海外旅行者数自体は国民の0.5%に満たないが、そのうちの4割が訪日
 
▼ビザや法律面
2015年1月からのベトナムビザのタイプは20種類となっている。

▼SNS
正統派SNS:Facebook(人口普及率:24.40%)、Zing Me
マイクロブログ:Twitter
写真共有:Instagram
モバイルメッセージング:Zalo
 
国産SNSのZing Meというサービスがあるようだが、Facebookの人気は凄まじく利用者数は爆発的に伸びている。モバイルメッセージングサービスは日本では聞き慣れないZaloというベトナム独自のサービスが人気。
Twitterは全体の国を通して言えることだが、特にアジア圏ではアメリカや日本ほどカジュアルに利用されていない国が多い
また、Twitterはあまり人気は出ていないようでInstagramも少しずつ伸びている程度。なのでベトナム人はFacebookでマイクロブログや写真共有的な使い方もしている。 

特徴

この段落の要約

ほとんどゴールデンルートにしか行かない、神戸が人気。
ビザ緩和や直行便増加も一要因。 

いまのところベトナムの訪日ツアーの内容には他国と比べて特徴は少なく、どこの旅行会社も同じようなツアーを出し、同じような価格設定というのが現状。社会主義の国であるため、まだ規制が多く、自由な価格競争も難しい。たとえば、すべて5つ星ホテルに泊まるデラックスツアーや、札幌雪祭りやハウステンボスへ行くツアーなどのスペシャル企画を打ち出しても、なかなか売れないのが現状
ゴールデンルートでは必ず神戸に立ち寄ること。その目的は、瀬戸大橋を見て神戸牛を食べること。

▼食文化について

日本食はほとんど問題ない。焼肉やしゃぶしゃぶ、寿司、和定食など、日本食としてよく知られているわかりやい料理が好まれる。ひとつ注意しなければならないのは、ベトナムではいま中国との関係が良くないため、中国客が多いレストランにお連れするとクレームを受けることがある。
ホテルでも特に困ったことはない。ただし、ベトナムではどんなに小さいカフェでも、家庭でもWiFiが当たり前のように普及しているため、WiFiがないホテルに泊まると驚かれてしまう。こういう点に関しては、あらかじめ日本の遅れているところとして理解もらうよう説明の必要あり。

ベトナム人にビザが免除されているのはアセアン10カ国のみ。だから、もし日本でビザが緩和されたら、間違いなくベトナム人は日本へ行きたいと思う。日本の魅力は桜や紅葉に代表される自然の美しさ、近代的でありながらとても清潔な国であること。日本料理も食べたいし、買い物もしたい。ベトナムの経済水準はまだ低いので、リピーターが現れるようになるには時間がかかるが、少しずつ日本に行きやすい環境が整い始めている。9割のツアーがゴールデンルートというだけに、昨年すでにバスやホテル不足から予約を受けられない事態も発生している。

▼日本語ブーム
「ベトナムで空前の日本語ブームが起きている。昨年度の日本への語学留学生は前年度の4倍で、日本語試験の受験者も東南アジアで断トツだ。ブームの背景にあるのは、国際環境の変化だ。日中関係の悪化で中国からベトナムへ拠点を移す日系企業が増え、商工会の加盟数は1299社(14年4月)と、5年で約1.5倍も増えた。いまや学生にとって日本語習得が「就職への近道」になっている
ベトナムは親日国である。 

近年の取組

この段落の要約

日本語学習者が非常に多く、留学生も一定数いる。
親日国、反中意識が強い。

▼近年の増加要因
2015年は、ベトナム国民に対する入国査証(ビザ)要件の緩和による好影響が続いたほか、訪日ツアー販売の拡大、福島・茨城・北九州など地方空港へのチャーター便運航数の増加及び同便を利用した廉価ツアーの販売、日本国内におけるベトナム関連イベント・政府関連行事の実施に伴うミッション団の訪日、留学生や技能実習生の訪日が訪日ベトナム人数の増加に貢献。
 査証緩和に加え、円安の進行に伴う訪日旅行の価格低下、羽田便の増便をはじめとした座席供給量の増加、従来よりも手頃な価格での航空券の販売、共同広告、有名人歌手を起用したミュージックビデオの制作およびイベント実施、ベトナム語よる情報発信強化などのプロモーションが、増加要因として挙げられる。また、観光客だけでなく、留学生、技能実習生なども増加傾向にある。

▼歌手PVの影響
大阪を旅する「ベトナム人気歌手」のPV撮影が話題に!
ベトナムの人気歌手の新曲のPV撮影のロケ地に大阪を選んだことは、訪日促進プロモーションにつながっていると思う。2014年10月26日にホーチミンで開催された日越交流イベント『ジャパンデー2014』の会場でもこのPVは流された。

▼就航路線
航空座席供給量については、14年7月の羽田空港の国際線枠の拡大に伴い、ベトナム航空のハノイ・羽田線、ベトナム中部都市ダナンから初の成田線などが新規に就航。確実に拡充。
2014末より関西空港にベトナムのLCC・ベトジェット航空のチャーター便が初就航。同エアラインは、定期便が就航する最初の便で機内に水着やドレス姿のキャンペーンガールを同乗させ、ダンスを披露するなど、およそお堅い社会主義国とは思えないサービスが話題。

訪日旅行業全体に対しての包括的な分析記事はこちらを参照ください。

 

訪日旅行者数上位1~15位の国別市場分析(前半)

観光産業ビジネス関連

2016年についに訪日旅行者数が2000万人を突破し、インバウンド市場が伸びていることは明確です。全体数として物凄い勢いで成長していますが、国別にどのようなシェアを占めて、どれほど伸びているのか各国の訪日における定量的データを分析しています。

また訪日観光のマーケティングといっても、ターゲット国により大きく特性が異なり施策やもてなしを変化させる必要があります。故に各国の定性的データも記載していきます。

2015年の訪日旅行者数が多い順に
中国、韓国、台湾、香港、タイ、アメリカ、オーストラリア、シンガポール、マレーシア、フィリピン、英国、カナダ、フランス、インドネシア、ベトナムの15ヶ国を分析していきます。

当記事ではベスト8までに特化して説明。
ベスト9位~15位はこちらの記事で。


※数値データは2015年、観光庁実施の訪日外国人によるアンケート(標本4万件)結果を基にした統計データ。

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中国

基本的な数値データ

この段落の要約中国が訪日全体の人数25%、消費額は40%を占める。
1回目の人が多い、団体ツアーが多い。基本的に消費額高く買物代非常に多い。

 

2015年 499万人 前年107.3%増 シェア 25.3% 順位 1
旅行支出/人 283,842
平均泊数 12.7
旅行消費額 14,174 シェア 40.8% 順位 1
 
◎訪日人数 年間推移  
◎月別データも参照
2014.2015年の伸び率が80%、100%とすごい上昇率
7.8月が特に多くて、6.9.10月も次に多い水準
 ◎2015年基本データ
(全体シェア、順位、旅行支出/人、平均泊数)
(旅行消費額(億円) 属性)
1人当たりの旅行支出がとても高い
平均泊数も長め
 
◎来訪目的
◎来訪回数
1回目が圧倒的に多い
 ◎同行者
家族での旅行がやや多め
 
◎旅行形態
◎観光・業務別の旅行形態
団体ツアーが多い
観光だけで見ると半分以上が団体ツアー
◎滞在日数
◎旅行支出/内訳割合
全項目で全体平均を上回っているが圧倒的に買い物代が多い。

◎購入単価/購入率
カメラ・ビデオカメラ・時計、電気製品、化粧品・香水、医薬品・健康タブレット・トイレタリーの購入率が高く、購入金額も非常に高い。
和服の購入金額も高い、購入率もやや高め
 
◎旅行情報源
個人のブログの比率が少なく、他は全体通り
自国の親族・知人、旅行会社ホームページが多い
 
◎満足度
全体傾向と同じ
◎各都道府県の訪問率あり P148
東京、千葉、神奈川は多め。初めての人多いから。
山梨と静岡と愛知が非常に多い
大阪、京都も多い
九州は少なめ、沖縄は5%と標準
 
◎数値データ要約
初来訪者が 63%を占める。団体ツアーが 43%と調査対象の国籍・地域の中で最も高い。
買物代が平均16 万円超と高く、旅行支出総額の 57%を占める。買物場所は「ドラッグストア」が多い。
「化粧品・香水」や「電気製品」を満足した購入商品として選択する人が多い。
 
▼GDP/人口/旅行者人数
GDP世界2位。旅行者人数は8%しかいないが1億人超え。
そのうち、訪日は5%。 

ビザや法律面について

この段落の要約所得制限の基準が下げられるなど、ビザ緩和はどんどん進んでいる。
緩和されているが、ビザ制限は未だ他国よりは厳しく団体ツアーが多い。
資産照明が必ず必要。
資産制限低くなっても、飛行機とホテルを国指定の旅行会社で取得する必要は残る。
数次ビザの2回目以降の人のみ、個別手配可能。
大体も個人1回目も指定旅行会社を通す必要あり。

中国(香港、台湾を除く)は査証(ビザ)免除の対象とはなっていないため、中国籍の方の日本訪問には、その日数に関わらず事前の査証(ビザ)取得が必須。
一般に「観光ビザ」と呼ばれるものは、正確には短期滞在査証(短期滞在ビザ)のことである。
中国からの訪日観光は、従来は団体観光か家族観光ビザに限られていた。しかし、2008年10月に観光庁が発足して以降、一気に中国個人観光ビザが解禁に向けて動き出した。
中国人が経済力をつけてきたということにも起因している。
代理申請資格を得た中国の旅行社が、年収や犯罪歴の有無などを調べ、「失踪の恐れのない十分な経済力のある中国人」であると旅行者の身元を担保し、絞り込まれた対象についてさらに在外公館のフィルターをかけ、ビザを発給するしくみ。年収25万元以上という目安があるものの、実際これに満たない場合でも保有資産や社会的地位などから総合的に判断する。ビザの申請には、財産証明や預金証明の提出が要求される。また、出国の際には出国保証金として5万元もの預り金を用意。
2010年7月、条件が10万元(約130万円)へと大幅に引き下げ、それまでの10倍の1600万世帯が対象になるとされる。

▼中国向けのビザ発給要件の緩和・・・2015年1月19日実施

①商用目的の者や文化人・知識人に対する数次ビザ
◎商用:訪日渡航要件廃止、文化・知識人:身元保証書等省略◎沖縄・東北三県数次ビザ(※)の発給要件の緩和
 (過去3年以内に訪日歴のある者については経済力の要件緩和)
 最初の訪日時に沖縄県または東北三県(岩手、宮城、福島)
 のいずれかの県に1泊以上することを条件に発給。
◎訪問先条件がない数次ビザの新導入(相当の高所得者対象)
 
▼2016年1月にさらに緩和
中国人の個人観光客については年収25万人民元(約430万円)以上で最初の訪日時に沖縄県または東北三県(岩手県、宮城県、福島県)のいずれかの県に1泊以上するものに限り数次ビザ(複数回入国ビザ)が発行されていたが、新たに緩和された要件では年収25万人民元未満の場合でも過去3年間に日本への入国履歴があれば数次ビザの取得が可能となったほか、年収25万人民元以上の人々については上記の入国地域の制限も撤廃された。
今回の申請条件緩和により、中国人観光客のビザ申請はより容易となり、これまで日本に入国歴(旅行や遊学など)がある人であれば誰でも数次ビザを申請できるほか、日本にいる親族を訪問するための親族ビザも緩和対象となり、数次ビザが発行されれば有効期間内に何回でも入国できるようになった。

外務省は3.11の震災以降、日本、特に東北地域に訪れる外国人観光客が大幅に減少する中で特定地域の経済復興を目的として入国地域制限付きの数次ビザ発行を開始した。しかし、このビザを取得した観光客の多くは東北地域にとどまることなくすぐに東京や大阪などの主要都市に移動する傾向が著しく、期待する効果をなかなか得られなかった。

原則、ビザ申請は資産照明などが必要。
シングルビザの申請については最近米国やヨーロッパへの渡航歴のある人や、医者や弁護士などの高所得者は個人資産証明の提示は免除となる。また、それ以外の人は平均5万元前後の資産証明が必要となり、独身女性の場合は20万以上が目安となる。

ビザを取得するには旅行会社を用いる必要あり ※下記参照
数次ビザの申請については、年収10万元以上20万元未満の場合は航空券情報、沖縄もしくは東北地方(岩手、宮城、福島)での宿泊予約情報の提出、在職証明、年収証明、個人納税証明(直近1年間の納税額3000元以上)が必要となり、年収20万元以上の場合は在職証明、年収証明、個人納税証明(直近1年間の納税額22000元以上)が必要となる。

旅行予約サイト・同程旅遊網を例にとると、現在日本旅行の商品は主に、団体旅行と個人旅行に分かれている。団体旅行は旅行ルートが固定されており、団体観光ビザの手続きが必要。個人旅行の場合は、個人観光ビザの手続きが必要。しかし、仮に個人観光ビザを取得できても、日本旅行は真の意味での「自由」にはならない。

日本大使館の公式サイトを見ると、「当館における査証(ビザ)申請は原則として当館指定の代理申請機関を通じて行う」こととなっている。これは、その他の国や地域と異なる点だ。サイトを見ると、これらの代理申請機関のほぼすべてが旅行会社だ。代理申請機関の一つである中国旅行社総社の関係者は、「当社を通じて日本の個人観光ビザを取得する場合、ホテルと航空券が固定される」と述べた。
2015/1からの新制度であっても観光客は代理申請機関を通す必要があり、旅行中の航空券とホテルをすべて予約する必要があることは間違いないという。


▼現状の中国ビザのルールまとめ

この段落の要約団体ビザの方が基準低く、楽だから団体が多い。
個人観光ビザ(一次ビザ、数次ビザ)の基準もどんどん下がってきてはいて増えている。
個人観光ビザでも旅行会社を通して手配する必要あり(数次ビザは一回目だけ旅行会社を通す必要あり) ※指定された旅行会社数社
数次ビザ持ちで2回目以降の訪日旅行の人は個別手配で訪日可。

1 団体観光 
 中国人の訪日観光は,基本的に,中国の関連法令に基づく「団体観光」の形式をとる(滞在期間は15日以内)。
 中国国内の旅行会社が主催する添乗員付きのツアーに参加して訪日する場合は,旅行会社を通じて団体観光ビザを申請。ビザ申請人が用意する書類は,中国国内の旅行会社に問い合わせ。
団体観光では,添乗員なしの自由行動は認められていない。
 
2 個人観光 
 少人数で自由な観光をしたいとの要望に応じ,団体観光の形式によらない,個人観光客向けのビザを発給。個人観光では添乗員の同行は不要です。一次ビザと数次ビザがあるが,いづれも旅行会社を通じてビザを申請。数次ビザについては,1回目の訪日の際の旅行日程の管理及び宿泊先の手配を旅行会社が行う。ビザ申請人が用意する書類は中国国内の旅行会社に問い合わせ。
 (1)個人観光一次ビザ
  ビザ申請人が一定の要件を満たす場合に,「団体観光」の形式をとらなくてもビザを発給(滞在期間は15日又は30日以内)。 ビザ申請人の方は,予め旅行日程を作成の上,中国国内の旅行会社に旅行の手配を依頼し,旅行会社を通じてビザを申請。
(2)沖縄県数次ビザ/東北三県数次ビザ 
 個人観光で1回目の訪日の際に沖縄県又は東北三県(岩手県,宮城県,福島県)のいずれかの県に1泊以上する方に対して,以下の一定の要件を満たす場合に,数次ビザ(有効期間3年,1回の滞在期間30日以内)を発給。ビザ申請人の方は,予め旅行日程を作成の上,中国国内の旅行会社に旅行の手配を依頼し,旅行会社を通じてビザを申請。2回目以降の訪日の際は,旅行会社を通じて旅行を手配する必要はなし。

 対象者は以下のとおり。
(ア)十分な経済力を有する者とその家族
(イ)過去3年以内に日本への短期滞在での渡航歴がある者で,
   一定の経済力を有する者とその家族
なお,平成27年1月のビザ発給要件緩和により,上記(イ)の要件が追加され,これまで家族のみでの渡航は認めていなかったが,家族のみでの渡航も可能となった。これに伴い,滞在期間はこれまでの90日から30日に変更された(緩和以前にビザの発給を受けた家族の方は,今後,家族のみの渡航も可能となる)
 
(3)相当な高所得者用数次ビザ 
 中国人個人観光客で,「相当の高所得を有する者とその家族」に対しては,1回目の訪日の際における特定の訪問地要件を設けない数次ビザ(有効期間5年,1回の滞在期間90日以内)の数次ビザを発給。
 ビザ申請人の方は予め旅行日程を作成の上,中国国内の旅行会社に旅行手配を依頼し,旅行会社を通じてビザを申請。2回目以降の訪日の際は旅行会社を通じて旅行を手配する必要はなし。
 
※日本在住の親族や知人を訪問する場合は、別の方法。

旅游法

この段落の要約

賄賂によるショッピング誘導などを禁止にする法律。
ツアーの品質向上、日本の魅力は伝えやすくなった。

2013年10月1日から中華人民共和国「旅游法(旅遊法)」が施行される。今までの中国には、狭義の意味でも法律である「旅行業法」はなく、法的効力のある行政関連の「旅行社管理条例」が存在していた。今回の旅游法の制定は単なる「旅行社管理条例」の改正ではない。現状の中国旅行マーケットの仕組みが根本から改変され、現地中国旅行社としては造成するツアー内容や価格の変更を余儀なくさせられる。
 
(1) ツアー行程へのショッピング店の組込み不可
(2) 現地旅行先でのオプショナルツアーの販売不可
中国国内で強く批判されている「強引なショッピングの斡旋」「強制的な現地オプショナルツアー販売」を徹底的に規制する姿勢。  ※もちろん日本以外の行先に関しても同様。
 
『旅游法』が施行されると、そのような旅先でのコミッション収入やオプショナルツアー収入で利益をカバーすることが出来なくなるため、格安団体旅行ツアーの基本価格を大幅に値上げせざる負えなくなる。
 →だが本来の日本の良さをより出せるようになり、リピーター増につながり得る。
 
ショッピングについてであるが、現状の団体客が買い物を強いられている不適切な免税店(法外なショッピングコミッションを旅行社に支払って半ば強引に誘客、押し売りをしているようなお店)から、日本人からも評価の高い優良な百貨店、商店街店舗、ショッピングセンター、アウトレット、ディスカウントストアー、家電量販店、ドラッグストアーで購買することが増える。

 これは、日本のインバウンド業界にとっても、顧客にとっても良い環境になっていくことは明白である。今年8月に設立されたばかりの『ジャパンショッピングツーリズム協会(JSTO)』にとって大きな追い風になりそう。
 
  次に、観光地・観光施設については、旅行社への集客手数料が高い観光施設から、日本国内でも人気のある観光地や観光施設や、特徴のある日本独自の美術館、博物館、科学館、体験施設への訪問が増える。本来、日本が誇る観光名所へ誘客が増えることによって、日本観光のイメージアップが図れるためリピーターの獲得も期待できる。
 
  そして、何よりも大きな変化としては、価格志向であった団体募集型ツアーから、本来の旅を自分思考で楽しむFIT型ツアーへ大きくシフトする。

中国人のニーズ

▼DBJレポート

【泊まる】
 日本旅館と高級ホテルに宿泊した人/宿泊を希望する人が多
 い。(訪日経験者/日本旅行希望者回答)
 「温泉に是非入浴したい」という人が多く、宿泊施設に「広
 い温浴施設(露天風呂等)」を求める人の割合が他地域と比
 較して高い。(日本旅行希望者回答)
【買う】
 「電化製品」「化粧品、医薬品、日用品」を買いたいと答え
 た人の割合が他地域と比較して高い
 「ショッピングモール」で買い物をした人が多い。
 免税制度、外貨両替、カード決済が今より利用しやすかった
 らよりお金を使うと回答した人の割合が他地域と比較して高。
【旅行地の選定】
  日本旅行を希望する割合が前回調査より8ポイント上昇。 
 「北海道」「富山」を訪れた人の割合が他地域と比較して高。
 「日本でのショッピング」を目的に日本旅行を選んだ人の割
  合が他地域と比較して高い。
【旅行スタイル】
 大人数での旅行を希望する割合が8地域の中で最も高い。
 高級な料理や豪華で快適なホテルでの宿泊を希望する割合が 
 8地域の中で圧倒的に高く、高いお金を払っても上質な旅行
 を希望している。(全員回答)
 日本旅行の情報を口コミサイトで収集した人の割合が他地域
 と比較して高い。
 日本国内での移動手段としてタクシーを利用した人の割合が
 8地域の中で最も高い。

中国本土からの観光客はひとり平均12万円を超える「買い物」費用を用意しており円安や免税制度の整備が中国人観光客の大きな「買い物」需要を生んでいるのがわかる。加えて「温泉」「旅館」「自然・景勝地」にも興味を示しており、ショッピング以外にもひと通りの観光を楽しみたい旅行客が多いことがわかる。一方で韓国同様、日本文化関係の項目の低さも特徴的。

買い物事情

この段落の要約電化製品・化粧品・薬の買い物が特に人気。ドラッグストア利用が非常に高い。
メンツを大切にし見栄張りである、土産など重要。

人気の買い物スポットはドラッグストアで、訪日中国人の8割が買い物をしている。これは、日本の化粧品類やトイレタリー(シャンプーやリップクリームといった身だしなみ用品)、医薬品の品質が高く評価され、購買意欲が非常に高いことを示している。ビザの関係で日本へ気軽に行けなかった数十年前は、違法の並行輸入業者から購入してまで日本の薬を手に入れたい、というほどに「日本の薬は効き目がある」と評価されてきた。そのため、訪日旅行が手軽になった昨今では、訪日中国人がドラッグストアに殺到するのも納得。
  さらに、「12の神薬」の流行がさらなる後押しをしている。「12の神薬」とは、昨年から中国で人気のSNS「微信」(ウェイシン、英語名:wechat(ウィーチャット)、FacebookとLINEの間の子のようなサービス)で爆発的に拡散され、話題となった12種類の薬のこと。「神」は日本語での「神曲」や「神対応」と同じく、中国語でも「すごい」とか「すばらしい」といった意味で使われている。「12の神薬」は以下のとおり。
 「12の神薬」
サンテボーティエ 目薬 参天製薬
アンメルツヨコヨコ 消炎鎮痛剤 小林製薬
サカムケア 液体絆創膏 小林製薬
熱さまシート 冷却材 小林製薬
イブクイック 頭痛薬 エスエス製薬
サロンパス 消炎鎮痛剤 久光製薬
ニノキュア 外皮用薬 小林製薬
ハイチオールC L-システイン製剤 エスエス製薬
ビューラックA 便秘薬 皇漢堂製薬
口内炎パッチ大正A 口内炎治療薬 大正製薬
命の母A 女性保険薬 小林製薬
龍角散 のど薬 龍角散

現在では中国国内でもこれらの日本製品を買えないことはないが、関税などが上乗せされ、そして物価上昇の煽りをうけて非常に高値で販売されている(たとえば、日本では300円程度で購入できるハンドソープが1000円程度で売られていることも)。
中国人は派手好き、見栄っ張りという傾向があるため、訪日中国人相手にインバンド消費を狙うにはパッケージングを豪華にすることも大切になる。先述の「神薬12」にはリストアップされていないものの、赤くてキラキラしたパッケージングのロート製薬の目薬「リセ」の人気も非常に高い。というのも、単純にパッケージが目に入りやすいということと、「土産映え」するからというのが理由

訪日中の買い物代 161,974円
免税手続きをした人 68.0%
免税品の買い物代 113,435円
買い物をした場所
1位:ドラッグストア:83.6%
2位:空港の免税店:79.4%
3位:百貨店・デパート:74.6%
4位:コンビニ:62.7%
5位:スーパーマーケット:59.3% 

特徴

この段落の要約灰色収入部分が多く、公式数値として出ていない部分の個人所得も多い。
香港や台湾と同じ休み期間多い。 

▼年中行事
元旦:1月1日~1月3日(3連休)
旧正月:2月8日~13日(7連休)
労働節
5月1日は、インターナショナルレイバーデー(メーデー)。2016年は日曜日と重なるため、翌月曜日が振替休日になり、週末とあわせて3連休
端午節
中国の端午節は旧暦の5月5日。2016年は6月9日にあたる。国務院の通達により翌日(10日)も休日となり、3連休になる。
6月12日は振替出勤日。
中秋
2016年は新暦9月15日(木曜日)にあたり、連休。
 
国慶節
中華人民共和国の建国記念日。1949年10月1日、毛沢東は天安門に立ち中華人民共和国の建国を宣言した。10月1日~7日(7連休※6日(土)と14日(日)は振替出勤日)

 

中国には先進国水準の富裕層が約3000万人、中間層が約1億人いると言われる。途上国水準の中間層は4~6億人と推計されているといい、経済力だけを見ると、日本に来ることができる潜在需要は約4億人にのぼるという。2015年の訪日中国人500万人のうち、レジャー目的は約400万人と見られており、潜在需要の1%ほどにしか過ぎない。
 
▼中国の経済事情
中国はおよそ10兆ドル超のGDPで世界第2位(2014年時点)の経済大国。しかしながら、13.4億人という世界1位の人口のため、1人あたりの名目GDPでは、いまだ世界80位(約80万円程度)に過ぎません。これは日本の5分の1程度で、先進国と呼ぶにはまだ程遠い数字。平均年収で見ても、経済都市の上海でさえおよそ90万、中国全域だと30万超程度しかありません。こんな経済レベルの中国人が、日本に爆買いを目的に観光に来るのはなぜなのか?
 
それは、副業が盛んで「表に出ない金」を持っているからと言われている。副業、というと中国でも真っ先に株や不動産投資などが挙げられるが、それ以外にも本業の合間に別の仕事をする場合も多くある。中国人の元々の気質として、自分にとってメリットがあるかどうかをまず第一に考える傾向にあるので、会社に依存しない。そのため、その会社が気に入らなければすぐ転職するし、本業以外で自分の時間をうまくコントロールすることで副業に励む中国人が多いの。
 
中国では給与や福利などの正常な収入を「白色収入」、賄賂や横領、窃盗・強盗など非合法手段で得た収入を「黒色収入」と呼び、その間に位置する納税・申告されない個人的な収入を「灰色収入」と呼ばれている。この、「灰色収入」が爆買いの源となっているという背景がある。

性格的特徴

この段落の要約無関係な人には冷たい、強気。女性多め。4〜6日間が大半。
敢えて少し食べ物を残す文化あり。おもてなしされること望んでいる。
15~29歳のミレニアル世代が5割を占める。  

強い行動力を持ち、団体行動はあまり得意ではない
特別なもてなしをされるのが好き
親しい人に対してはとても親切だが、無関係な人には冷たい
頑固なところがあり、自分の言い分をなかなか譲らない
国土の広い中国だけあって地域差も大きく一概には言えないが、日本人よりも強気で、自分の意志を通そうとする人が多いとされている。
 
日本を訪れる中国人は20~40代までの比較的若い層が大半で、男女比では女性が約6割を占めています。滞在日数は4~6日間が約半数を占め、3日間以下の短期、14日間以上の長期日程は少ない。 
1週間未満の比較的短期間の滞在が多く、歴史や文化の体験よりも買物を目的とする観光客が多いのは、アジア各国に共通する点。しかし、台湾や香港、ベトナムなどからの観光客の買物代は6~7万円程度で、中国の半分以下となっている。

また、観光ビザの発給条件が次第に緩和されていることから、個人旅行する人が増加しています。それにより、今後は「深度遊(個人的な趣味趣向にフィットするディープな目的、テーマを持った旅行)」が流行し、リピーターも増えるのではないかと予想される。
 
中国人が海外を自由に旅行できるようになったのは比較的最近のことで、ビジネスや留学を除けば、決められたルートをまわっていく団体旅行が一般的でした。そのため、今でも日本観光では東京大阪間の観光地に行き買い物するルートが主流。
 
しかしながら、現在はそのような定番観光地以外の地域に訪れるケースも現れており、旅行スタイルは多様化している。たとえば、中国のポータルサイト「捜狐(ソーフー)」に掲載された記事では、さまざまな日本観光の見所を紹介。中国文化の影響を受けた寺社仏閣がある京都府やテーマパーク、温泉、グルメに加え、日本の四季が味わえる桜、花火、紅葉なども取り上げられました。買物できるモノだけでなく、体験やサービスで日本を楽しもうと思っている人たちも多くなっている。
 
スイスの金融機関「UBS」が行った調査では、日本が「中国人観光客が再び訪れたい場所」の1位に選出。半年以内に日本を訪れた中国人の約半数が、1年以内にもう一度日本に旅行する予定があるという結果になった。日本のファンになった観光客が、二度三度と訪日するケースも増加していきそう。

▼食文化
食習慣が日本と異なり、中国では冷たい料理は縁起が悪い、体に悪いとされており、好まれていない。そのため、冷めてしまったお弁当は温めて、ビールなどの飲み物は常温で出すべきとされる。また、地域による食文化の差が大きく、味の好みも異なります。自分の好きな味に調整できるように、さまざまな調味料を用意しておいたほうがよい。
しかし、自国にはない食文化を楽しみに訪日している観光客の場合、日本風のやり方で提供したほうが喜ばれる可能性もあり。中国人観光客の中には海外の料理に慣れている富裕層も多く、対処法はケースバイケースといったところ。
 
中国にはもてなす側が食べきれないほどの料理を出し、もてなされる側は少し残すことで満足の意を表すという習慣がある。盛り付けは多めにしたほうが喜ばれると言われている。また、中国では箸に加え、レンゲで食事をとるのが一般的。日本のものとはサイズや形状が少し違うので、用意をする場合は注意。
食習慣に近いところになるが、中国にはお酒は1人ではなく複数人で楽しむ習慣がある。もし中国人観光客からお酒を勧められたとしたら、それはおそらく交流の一部として行っているものなので、断らないほうが喜ばれる

2015年の渡航先では1位は韓国(2011年比12%増)でタイ(同263%増)、香港(37%増)、日本(57%増)、台湾(54%増)の順。
アジア以外では、ヨーロッパ(97%増)が最も多く、北米(151%増)、中東(177%増)となる。アフリカは最も少ないが、伸び率では306%増で最高だった。

▼訪日旅行者の層 
年代別では15~29歳のミレニアル世代が5割を占め、牽引層に躍進。次いで30~44歳が37%で、この2つの層で9割弱を占めるまでになった。45~59歳は10%だった。中国のミレニアル世代について、この世代の海外旅行者のうち66%は高所得者層だという。ホワイトカラーのエグゼクティブや専門職に就いており、さらなる経済力の向上が見込めることから、GFKマーケティングでは彼らが求めていることを理解することが最も重要だと指摘する。
ミレニアル世代は50歳以上の世代よりも意欲的で、自分熱中することにお金を費やす傾向が強いことが判明。自由を大切にし、有意義でワクワクする体験を求める。テクノロジーにも精通しており、ほぼ全員がスマホを所有してSNSで活発に情報交換も実施。団体ツアーではなくFITを望む旅行者としてアプローチすることが重要
日本は選択しやすいデスティネーションとして、その理由を3つ提示した。
1つ目は、日中間の航空路線の拡大だ。LCCも含め、主要都市間だけでなく、地方への路線も拡大したことが、中国人にとって日本はさらに身近な存在になったという。
 
2つ目が多様な観光資源。「日本は、北海道から沖縄まで南北に長く、自然、文化、歴史的な多様性に溢れている。アニメ、ファッション、食などの素材も多彩。こういう国は観光でも人気」と話す。
 
3つ目に挙げたのは、日本政府の観光立国に向けた取り組み。中国市場に向けたプロモーションで日本の露出も増え、観光国としての日本の認識も高まったと評価する。 

中国のSNS分析

この段落の要約中国特有の禁止が多く、SNSや検索エンジンにも独自性が強い。
ミニブログ微博、チャット形式の微信のシェア大きい。
百度以外にも人気のポータルサイトあり。 

正統派SNS: Renren(人人网)(Facebookの人口普及率:0.07%)
マイクロブログ:Weibo(微博)
写真共有:特になし
モバイルメッセージ:WeChat(微信)
 
中国だけは他の国とまったく異なります。
そもそもGoogleやFacebookすら国の検閲により利用することができないため、中国にはそれぞれの類似サービスが存在しています。
どの様な方法かは分かりませんが、中国人のFacebookユーザーも98万人もいるようなのですが、人口普及率で見ると0.07%しかありません。(もしかすると海外在住の中国人ユーザーかもしれません)
ここ2年はLINEの様なWeChat(微信)が爆発的人気のようですね。
また、中国ではFacebook系のRenren(人人网)よりもTwitter系のWeibo(微博)の方が人気であるという事が分かります。
ちなみに中国人留学生曰くWeibo(微博)がInstagramのような機能も持っているので、写真共有アプリは利用しないそうです。
また、掲示板は天涯という掲示板が人気のようです。

新浪微博(シナウェイボー)
 新浪公司が運営する、微博(中国語でミニブログの意)。短文を投稿できるTwitterのようなWebサービス。5億を越える個人アカウント、100万を越える企業アカウントが登録されている。
 他社による同様のサービスも存在するが、中国国内では「微博」というとそのまま同サービスのことを指すほどの人気を獲得している。現在は「新浪微博」から「微博」に名称を改めた。
 
微信(ウィーチャット)
騰訊(テンセント)が運営するインスタントメッセンジャーアプリ。「LINE」「カカオトーク」のような機能に加え、モバイル決済機能も備えています。登録ユーザー数は5億以上。

騰訊QQ(テンセントQQ) 
微信と同じく、騰訊が運営するインスタントメッセンジャーサービス。中国国内で最も使われているコミュニケーションツールだと言われています。2014年の公式発表によれば、アクティブユーザー数は約8.3億人。メッセンジャー機能に加え、音声チャット、ビデオチャット、コミュニティ機能などを持っています。さらにGoogle Driveのようにデータを共有する機能などもあり、プライベートだけでなく、仕事でもよく利用される。

人人網(レンレンワン)
「人人網」はFacebookの機能を踏襲した、完全実名制のSNS。中国版Facebookとも呼ばれている。1億人以上の中国人に利用されているが、競合サービスに押され、影が薄くなってきている。

中国では、以下のサイトが4大ポータルサイトと呼ばれている。
捜狐(ソーフー)
新浪(シナ)
網易(ワンイー)
騰訊(テンセント)
また、検索エンジン市場で世界第2位のシェアを誇る「百度(バイドゥ)」も利用者の多いポータルサイトとして知られている。Yahoo!のようにTOPページでニュースを紹介する上記の4サイトと違い、Googleのようなシンプルな構成になっている。

海賊版製品が出回っている中国ではSNSの口コミなどを参考にして買い物することが少なくなく、「日本で買うべき商品」などのWebコンテンツも多数存在している。なので、ネット上での評判は売れ行きを大きく左右する。中国人観光客の中には、購入するアイテムのリストを作っている人が少なくない。

中国人向け訪日会社

この段落の要約訪日中国人の半分はCtripを利用している。

中国最大オンライン旅行会社(OTA)の日本法人・シートリップ・ジャパン
Ctripの詳細は下記ページを参照ください。

訪日中国人の半数がシートリップのサービスを利用しているとされる。
2015年8月、日本のレストラン予約に関して一休と提携。
日本郵便株式会社など4社共同で訪日旅行者向けEC サイト。事前に注文したアイテムを、宿泊ホテルに配送するサービス。
2014年にCtrip Japan設立、日本にオフィスを構えた。中国のOTA企業で初。
日本のホテルについて、「中国人に優しい」レベルを表す「華」マークを。
2015年Ctripで訪日中国人の人間ドック予約可能に 
微領隊、同じ目的地に行くユーザーを出発3日前に微信のグループにまとめる。

 
「Ctrip」は、携帯アプリからは1日7.5億ページビュー(PV)、ウェブからのアクセスは1日5,000万PV。訪日中国人旅行者の半数が「Ctrip」か関連会社の顧客。Ctripは、個人旅行市場で68%と圧倒的なシェアを誇るまでに成長。北京や上海、広州など経済発展著しい沿岸部を中心に2億5000 万人の会員を抱え、2014年には国有の大手旅行会社各社を上回り、中国最大の旅行企業グループとなった。
 
フルスピードの日本に特化した訪日中国人旅行客向けNo.1アプリ『GoJapan(去日本)』
『GoJapan(去日本)』は、ダウンロードユーザー数300,000人超の訪日中国人旅行客向けのNo.1アプリ。日本国内の情報を、グルメ、ショッピング、観光、宿泊施設、生活、娯楽などのカテゴリーに分けて見やすく掲載している。旅行前の情報収集、旅行中の周辺検索、旅行後の情報共有までをカバーする機能があり使いやすく設計されているため、現在でもダウンロードユーザーが増え続けている。   
月2万円で店舗紹介ページに店舗情報を掲載して集客できる
 
現地スタッフによる中国人目線で企画された独自コンテンツを毎日更新
旅行中の周辺検索や翻訳機能、乗換案内など、旅行者にとって便利な機能が満載
 

韓国

基本的数値

この段落の要約リピーター非常に多く、3日以内が非常に多い。
個人ブログ参照率非常に高い。買物代は低く重要度低め。
ビザ不要。
航空価格は下落しているなどLCC拡大、日本語学習者増、週休2日制などで増加。 

2015年 400万人 前年比45.3% シェア20.3% 順位2
旅行支出/人 75,169
平均泊数 5.2
旅行消費額 3,008億円  シェア8.7% 順位3
 
◎月別データも参照
 8月、10月、11月が1番多い
◎2015年基本データ
(全体シェア、順位、旅行支出/人、平均泊数)
(旅行消費額(億円) 属性)
 旅行支出と平均泊数がTOPレベルに少ない
 
◎来訪目的
◎来訪回数
10回目以上のリピーターが多い
 
◎同行者
友人の割合がやや多い。
 
◎旅行形態
◎観光・業務別の旅行形態
個別手配が多い。インターネットが進んでることも理由
 
◎滞在日数
 3日以内がとても多い
 
◎旅行支出/内訳割合
 買物代が非常に少ない

◎購入単価/購入率
 菓子類のみ78.4%と平気より10%以上高い、その他は低く買 
 物自体が少ない
 
◎旅行情報源
 個人のブログ参照率が非常に高い
 
◎満足度
 平均より満足度やや低め
 
◎各都道府県の訪問率あり P148
 平均と比べて九州への訪問数が圧倒的に多い
 東京、千葉、神奈川などへの訪問率が非常に低い
  大阪、京都などへの訪問率も低い。
 
◎数値データ要約
3 日間以内の短期滞在者が多く、来訪回数 20 回以上のリピーター比率が高い。旅行支出は平均 7.5 万円で、調査対象の国籍・地域の中で最も低い。満足した購入商品では「菓子類」、買物場所は「空港の免税店」を選択する人が最も多い。
 
海外旅行者数は増えてきているが、訪韓者数は減少していっている状況。2016年には海外渡航者が2000万人を超える。
出国者数のうち20%が日本に行っている非常に高い割合

▼SNS

正統派SNS:Facebook(人口普及率:24.63%)
マイクロブログ:Twitter
写真共有:Instagram
モバイルメッセージ:カカオトーク
韓国でもFacebookが人気。カカオトークという日本でも利用者のいるサービスだが、韓国では圧倒的な人気。また掲示板はNAVER CAFEというNAVER内の掲示板が流行っている

9/7~9/10は韓国のお盆
2/19前後 旧正月
 
韓国は日本にビザ無しで来日できる。一般の90日以内。
韓国については、2006年3月1日以降、期間限定なしに短期滞在査証免除措置を実施。韓国人へのノービザ措置は観光・商用・通過目的の90日以内の滞在に限る。就業や留学の場合はこれまで通りビザが必要となる。
政治的要素などの反日感情すこしあり
 
▼交通事情
格安ツアーパッケージやLCC、
深夜便の利用や日本と韓国を結ぶ交通機関が発達していることが韓国人観光客が日本に来やすい状況
円安と航空会社間の激しい競争」が韓国発日本行きの航空チケット価格の下落を招いている

▼韓国人観光客の食事についての特徴

 おかずは「おはし」ごはんは「スプーン」
温かい料理はあたたかく。冷めたご飯はだめ。
緑茶はごはんの後
おかわりは無料
スープは絶対必要
キムチは絶対必要
 
▼韓国人観光客に人気なもの
 沖縄(宮古島)でゴルフ
スキー
オルレ(自然を歩くツアー)
温泉
日本のグルメ
ショッピング
日本のドラマ、アニメ、音楽などの「日流」
伝統旅館
アウトドア
レンタカー利用

温泉、日本食、文化、ショッピング、娯楽施設など魅力があふれ、女性や若者に支持されている。

韓国人の特徴

この段落の要約文化・体験への関心は非常に低い。温泉・マンガへの関心強い。
時期による人数の偏りは少ない。口コミ社会で原発問題へはより過敏。 

▼韓国人の訪日旅行事情
韓国からの旅行客は2~3泊程度の短い期間での訪問が多いため、観光というよりは「日本食・お酒」への興味が、比較的高い割合あり。一方で「旅館に宿泊」「日本の歴史・伝統文化体験」「日本の現代文化体験」「美術館・博物館」は平均と比べても特に低い傾向。日本文化に対する興味の低さが感じられる数字。
 
週休 2 日制の定着や LCC 市場拡大などにより、不景気にもかかわらず成長を続けている。海外旅行が一般化しリピーターが増えるにつれ、旅行形態もパッケージ旅行から個人旅行に移行しつつあるが、日本は特に地理的に近いこと、国内公共交通も安全で発達していること、日本語学習経験者が多いこと、多くの観光地を巡る従来の訪日旅行よりも一定の場所でゆっくりしたいヒーリング旅行ニーズの高まりなどから、日本は特に個人旅行者の割合が高い。
 
他の有力訪日市場同様、日本のグルメ・温泉・ショッピングなどへの関心が高いが、他市場に比べ、滞在日数が短い(3 泊以下)、季節性が少ない(安定した通年需要)、日韓間航空・船舶網の充実(2013年地点で日本の 25 空港・5 海港との間で定期便運航)を背景に全国各地へのゴルフ・スキー・トレッキングなどアウトドアアクティビティや教育旅行・インセンティブ旅行など SIT 需要が幅広い、と言った特徴が挙げられる。

2013 年 7 月の福島原発汚染水問題への過剰な反応など目に見えないリスクや食の安全を脅かす事象(日本産水産物禁輸、米国狂牛病など)への不安が SNSを通じ一気に拡大しやすい社会であり、訪日旅行市場の不確実性を高める原因となっている。ただしリピーター層を中心に不安を上回るバリュー(早割り、特典など)には積極的に反応する性質も持ち合わせており、対円の為替レートにも敏感に反応する。クチコミ社会。

DBJレポートによる特徴 2015年
 安価なホテルに宿泊した人/安価なホテルの宿泊を希望する人の割合が他地域と比較して高い。(訪日経験者/日本旅行希望者回答)

 宿泊施設に「広い温浴施設(露天風呂等)」を求める人の割合が他地域と比較して高い。(日本旅行希望者回答)
免税制度、外貨両替、カード決済が今より利用しやすくなっ ても使う金額は変わらないと考える人の割合が他地域と比較 して高い。(訪日経験者回答)
 「漫画、アニメ、キャラクターグッズ等」 、「食品(酒)」を買いたいと答えた人の割合が他地域と比較して高い。(全員回答)
 行ってみたい日本の観光地のイメージとして「居酒屋」を挙げる人が相応にいる。(全員回答)
 「震災後から、今でも日本旅行を控えている」と答えた人の割合が8地域の中で最も高い。 
 少人数で旅行したいと考える人が多い。(全員回答)
 乗り合いバスを利用した人が比較的多い。(訪日経験者)

外部的な要因

この段落の要約日本語学習者人数一位。
現地大手EC会社とHISが協同で子会社作成。

▼日本語学習者が世界一位。
日本語を学ぶ学生が増えている。その理由は、日韓交流の増加により日本語が就職に有利と判断され始めていること、日本文化に対する関心が高くなってきていることなどが挙げられる。
 
実際に、韓国の日本語学習者数は約91万人(2006年)と世界の中でもトップで、世界の日本語学習者の約3割(30.6%)を占めていることになる。
「韓流」に対して「日流」という言葉が生まれたほどに、韓国では若年層を中心に、漫画・アニメ・音楽といったポップカルチャーを中心とした日本文化や日本語への関心が高まっている。

▼韓国のLCC
韓国の格安航空会社(LCC)ティーウェイ航空が日本便を就航して2016年で約4年が経過した。同社の特徴は、主要路線に加えて佐賀便や大分便など独自の路線を展開していること。
ティーウェイ航空(韓国)が日本の福岡空港に就航したのは2011年12月。
最初は日本→韓国の方が多かったが2013年に日韓の乗客数が逆転した。2015年も10月までに55万人を超える、韓国からの訪日客の16%超が利用している。

▼HISのINTERPARK JAPAN
HISは韓国・ソウル市に拠点を置く大手EC企業「INTERPARK」と訪日旅行の促進に向けた合弁会社を2016/1に設立。新会社の名称は「INTERPARK JAPAN」。
HISの個人旅行パッケージ「チャオ」と同等レベルの150万人の取扱いを目指す。訪日旅行の分野では、新会社が日本のホテルや観光素材の直接仕入れを行う。その後、INTERPARK社のサイトを通じて韓国発の海外ツアーとして消費者への販売、また韓国の旅行会社に向けたBtoB販売を行う。パッケージ旅行商品も強化していく。韓国の旅行会社では、海外にツアーデスクなどを持つ企業が少ないといい、新会社ではHISが持つ海外拠点でツアーデスクなどを活用。
 INTERPARK社は、1996年に韓国発のネットショッピングモールとして設立されたEC企業。会員数2000万人、1日平均訪問者数230万人、年間取引額は2兆9000億ウォン、月間平均取引数は600万件を誇る。基盤事業は本と旅行で、特に成長事業となっているのが、チケットとツアーだという。「INTERPARK TOUR」では、韓国市場の取扱いで航空券が首位、国内航空券ではシェア50%(海外航空券は11%)。海外ホテルでは20万件のホテルを掲載しており、国内宿泊予約では1位。実績では年平均成長率(CAGR)で20%超を持続し、2015年度の取扱い額は1兆5000億ウォンにせまる。送客数ではCAGR33%となっており、2015年には20万人超となる見込み。早期のモバイル対応。

台湾

基本的数値

この段落の要約総合消費額は韓国を抜き2位に。女性多い。北海道と沖縄人気。
リピーター多く、団体ツアー多め。4~6日間が7割。買物代非常に少ない。基本的にビザ不要。 

2015年368万人 前年比30% シェア18.6% 順位3
旅行支出/人 141,620
平均泊数 6.4
旅行消費額 5,207億円 シェア 15.0% 順位 2
 
◎訪日人数 年間推移  
◎月別データも参照
4,5,6,7,10月が多い。1番多いのは7月。
◎2015年基本データ
(全体シェア、順位、旅行支出/人、平均泊数)
(旅行消費額(億円) 属性)
旅行支出は平均より少し低め、韓国よりは高いので総合消費額は韓国を抜く2位。泊数も短い。
女性の比率が高い
 
◎来訪目的
観光目的がとても多い
◎来訪回数
1回目人数少なくリピーターが多い。
◎同行者
家族・親族パターンが多い
◎旅行形態
◎観光・業務別の旅行形態
団体ツアーが40%越えで多め。
逆に業務だけでみると個別手配がとても高い
◎滞在日数
4~6日間に7割以上
◎旅行支出/内訳割合
買物代がとても少ない

◎購入単価/購入率

医薬品・健康タブレット・トイレタリーの購入率がとても高い
◎旅行情報源
日本政府観光局ホームページも、個人のブログも多い。
パンフレット、専門誌、テレビ番組などオフラインも多い。
基本的に情報収集手段多い 
◎満足度
満足度平均よりも高め
◎各都道府県の訪問率あり P148
北海道が13.2%と比率高い。
東京、千葉、神奈川などへの訪問率が低い
富山、石川県への訪問率が4%と高い
大阪、京都等の関西への訪問率も低い
沖縄への訪問率も9.5%と高い
 
◎数値データ要約
女性の割合が 55%と高い。滞在日数は「4~6日間」が 7 割を占める。「医薬品・健康グッズ・トイレタリー」の購入率が高く、満足した購入商品割合も高い。買物場所は「ドラッグストア」の割合が高く、86%が利用。
 
▼GDP/人口/旅行者人数
出国者数のうち27%もが日本に来ている
 
主計総処は、出国者数の増加の要因について、経済の発展や所得の増加を挙げた。中華民国(台湾)の1人当たり国内総生産(GDP)は2011年から2万米ドルを超えており、市民がますます生活品質の向上につながる、レジャーや娯楽活動を重視するようになっているため、それに伴う関連支出も増加している
台湾では海外旅行人気に伴い過去6年連続で出国者数が大幅に増加、2015年は過去最高の延べ1,318万人。

▼ビザや法律面
一般的な不要国
台湾については、身分証番号が記載された台湾護照(旅券)所持者に対して短期滞在査証免除措置を実施しています。
商用、会議、観光、親族・知人訪問等を目的とする在留資格「短期滞在」に該当する場合のみで、上陸許可の際に付与される滞在期間は90日が限度となります。
それ以外の目的(就業、留学等)、および90日を超える長期滞在を予定している場合は査証が必要 

台湾人の特徴 

この段落の要約基本的にビザ不要。テーマパークへの関心強い。
化粧品購入は多め。
中国旅行とまとめて中国経由で来る人もいる。
他人への信頼感が薄め、個人主義。

台湾からの観光客に特徴的なのは「テーマパーク」「旅館に宿泊」に興味を示す傾向が強いこと。台湾に大きいテーマパークが存在しないこともありますが、311震災の際に寄せられた台湾からの大きな支援に応えるため、2012年・2013年と台湾で開かれた「ランタン祭り」の際にはミッキーマウス率いる東京ディズニーリゾートのパレード隊が台湾を訪れたことが台湾で好意的に受け止められているようで、その辺りも影響しているのかもしれません。
ドラッグストア利用(医薬品購入も高い)と、国内の貸切バス利用が多い。テーマパーク需要が強く、旅館欲が高い。
親日国。
使用言語は中国語(繁体字)、台湾語。

▼DBJレポート

【泊まる】
高級ホテルと日本旅館に宿泊した人/日本旅館での宿泊を希望する人が多い。(訪日経験者/日本旅行希望者回答)
宿泊施設に「通信環境の整備(インターネット、Wi-Fi等)」を求める人の割合が他地域と比較して高い。
【買う】
 「化粧品、医薬品、日用品」を買いたいと答えた人の割合が他地域と比較して高い。(全員回答)
 「ドラッグストア」「ショッピングモール」で買い物をした人が多い。(訪日経験者回答)
 免税制度が今より利用しやすかったらもっとお金を使うと回答した人の割合が他地域と比較して高い(訪日経験者回答)

【旅行地の選定】
 「函館」「沖縄」を訪れた人の割合が他地域と比較して高い。 「治安の良さ」 「日本でのショッピング」 をきっかけに日本旅行を希望する人が多い。 (日本旅行希望者回答)
 他地域と比較して、日本各地の観光地を幅広く認知している。  (全員回答)

【旅行スタイル】
 ガイド付きパック旅行を利用した人の割合/希望する人の割合が他地域と比較して高い(訪日経験者/日本旅行希望者)
 日本旅行の情報を個人ブログにより収集した人の割合が他地域と比較して高い。(訪日経験者回答)
 日本国内での移動手段として貸切バスを利用した人の割合が8地域の中で最も高い

▼性格的な特徴

家族親族の信頼感が強い分他人は信頼感が薄い.若い夫婦は共稼ぎが多く子供は祖母,祖父に見てもらって居るケースが多いです。又都会では夫婦は外食が多く妻は家庭料理を余り作らない。
冒険心に富み失敗を恐れない人が多い。個人では成果を出すがチームだと期待する成果が出ない場合が多い。既婚者は夜、奥さんから電話が来ます.単身出張では亭主が一日一回家族に電話をしている人が多い。

外的要因

 

▼SNS
Facebook、モバイルメッセージングサービスはLINEが人気
正統派SNS:Facebook(人口普及率:65.00%)
マイクロブログ:Twitter
写真共有:Instagram
モバイルメッセージ:LINE

台湾ではPlurk(プルーク)という掲示板サービスも人気
時系列表示されるミニブログ。投稿などで貯めることができる「Karma」(カルマ)というポイントがある。この「Karma」の数値が上がるとそれに対応して、マスコットキャラクターやカラーリングの選択肢が増える。なお、「Karma」は「plurk」を放置すると下がってしまうので要注意。

▼空港
台湾で最も大きくて有名な空港が桃園(とうえん)空港。日本を訪れる台湾人のほとんどは、この桃園空港からやってくる。アジアはもとより世界中の人が利用する国際空港であることも知っておきたいポイント。
訪日台湾人観光客の動向として抑えておきたいのは、中国の空港を経由して日本に来る訪日台湾人観光客が少なからず存在すること。これは中国と日本のダブル旅行をする利用者の多いルート。また、航空運賃を安く抑えられるメリットもある。

訪日台湾人観光客が最もよく利用するのが台北~成田・羽田ライン。羽田空港とちがって、成田空港はバニラエアやエバー航空、ジェットスター・ジャパンをはじめとした航空会社が利用でき人気が高い。

▼ネット環境
台湾ではネットユーザーが1776万人と国民の74%を占め(約2400万人)、2人に1人がスマートフォンを持つほどとなっております。その背景には4G回線(LTE)が整備されて通信速度が格段に早くなったことが要因。
 検索では「Yahoo!」の影響力が高いのが特徴で、「Google」とシェアを二分している。中国本土で圧倒的なシェアを誇る「Baidu」(バイドゥ)のシェアは台湾ではわずか0.1%と中国本土とは全く別のマーケットとなる。インターネット掲示板では台湾最大なのは「PTT(批踢踢)」。

1〜2月(旧正月)、4月(桜需要)、7〜8月(夏休み)、9〜11月(紅葉鑑)に伸びる傾向がある。

台湾向け商品

この段落の要約日本会社が運営する台湾向け有名サイト・ラーチーゴー。
国内旅行会社が台湾向けに提供するツアーはテーマパーク付多い。

▼ラーチーゴー
台湾人の誰もが知る訪日観光情報サイト「ラーチーゴー」。同サイトを育てあげたのはジーリーメディアグループ。
ラーチーゴーでは、読者と同じF1層の台湾・香港人スタッフが自ら取材・発信する。
台湾・香港という2つの“繁体字中国語圏”をターゲットにして訪日観光情報を提供しており、換言すれば、中国本土などの“簡体字中国語圏”は対象外である。
社員数25人。台湾20人、香港1人、日本4人という構成で、社長以外は25〜34歳の女性。社内公用語は中国語。収益モデルは、広告収入が中心で、2015年度の売上は約3億円の見通し。
 
2011年のサービス開始から4年で月間ページビュー数は120万回、ユニークユーザーは30万人を超える人気サイト。東京、大阪、京都、神戸、和歌山、奈良、東北、北海道、九州、沖縄の8エリア版を展開
Facebookも注力している 

▼山水旅行会社
台湾を拠点に台湾格安チケット手配から、台湾国内旅行、台湾発海外パックツアー、ホテルの手配などのサービスを行っております。日本人スタッフが2人常駐している、 

▼国内旅行会社の商品分析
台湾人に対しては日本企業からの販売も多い 
調査は、旅行会社の団体旅行を利用して訪日する率が高い台湾、香港、中国を対象に、大手旅行会社11社がインターネット上で販売している訪日団体旅行商品を分析したもの。2015年2月下旬に3月出発分、3月下旬に4月出発分の商品情報を収集したもので、収集した商品数は計1502商品(台湾発1046商品、香港発121商品、中国発335商品)におよぶ。
台湾発の旅行商品では、日本での滞在日数が5日間の商品が多かった。ただし、沖縄県を訪れる商品では4日間の商品が主流。特徴的なのは全商品を眺めると47都道府県を網羅しており、中国本土では訪問地に偏りがあるのと逆の傾向を示している。
 
旅行内容としては、テーマパークを訪れる団体旅行商品数が多い。千葉県の「東京ディズニーランド/東京ディズニーシー」と大阪府の「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」、長崎県の「ハウステンボス」を合わせると、商品数はおよそ3割。また、花見ツアー、サイクリングや登山、マラソン、写真撮影、四国八十八ヶ所巡りなど個性的な商品が多く、訪日旅行に対して多様なニーズが存在していることを示した

▼食文化

この段落の要約食事は非常に重視している。見栄よりも量と質が重要でブッフェなど好き。
舌肥えている人多め。

台湾には「吃喝玩楽(チー・ホ・ワン・ロー)」という言葉があり、これは食べて(吃)、飲んで(喝)、遊んで(玩)、楽しむ(楽)のが好きな国民性を表現していると言われている。また、医食同源の思想の影響もあり、食事は人生で非常に大切なものとされている。食材が健康に及ぼす効能や調理法などを紹介すると非常に喜ばれる。料理は見栄えよりも味や量、品数を重視するため、バイキング、ビュッフェ形式が好まれる。
台湾には生物を食べる習慣がないこと。そのため、苦手な人でも刺身を加熱して食べられる鍋料理は人気メニューのひとつ。薄い味付けが好きな人が多く、すき焼きよりもしゃぶしゃぶのほうが好まれる。また、台湾には宗教上、健康上の理由から肉類を食べない人がいる。かつて牛が農耕のための労働力として使われていた名残から、牛肉を食べられない人も少なくない。
  
冷たい料理、濃い味付けの料理は苦手
箸とレンゲを使って食事する
正座やあぐらをしない人が多く、畳で座るのは不得意
和食好きだが舌が肥えており安くて味気のない物は好まれない
たくさんのお皿で食事を出すと喜ばれるが、見た目が少ないとがっかりされる
 台湾の首都・台北では公共の場所はほぼ禁煙になっているため、分煙したほうがよい

▼注意点
台湾人の多くは中国で使われている漢字(簡体字)が読めない。繁体字のメニューなどを用意したほうがよい
上下関係を重んじ、目上の人がメンツを失う行為はマナー違反とされる。
「分からない」「できない」ことを伝える際に、しかめ面をする習慣がある(不快感を与える意図はない)

旅行博も年に数回行われる
60カ国・地域と観光関連企業約950社・団体が出展する台湾最大規模の旅行展示会「2015台北国際旅展(ITF、台北旅行博)」が2015/11/6、台北世界貿易中心(TWTC)で開幕した。日本からは過去最多の157ブースが出展。

 

 

香港

基本的数値

この段落の要約リピーター率・観光目的としても高い。個人パッケージ旅行率も非常に高い。
リピーター多く関東訪問率低く、沖縄が非常に高い。

2015年 152万人 前年比 68% シェア7.7% 順位4
旅行支出/人 172,356
平均泊数 5.9
旅行消費額 2,627億円 シェア 7.6%  順位 4
 
◎訪日人数 年間推移  
◎月別データも参照
6、7、8、12月が多い
2015年の伸び率、他よりも高い
 
◎2015年基本データ
(全体シェア、順位、旅行支出/人、平均泊数)
(旅行消費額(億円) 属性)
 
◎来訪目的
観光目的の割合が1番高い
◎来訪回数
台湾同様に、1回目が少なく、リピーターがほとんど
◎同行者
家族が多い
◎旅行形態
◎観光・業務別の旅行形態
業務の個別手配が異常に高い
◎滞在日数
4~6日間がやや多い
◎旅行支出/内訳割合
◎購入単価/購入率
服(和服以外)・かばん・靴の購入率が高い

◎旅行情報源
日本政府観光局ホームページ、専門誌が多い

◎満足度
◎各都道府県の訪問率あり
千葉、東京、神奈川への訪問率は低い
沖縄が14.8%と非常に高い
その他は全体分布とほぼ変わらない
 
◎数値データ要約
リピーター比率が 82%、観光客比率が 88%と、調査対象の国籍・地域の中で最も高い。個人旅行向けパッケージ利用客は 26%と、調査対象の国籍・地域の中で最も高い。満足した購入商品は「服・かばん・靴」であり、購入率・購入者単価も高い。
 
▼GDP/人口/旅行者人数
海外出国者数は人口を上回る。うち17%が訪日。
 
▼ビザや法律面
旅券持っていればビザ不要
香港については、香港特別行政区(SAR)旅券所持者及び英国海外市民(BNO)
旅券所持者(香港居住権者)、また、マカオについては、マカオ特別行政区(SAR)
旅券所持者に対して、短期滞在査証免除措置を実施している。

香港人の特徴

この段落の要約グルメ・ショッピングへの需要がとにかく高い。高級品より自分用への買物が多い。自国アイデンティティも薄く、文化への興味極端に低い。
エンタメヘの興味は強い。家族での旅行が多め。距離近いのに3日以内の旅行は少ない。

文化意識が少なく、ショッピングの需要が高い。特に服の購入率が高い。
グルメ欲強い、香港は物価が高いので、日本では安く食べられることが魅力
ネット予約や民泊等個別手配の能力は高く自由に回るのを希望
 
年休20日中14日を海外旅行に充てているほどに海外旅行好きの香港人。その中でも訪日リピーターが多く、今後も安定して香港人訪日客は伸びる見通しがある。というのも、香港人にとって日本は、地理的に近いのももちろんのことながら「ハズレが少ない」観光地であるという認識がある。
バーゲンセールのタイミングに併せて訪日する人もいる。
リピーターが多いため、おみやげ品や大きな買い物より、自分のためのちょっとしたショッピングを楽しむ傾向あり。

訪日香港人は植民地としての歴史が長かったため、自国へのアイデンティティ(帰属意識)というものをあまり持ち合わせていない。よって、訪日観光において文化や歴史に対する興味があまりない傾向にある。このような背景とリピーターが多いこともあいまって、おみやげ品や大きな買い物より、自分のためのショッピング、特に服やカバンといったファッションに関する買い物を楽しむ傾向にある。

香港の物価の高さから、日本旅行がリーズナブルに感じることもリピーターを生む要因となっている。香港人はグルメで、日本料理もブーム。街のあちこちに日本料理の看板が見られるようになったが、どこも値段が高い高級店ばかり。日本に来れば、香港だと日本円で1万円を超えるような値段の食事を数千円で食べることができることも香港人にとっての訪日観光の魅力。

香港からの観光客で特徴的なのは中国本土同様の「ショッピング」項目の人気と、「日本食」の圧倒的な人気。香港の観光客には「日本食」「ショッピング」が2大目的と言っていいほど他の項目を圧倒。日本文化への興味が薄いのは中国韓国と同様の傾向。

 
【泊まる】
  ネットで宿泊手配した人の割合8地域の中で最も高い。
  日本旅館に宿泊した人/宿泊を希望する人が多い。
  宿泊施設に「ショッピング施設へのアクセス」を求める人の 割合が他地域と比較して高い。(日本旅行希望者回答)
【買う】
 「食品(その他)」「衣類、バッグ、アクセサリー等」を買いたいと答えた人の割合が他地域と比較して高い。
「スーパーマーケット」「百貨店」で買い物をした人が多い。
【旅行地の選定】
 「福岡/博多」「熊本/阿蘇」「鹿児島」を訪れた人の割合が他地域と比較して高い。 (訪日経験者回答)
「日本でのショッピング」「価格の安さ(日本で購入する商品の価格等)」をきっかけに日本旅行を希望する人の割合が他地域と比較して高い。
【旅行スタイル】
 ツアーガイドによる案内でなく、自由に旅行先を周遊したいと考える人が多い。(全員回答)
 ガイド付パック旅行ではなく、航空機・ホテルの個別手配を利用した人/希望する人の割合が他地域と比較して高い。   
 日本旅館への宿泊のほか、現地の人から借りるアパートへの宿泊を希望する人が比較的多い。

▼香港人の性格的特徴 

植民地としての歴史が長く、中国人としてのアイデンティティは弱い。
自他の国の文化や歴史への関心が弱い一方で、エンターテイメントなどへの関心は強い。
自立心が強く、周囲の意見に左右されない。好みがはっきりしている。
無表情で冷たい印象を受けるが、世話好きな一面もある。
個人主義的な考えを持つ。
損得勘定をする反面、好きなものにはしっかりお金を使う
せっかちで、気が強い。
 
個人主義的な傾向が強いこともあり、団体ツアーの利用率は低く、航空券や宿泊券を個別手配して家族や親族とともに訪日する人が多いのが特徴。3日以内の旅行を行う人は少ない。

外的要因

▼SNS
正統派SNS:Facebook(人口普及率:61.15%)
マイクロブログ:Twitter
写真共有:Instagram
モバイルメッセージ:WhatsApp
香港はFacebookの人口普及率は61.15%で世界トップクラス、アメリカ(55.17%)よりも高い普及率になっています。
WeChatも使用されている。

中国のように2月頃に春節(旧正月)、10月に国慶節の長期休暇に加え、キリスト教徒が多いため、イースター(復活祭)、クリスマス休暇もある。

 ▼言語に関して 
香港の公用語は、広東語と英語。
中国の公用語である普通話(北京語)も中国返還以降の普通語教育や中国本土からの観光客・移民の増加により、以前よりも普及はしている。歴史的背景からまだ抵抗がある人もいる。
教育の中でも北京語が増えている分、英語が減り若年層の英語力は低下している
普通話(北京語)も広東語も、大きくくくれば「中国語」で、両者は、言ってみれば中国語の方言。でも全然発音が違い、異なる言語レベル。
前述の発音の違いの他、同じ中国語でも本土と香港では使われる文字も異なる
大陸では簡略化した「簡体字」、香港や台湾では「繁体字」が用いられる
「観光」であれば簡体字で「观光」、繁体字で「觀光」と表記

▼国内企業の訪日商品分析
香港発の旅行商品では、日本での滞在日数が4~7日間となり、なかでも5日間の商品が多かった。台湾同様に、テーマアークの人気が高く、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)、東京ディズニーリゾートが人気で、さらに富士急ハイランドにも足を延ばしている。

 食文化

この段落の要約仲間との食事を非常に大切にする文化で、独自のマナーもあり。美食家多め。
買物は中国本土の人並みに多い。

 香港では昼食前の挨拶として「吃飯了馬(ご飯は済みましたか?)」が使われるほど、仲間とともに味わう食事が大切なものだとされています。美食家が多く、栄養バランスの取れた料理を好む傾向もある。
 本来温かくして食べるものが冷えていると、残り物のようなイメージを抱く。ご飯や汁物は冷めないうちに提供すべき。冷たいご飯を詰めたお弁当は、温めてから出したほうが喜ばれるかもしれない。また、冷たい水よりも温かいお茶やお湯を好む傾向もある。これは香港の水道水が衛生面などの理由から飲めず、一度沸騰させてから飲むのが一般的なため。
 
中国風で欧米風な香港の食事マナー
中国の一部でありながらイギリスの影響を深く受けている香港のマナーは、あるところでは中国風で、またあるところでは欧米風。
 
食事中の喫煙を嫌がる
中国人はタバコ好きが多いのが、香港では欧米のように分煙が徹底されている。
 
食事の済んだテーブルをあえて汚くする
食後のテーブルの上に食べかす、ぐちゃぐちゃにしたナプキンを置く習慣があるため。「きれいにするほど余裕が無いほど、食事を堪能した」という好意的な表現だと言われている。家庭やレストランでは使い捨てのテーブルクロスを使っている場合もある。

▼買物文化

買物は中国本土の人並みにする
訪日香港人観光客は百貨店やデパートで買い物する人が74%と高級志向
訪日香港人観光客はおみやげ店で47%、空港免税店では57%が買い物している。買い物代金の決済方法は現金が97%、クレジットカードは51%ほどの訪日香港人観光客が利用している。デビットカードはあまり利用されていない。

ビジネス状況

この段落の要約レンタカーを非常に好み、香港人向けレンタカー市場大きい。
同じ繁体字なので台湾と香港はセットでマーケティングされること多い。
台湾と香港は繁体字が同じなので一括りのマーケットとした事業多い。

レンタカー観光を好む訪日香港人観光客
日本政府観光局(JNTO)香港事務所では、訪日香港人観光客のレンタカー観光好きに目をつけてレンタカー利用促進のプロモーションを2012年から開始。
訪日香港人観光客がレンタカーが好きな理由として、個人旅行が多くリピーターも多いことから「好きな場所に観光できる」ことと、香港の狭い国土はドライブには向かないため、日本でドライブを満喫したいという訪日香港人観光客も多く。

▼レンタカービジネス『Rail&Drive』に学ぶ対策事例
ニッポンレンタカーは訪日香港人観光客のレンタカー利用の高さと鉄道旅行を好む傾向に着目し、ドライブと鉄道旅行を組み合わせた『Rail&Drive』という香港人に特化したプロモーションを展開。訪日香港人観光客の旅行スタイルが日本企業の新たなサービスを生み出し、それが諸外国の訪日外国人観光客にも波及していくという好循環。

▼台湾・香港向けポータルサイト「東京攻略」

2016年1月、株式会社あとらす二十一(以下、あとらす二十一)は、台湾・香港からの訪日旅行者向けに東京周辺の観光やショッピング、グルメに関するさまざまな情報を、中国語繁体字で紹介するポータルサイト「東京攻略」を公開
2015/7に、日本在住の中国人が、東京周辺の観光やショッピング、グルメに関する情報を紹介するポータルサイト「東京攻略」を公開
 
台湾・香港からの旅行者は、訪日前に主にインターネットを利用して情報収集を行っており、ショッピングに関しては多くの人が事前に「買い物リスト」を作成している。その情報源は、検索エンジンで調べて見つけたブロガーの記事や、ソーシャルメディアにおける口コミ情報が中心となっており、知りたい情報が体系的に整理されていないため、多くのネット上の情報の中から自分自身で信頼できる情報を探さざるを得ない状況。
 一方、台湾・香港からの訪日旅行者に対してプロモーションを行いたい日本の企業にとっては、訪日旅行に特化したWebメディアが台湾・香港では少ないため、多くの企業が自社の商品や店舗を効果的にPRできる手段を模索している状況。

▼訪日.com

香港・台湾に向けた宿泊検索ツール。多言語翻訳機能で宿泊先検索ツールとして海外で好評を頂いています。主に個人向け旅行者の検索ツールとして活躍している。
yahoo雅虎香港(香港)
  —香港で90,2%以上の方が使用しているブラウザ
 【キーワード検索】 訪日旅遊=訳:日本旅行 2位★2016/1/10現在
 
yahoo奇摩(台湾)
  —台湾で85,6%以上の方が使用しているブラウザ
【キーワード検索】 訪日旅遊=訳:日本旅行 1位★2016/1/10現在

運営会社:TGカンパニー
多言語翻訳プロデュース(英語・中国語対応)なども行う

▼人気のポータルサイトは以下の通りです。
Yahoo!雅虎香港
新浪香港(シナホンコン)
Yahoo!は日本でもお馴染み。「新浪香港」は、中国で人気のあるポータルサイト「新浪」の香港版

▼ラーチーゴー

親日家が多い台湾、香港に照準を絞り、日本観光情報サイト「樂吃購」を運営。同サイトは台湾での知名度ナンバーワンで、流行に敏感な20〜34歳の女性を中心に月40万人が閲覧するほどの人気という。
ジーリーメディアグループ
 基本的な観光情報に加えて、百貨店やドラッグストア、地方自治体などのスポンサーの商品や店舗、キャンペーンも紹介しています。日本の情報をそのまま中国語に翻訳するのではなく、台湾人の「知りたい」情報に変換するため、台湾人ライターが日本各地を取材し、広告と受け取られないよう配慮しています。ガイドブックに掲載されない日本の実用的な情報も掲載し、サイトの集客力を高めている。
月間PV数が220万以上、ユニークユーザーは50万以上で、一般的な観光情報サイトの枠を超えるまでになった。41万人以上の台湾人アクティブユーザーを抱えるフェイスブックページを軸にした広告効果の高さが強み。台湾の方は自分のお気に入り情報はどんどんシェアしてくれるので、その何倍もの視認効果がある。北海道、東北、東京、大阪、京都、神戸、和歌山、奈良、九州、沖縄の10エリア版を展開している。

▼博報堂と中国企業Cybermart Groupと共同開発

 『CyberGO』は、中国、台湾、香港から訪日する観光客にスマートフォンアプリを通じて家電量販店、飲食店、ドラッグストアなどの店舗情報と割引クーポン等を提供することで、観光客の店舗への来店促進と購買促進を同時におこなうソリューション。観光客へのWi-Fiルータの無料貸出とアプリダウンロードを組み合わせることで、観光客数千人。

  『CyberGO』は、日本への観光客が多く集まる現地の大手旅行情報サイト、航空会社・空港ターミナル、金融機関などで「Wi-Fiルーター無料貸出&アプリダウンロード」の抽選キャンペーンを行う。観光客を出国前に獲得・会員化することで早期に情報接触を行い、来日前の店舗来訪や商品の購入意思決定を促す。また、日本への滞在中にも会員(観光客)の位置情報に応じて店舗情報の検索や、割引情報などのプッシュ通知を行うことで、滞在中の来店動機を更に高めることも可能。
 
香港と台湾は繁体字が同じで、リピータ客が多い等似ている特徴も多いため、両国に対して同時に事業を行う企業も多い。

  

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アメリカ

基本的数値

この段落の要約

ビジネス利用・1人・男性が多い。個別手配が多い。
東京など関東圏率が高い。

 

2015年 103万人 シェア 5.2% 順位 5

旅行支出/人 175,554
平均泊数 14.7
旅行消費額 1,814億円 シェア 5.2%  順位 5
 
◎訪日人数 年間推移  
◎月別データも参照
3,4,6,7,10月が多い。
伸びてはいるが伸び率は一定して10%
 
◎2015年基本データ
(全体シェア、順位、旅行支出/人、平均泊数)
(旅行消費額(億円) 属性)
旅行支出はほぼ平均の金額
男性が圧倒的に多い、ビジネス利用が理由。
 
◎来訪目的
観光の割合はもっとも低いレベル
ビジネス、知人訪問が多い 
◎来訪回数
全体通りだが1回目が多い。
◎同行者
ひとりが圧倒的に多い、ビジネス利用が理由。
 
◎旅行形態
◎観光・業務別の旅行形態
個別手配が圧倒的に多い。航空券も宿泊もOTAが強いし、ITリテラシー高い

◎滞在日数
7~13日間が多く、全体より長め
◎旅行支出/内訳割合
宿泊費が半分を占める。圧倒的に高い。
飲食費にもお金をかけている
買物は少ない
 

◎購入単価/購入率
和服(着物)・民芸品の購入率が高い
 
◎旅行情報源
個人のブログが少なく、クチコミサイトが高い
知人が訪問が目的のうちの一定数あることもあり日本在住の親族・知人が高い
 ◎満足度
トップレベル、非常に高い。
 
◎各都道府県の訪問率あり P148
千葉、東京の訪問率は非常に高い。神奈川もやや高い。
大阪、福岡の比率は低い。
九州や沖縄、北海道も低め。ゴールデンルートに偏る。
 
◎数値データ要約
男性客が 7 割と多く、年代は幅広い。60 代以上の割合が他の国籍・地域に比べて高い。
4 割以上が業務目的での来訪である。来訪回数「20 回以上」のリピーターも多い。
出発前後ともに「日本在住の親戚・知人」を役に立った情報源とする割合が高い。

▼GDP/人口/旅行者人数
もちろんGDP世界一位。海外旅行者数割合は50%。パスポート保有者は30%と少ないのでビジネス利用なので同一人物利用が高め。そのうちの訪日は1%未満。

▼ビザや法律面
90日以内はビザ不要。
上位6カ国唯一の非アジア国アメリカだが、旅の目的もほかと大きく異なっている。中韓とは逆で、「日本の歴史・伝統文化体験」「日本の現代文化体験(ファッション・アニメなど)」「舞台鑑賞(歌舞伎・演劇・音楽など)」「美術館・博物館」など日本文化への高い興味を示しつつ、「ショッピング」の割合は低めという結果になっている。「食」は相変わらずの人気だが、日本文化に触れることが旅の主目的として選ばれやすい傾向がある。

▼SNS
正統派SNS:Facebook(人口普及率:55.17%)
マイクロブログ:Twitter
写真共有:Instagram
モバイルメッセージ:WhatsApp
最近では写真共有サービスSnapchatも若年層を中心に人気 

特徴

この段落の要約ショッピングの目的は少なく、日本文化への関心が強い。体験や鑑賞など。
旅館は少なく民泊等の安い宿に泊まりやすい。

▼時期
3月~4月:イースターを中心とした1週間程度の休み
6月~8月:夏休み
10月~11月:ビジネス需要増

▼特徴
アメリカ人はあまり旅館に宿泊しない。
ビジネス目的の人がホテルに宿泊することに加え、純粋な観光客もゲストハウスやAirbnbなどを利用して安価に宿泊することが多い
 
温泉利用は少ない。タトゥーをしている人がいることも原因か。
情報に関してネットを参考にしている率は高い
 
米国にある世界TOPのOTAや米国大手旅行会社で申し込む人が多いと思われる。
ショッピングの目的は少なく、日本文化への関心が強い。体験や鑑賞など。
ビジネス利用、知人訪問が圧倒的に多い。ひとり旅行が多い。東京率が高い
民泊等の安い宿に泊まりやすい。 

タイ

基本的数値

この段落の要約個人旅行を好む。女性が多いので、化粧品を購入する。国内だと高い。
高級品よりも菓子類などを買う、基本的に消費額高い。 

2015年 80万人 シェア 4.0% 順位 6
旅行支出/人 150,679
平均泊数 11.1
旅行消費額 1,201 シェア 3.5% 順位 6

◎訪日人数 年間推移  
◎月別データも参照
2013年、2014年の伸び幅は非常に大きいが、2015年は20%と少し落ち着いた。
3,4,5月と10,11,12月に多い。偏りが激しい。
特に4月に14%も訪れている。
 
◎2015年基本データ
(全体シェア、順位、旅行支出/人、平均泊数)
(旅行消費額(億円) 属性)
女性が多い。
 
◎来訪目的 
◎来訪回数
6回以上のリピーターはやや少ないがほぼ全体傾向と同じ
◎同行者
友人や職場の同僚との割合高め
◎旅行形態
◎観光・業務別の旅行形態
 
◎滞在日数
ビザ不要が15日以内なので13日以内が90%。全体傾向と変わらない。

◎旅行支出/内訳割合
◎購入単価/購入率
菓子類の単価高い。購入率も高い。
化粧品の購入率もやや高め。
 
◎旅行情報源
日本政府観光局ホームページが多く、個人ブログは極端に少ない。クチコミサイトの参照もやや多め
 
◎満足度
満足度非常に高い!
 
◎各都道府県の訪問率あり P148
北海道、千葉、東京やや高い
山梨の比率がとても高い
関西訪問率はやや低い
沖縄へはまったく行かない
 
◎数値データ要約
女性の割合が 55%と高く、特に 20~30 代が多い。
「菓子類」の購入率は 7 割以上、購入者単価は調査対象の国籍・地域の中で最も高い。
買物場所は「百貨店・デパート」の選択率が最も高く、75%が利用している。
 
▼GDP/人口/旅行者人数
海外旅行者数は少ないが、その中の行き先が日本の割合は高い。

▼ビザや法律面
通常90日だが、タイは15日以内のみビザ不要。
15日を超えて滞在予定の場合には、必ず出発前に短期滞在査証を取得する必要あり。

▼SNS
正統派SNS:Facebook(人口普及率:38.68%)
マイクロブログ:Twitter
写真共有:Instagram
モバイルメッセージ:LINE
掲示板:Pantip

特徴

この段落の要約文化系への興味強い。四季を求めている。
日本観光をテーマにした人気TV番組あり
大規模な旅行博に行き詳細詳細を確認、ネットでの詳細情報求めている

東南アジアで最も日本への観光客が多いタイだが、2014年は昨年比45%増の65万人超の観光客が日本を訪れている(日本政府観光局調べ)。他の地域と比べて特徴的なのは、「四季の体感(花見・紅葉・雪)」の人気が高いこと。熱帯地域であるタイにはない四季の移ろいを感じたいというニーズが浮かんでくる。「日本食」「ショッピング」など、日本の人気項目はもちろんのこと、「日本の歴史・伝統文化体験」などの文化系項目にも高い興味を示している。
 
2013年のビザ発給要件緩和以降、円安効果とバーツ高効果もあり、近年急激にインバウンド消費において存在感を放つ訪日タイ人観光客。 

 ▼DBJレポート
【泊まる】
 安価なホテルと日本旅館に宿泊した人/日本旅館での宿泊を希望する人が多い。
 宿泊施設に「通信環境の整備(インターネット、Wi-Fi等) 」 
「観光施設へのアクセス」を求める人の割合が他地域と比較して高い。(日本旅行希望者回答)
【買う】
 免税制度、外貨両替、カード決済が今より利用しやすかったらもっとお金を使うと回答した人の割合が他地域と比較して高い。(訪日経験者回答)
 高級品より現地の人が使う日用品を買いたいと考えている人が多く、「食品(菓子)」を買いたいと答えた人の割合が他地域と比較して高い。(全員回答)
 「観光地の土産物屋」「百貨店」「ショッピングモール」に加え、「100円ショップ」で買い物をした人も相応にいる。
 【旅行地の選定】
「治安の良さ」「世界遺産への関心」で日本旅行を選んだ人の割合が他地域と比較して高く、「世界遺産への関心」をきっかけに日本旅行を希望する人の割合が他地域と比較して高い。
【旅行スタイル】
 少人数での旅行で、安価な食事や安価なホテルなどを利用し、できるだけ安く、のんびり滞在するスタイルを好む人が多い。

日本旅行の情報をSNS、口コミサイト、個人ブログなど身近な旅行者が発信する情報により収集する人の割合が他地域と比較して高い。

▼特徴
タイは熱帯に位置しているため、年間を通じて気温が30℃ぐらいが平均。そのためか、日本のようなはっきりとした四季を求めて訪日することが多い。桜や紅葉、特に雪など四季を感じられるものへの人気が高く、他の訪日外国人と比較して北海道への訪問数が多いのも特徴

 目上の人に対する敬意の心を忘れない
 おおらかで、細かいことは気にしない人が多い 
 好奇心旺盛で楽しいことを見つけるのが得意
 人懐こく、知らない人でもすぐに打ち解ける
 抑えておきたい特徴はタイ人が地図を読めないことが多い
 
 インターネットに影響が大きいのが有名人のブログやツイッター、知人のFacebookでの投稿など。これらをきっかけに詳しい情報を得るためにJNTOのウェブサイトを見たり、旅行博(TITF)の日本ブースを訪れるといった情報収集パターンが多い。

▼食文化
熱帯に属するタイでは、食べ物が傷みやすく、冷めるまで保存するということが少ない。そのため、本来熱いのに冷めているような食事を好まない。食事中の飲み物は冷たい水、アルコールでしたらビールが主流となる。また、食後には必ず甘い食べ物を食べる習慣がある。食に対する関心が非常に高いため、日本食に期待をもって訪日。レストランなどの外食先では、雰囲気や環境よりも料理の美味しさを重視する傾向にある。
食に関するインバウンド対策としての注意点といえば、宗教上の理由で食事制限のある人もいるので、事前に確認をすること、また、日本の味になじまない人もいるので、ナンプラー、唐辛子、砂糖、酢などのタイらしい調味料必要になることもある点。

訪日タイ人は女性の割合が高いことも会って、日本製の化粧品の人気が高くなっている。訪日中国人と近い傾向で、自国内では日本製化粧品が高価で、訪日中にまとめて買いたい、という需要がある。タイの首都バンコクでは、日本のアパレルメーカーの出店が盛ん。そのため、訪日インバウンド消費のなかでもファッション関係の買い物需要も高く、安い中古のブランド品を買い求める人もいる。個人旅行が多い
 タイ国内のMajide Japan(Japan X)をはじめとした日本旅行テレビ番組やメディアで特集されているため、訪日旅行の人気や観光地の知名度が高い。観光地の選定では、スマートフォンの利用率が高いことから、自撮りして写真映えするコンテンツがあるかどうかに関心が高い傾向にある。桜、もみじ、雪などタイにはないはっきりとした四季を感じられる自然を好むため、北海道の人気も高い。

▼注意点
「タイでは子供の頭をなでてはいけない」というマナーが有名
タイでは、頭は体の中で一番高い部位にあり、精霊が宿る場所とされています。そのため、タイ人の頭を触ってはいけません。これは大人でも小さな子供であっても同様。
 左手は不浄
タイでは左手はトイレで使うものとされている不浄の手。握手や人に物を渡すときは左手は決して使わないように注意が必要。
足の裏を人に向けない
 タイ人にとって足の裏は人体の中でもっとも不浄な場所とされている。頭とは逆に、足は体の部位の中で一番下にあるから。訪日タイ人をもてなす状況ではあまり考えられないが、座っているときや寝るときに人に足を向けたり、足で物を指したりなどはしてはいけない。

▼就航路線

日本、タイ間での航空ネットワークの充実。在留邦人及び観光客輸送の増加に伴い、世界最大級のジェット旅客機(エアバス社 A380 機)が定期就航している。タイ航空が運航する世界最大級のジェット旅客機旅客機は、関西国際空港及び成田国際空港で定期就航しており、輸送ニーズの高さが表れており、安定的にかつ多数の人口が日本、タイ国間で交流しているといえる。

福岡には、バンコクからの直行便が飛んでいますが、JALだけでなくジェットスターの直行便がスタートしたことで、タイ人観光客が急激に増えた。なんと、前年比200%増という月があったほど。LCCで来て、JR九州のレイルパスを使って九州の各県をいくつか回るというルートを取る人が圧倒的に多い。
タイ国際航空が、2013年冬スケジュールで日本路線を大増強。
まずエアバスの超大型旅客機A380型機を12月1日に関西~バンコク線に就航。A380型機が定期便として関西国際空港へ乗り入れるのは初めて。既存のB747-400型機を置き換え。A380型機が使われるのは、関西11時発のTG623便と、バンコク23時15分発のTG622便。成田線では、午前発のTG641便と復路便のTG640便にエアバスA380型機を導入。

タイ最大の口コミ旅行サイト『Pantip(パンティップ)』。日本をはじめ世界各国の旅行先についてのレビューが集まるので、旅行を計画するときには必ずチェックをするという人が多い。
6月〜9月はもともと閑散期。涼しいところを求めているのに、あえて日本の夏に行きたくない。そして梅雨は写真が撮りにくい。曇りだと写りもよくない。 

▼タイで人気のポータルサイト・SNS

この段落の要約スマホ普及率が高く、自撮り文化もあるので、写真映えが大事。
LINEの浸透率が高い。国民の50%。

Pantip.com(パンティップドットコム)
パンティップ(Pantip)とは、タイで一番の利用者数を誇る巨大掲示板・コミュニティサイト。1日1000万PVを誇る掲示板サイトで、タイの「2ちゃんねる」と言われることも多い。
基本的に何を書いても自由な掲示板ですが、投稿するためには会員登録が必要で、ここは「2ちゃん」とは異なる点。営利目的の内容を書き込むとペナルティーが課され、場合によってはアカウントを凍結されることも。「2ちゃん」よりももっと裾野が広く、幅広い人が使っているサイト。
サヌック(Sanook!)
タイ最大級のエンターテイメントポータルサイト。ニュース、ビデオなど、多彩なジャンルがある。Sanook (サヌック) とは、タイ語で「楽しい」を意味。平成27年11月に株式会社アイレップとデジタルマーケティング領域における業務提携を開始。 

Mthai(エムタイ)
「ニュース」「エンターテイメント」「動画サービス」「画像投稿」を中心とした総合ポータルサイト。1998年に運営が始ったタイ国内最大級のコミュニティサイト。さまざまなウェブサービスのほかタイの3BBというインターネット回線事業も運営し、2013年にはタイ証券取引所に上場を果たしている有名なメディアサイト。 
ガプック(Kapook)
前述のサヌック(Sanook)と同等の人気を博しているポータルサイト。サイト名の「ガプック」とはタイ語で「小さい瓶」「小さな会話」「ささやく」といった意味です。若者をターゲットにしており、内容もサヌック(Sanook)と同様にニュースやエンタメ情報などを扱っている。

Dek-D(デックディー)
デックディー(Dek-D)は、若者向けの情報発信をするメディアとして人気の情報発信サイト。サイト名の「デック」は「子供」、「ディー」は「良い」、つまり「良い子」という意味。その名の通り、基本的には学生向けのポータルサイトとなっています。扱うコンテンツはライフスタイル掲示板、ブログサービス、留学情報やファッション、恋愛、学生生活。
  スマートフォンの普及が爆発的に進みつつあるタイ。2020年までにはスマートフォン普及率は100%に到達する見込み。その理由は、低価格な端末が普及している事や、魅力的なデーターパッケージが多いこと、LINE(ライン)を始めとしたインターネット経由の無料通話を利用するためと言われている。

▼SNS 
Facebook(フェイスブック)
タイのFacebook(フェイスブック)ユーザーは年々増え続けている。2014年には2,600万人だったのが、2015年では34.6%増の3,500万人。エリア別で見ると、タイの首都、バンコクで2,000万ものユーザーがいる。人口比でみてもタイ人の約半数がFacebookアカウントをもっていることになり、訪日タイ人向けインバウンドマーケティングとしてFacebookは重要なSNSとなる。
 
Instagram(インスタグラム)
タイでは若者に人気のインスタグラム(Instagram)。Facebookとユーザー数を比較すると790万人と少ないように見えるが、若年層へのリーチには有効。日本は写真映えする観光地が多数あり、インスタグラムでのマーケティングも重要。

LINE(ライン)
タイ国内でここ1〜2年で最も勢いのあるSNSサービスと言えば、LINE(ライン)。現在では3000万人を超えるユーザー数がおり、Facebookとほぼ同等のユーザー数を誇る。もちろんチャット・メッセージアプリ、無料通話アプリとして利用していることもあるが、タイ国内では独特の使われ方をしている。

タイでは、クレジットカード普及がまだ少なく、ECの決済方法では銀行振り込みが6割〜9割となっている。銀行振込だと着金が確認できるまで商品が配送されないので、発送タイミングを早めるためにLINEを活用する。購入者は銀行振り込みの証紙をスマートフォンのカメラで撮影して、その画像をEC事業者にLINEで送り、事業者はLINEで確認したら、商品を発送する、という使い方をする。これがLINEの普及率を底上げしており、またLINEを手放せないツールになっている。

タイでは大規模な旅行博「タイ国際旅行フェア(Thai International Travel Fair 略称:TITF)」が年2回(2月・8月)に開催されている。TITIFは、アジアで最大規模の国際旅行フェアで、特に8月開催のTITFは、タイの旅行シーズンである10月出発分の旅行商品販促の場として例年賑わいを見せている。主催はタイ観光サービス協会(Thai Travel Agents Association:TTAA)。近年、日本ブースが盛り上がりを見せており、日本の参加団体も増えている。

オーストラリア

基本的数値 

この段落の要約カップルで行く人多い、FITが多い。
多い日本語学習者の教育旅行が活発。 

2015年 38万人 シェア 1.9% 順位 7
旅行支出/人 231,349
平均泊数 12.6
旅行消費額 870億円 シェア 2.5% 順位 7
 
◎訪日人数 年間推移  
◎月別データも参照
1.4.9.12月が極端に多い。
 ◎2015年基本データ
(全体シェア、順位、旅行支出/人、平均泊数)
(旅行消費額(億円) 属性)
1人当たりの旅行消費額が高く、男性比率が非常に高い。
 
◎来訪目的
◎来訪回数
初めての人が過半数でやや多い。
◎同行者
夫婦・パートナーで来る人が多い
 ◎旅行形態
◎観光・業務別の旅行形態
個別手配の比率が非常に高い
 
◎滞在日数
7〜13日間、14〜20日間が多く滞在期間長め
 ◎旅行支出/内訳割合
買い物にはあまりお金をかけない。
宿泊と飲食に使用
◎購入単価/購入率
化粧品や医療品は少なく、和服(着物)・民芸品の購入率が高い
◎旅行情報源

口コミサイトが非常に多い
 ◎満足度
満足度非常に高い
 ◎各都道府県の訪問率あり P148
北海道と長野県と広島の訪問率が高い
千葉、東京にはほぼ行っている
京都、大阪の比率も高い。
九州・沖縄にはほぼ行かない
 
◎数値データ要約
初来訪者が 56%、観光客が 72%と高い。滞在日数は「7~90 日以内」が 8 割を占める。
「娯楽サービス費」は調査対象の国籍・地域の中で最も高い。
出発前に役に立った情報源は「口コミサイト」が 33%と、調査対象の国籍・地域の中で最も高い。
 
▼GDP/人口/旅行者人数
海外旅行比率は約30%で、うち6%が訪日。高い方。

▼ビザや法律面
90日以内はビザ不要。オーストラリアについては、相互査証免除措置ではなく、日本の一方的措置。

▼SNS
正統派SNS:Facebook(人口普及率:54.35%)
マイクロブログ:Twitter
写真共有:Instagram
モバイルメッセージ:WhatsApp、Kik

特徴

この段落の要約北海道や長野など雪を目当てに行く人多い。スキーや温泉欲。
口コミ文化が強い、休暇が取りやすく、長期間。

所得水準が高く、休暇が取り易い労働環境であることから、長期間の海外旅行が多い。主な出国先及び人数としては、ニュージーランド(110 万人)、インドネシア(91 万人)、米国(86 万人)、タイ(62万人)、英国(49 万人)となっている。
一般的には、12 月~1 月が最大のホリデーシーズン、次いでスクールホリデーが設定されている 9 月や 6 月の海外旅行が多い。訪日に関して言えば、南半球であるオーストラリアの夏にあたる 12 月~2 月頃に、スキーを目的として、北半球である日本のスノー・リゾートに行くというのが大きなニーズとしてある。また、その他の時期としては、桜シーズンや日本語を学習する生徒を日本語教師が引率する教育旅行のピークである 9 月が、訪日客が多い時期である。一方で、日本の蒸し暑い夏は敬遠されており、特に 8 月の送客は伸び悩んでいる。また、5 月~7 月も閑散期となっている。FIT が 9 割以上を占める。
 
豪州市場において、日本でのスノーレジャー(スキー、スノーボード)は訪日需要の一つの大きな柱であるとともに、良好な雪質等から日本ならではのコンテンツとして認知されている。一方で、スノーレジャー市場においても米国・カナダ等の競合国が存在している。

▼日本語学習者
豪州においては、日本語学習者が数多く存在するが、日本語学習者を対象とした教育旅行が訪日旅行の中で一つの大きなセグメントに。教育旅行は単価自体は高いものではないが、日本のオフシーズンとなる 9 月にまとまった需要が発生すること、将来的な訪日観光需要のベースとなること。日本国内における英語学習需要が高まる中で、英語圏である豪州との交流ニーズも高まっていることから、こうした教育旅行層をターゲットとして選定したもの。日本語学習者数は約 29.7 万人で世界 4 位

オーストラリアは、9月後半から春休みが開始したことで家族旅行のニーズが拡大した。
肯定的なクチコミ効果も日本の人気を喚起した。
紅葉鑑賞や冬季スポーツを目的も強い。
旅館と温泉、日本食・日本酒への関心も強い

▼現地大手会社との協同PR 
政府主体で、豪州唯一の全国紙である The Australian とニュー・サウス・ウェールズ州とヴィクトリア州を代表する Sydney Morning Herald、The Age に広告を出したりしている。その週末版に現地の旅行会社等とともに共同広告を実施。購読者層がターゲットとする中上級階層であるとともに、オンラインにアクセスしない高齢者層や(The Australian は)全国的にもリーチしており、コンテンツの質や認知度が高いことも相まって豪州市場における訪日プロモーションの中核として機能。
 
JAL と連携した訪日キャンペーンや割引運賃のプロモーション、チャイナエアライン、キャセイパシフィック、オーストラリア大手のオンライントラベルエージェントである Webjet 社と連携したウェブでの訪日キャンペーン、割引運賃のプロモーションを実施した。訪日認知度の拡大や割引運賃の販売促進に寄与

オーストラリアの大手航空会社のカンタス航空が多くの直行便をとばしている。南半球最大級の航空会社
全日本空輸(ANA)も16年ぶりにオーストラリア便を復活。2015年12月12日にシドニー~羽田線の運航を開始することを7月に発表。日本人観光客の縮小を背景に廃止されたANAのオーストラリア便だが、今回の就航によりカンタス航空の子会社であるジェットスターを合わせた4社が直行便を運航することに。 

シンガポール

基本的数値

この段落の要約カメラやマンガの購入単価非常に高い。インターネットへの接触が基本的に高い。
個別手配が大半で、支出やや高め。 

2015年 31万人 前年比36% シェア 1.6% 順位 8
旅行支出/人 187,383
平均泊数 9.0
旅行消費額 579 シェア 1.7% 順位 8
 
◎訪日人数 年間推移  
◎月別データも参照
6.11.12月に一気に増える
 ◎2015年基本データ
(全体シェア、順位、旅行支出/人、平均泊数)
(旅行消費額(億円) 属性)
旅行支出はやや高い。
 
◎来訪目的
◎来訪回数
1回目の比率やや少ないので、リピーターやや多い
◎同行者
自分ひとりが34%で高い。
 
◎旅行形態
◎観光・業務別の旅行形態
個別手配の比率とても高い
 
◎滞在日数
過半数が7~13日間であり、やや長め。
◎旅行支出/内訳割合
全体と傾向変わらず

◎購入単価/購入率
電気製品、化粧品、医療品などの購入率低い、日本で買う必要はなしか。カメラ・ビデオカメラ・時計の購入率は低いが、単価は全体の倍以上ある。
マンガ・アニメ・キャラクター関連商品の単価は一番高い
 
◎旅行情報源
宿泊施設ホームページと口コミサイトが多い。
◎満足度
満足度高め
 
◎各都道府県の訪問率あり
75%と東京の比率が高い、北海道もやや高い
関西の比率低い、沖縄も低く、移動範囲は広くない
 
◎数値データ要約
リピーター比率が 70%と高く、来訪回数「2~5 回目」の来訪者が 44%を占め。
「マンガ・アニメ・キャラクター関連商品」の購入者単価は調査対象の国籍・地域の中で最も高い。
出発後に役に立った情報源は「インターネット(スマートフォン)」が最も高い。
  
▼GDP/人口/旅行者人数
旅行者人数は人口の3倍。うち、訪日は2%。増やす余地はあり。
 
▼ビザや法律面
3ヶ月以内ビザ不要

特徴

この段落の要約基本的に裕福層が多め、訪日客は中華系が多い。
FIT×リピーターが多いため、この層重要。 

 

ンガポールの人口は約 540 万人であるが、うちシンガポール人・永住者は 384 万人(2013 年 6 月末時点)であり、外国人居住者の割合が非常に高い。
シンガポール統計局によると、2012 年のシンガポール居住者(国民および永住者)世帯の月収の中央値は 7,566 シンガポールドル(約 57 万 9,500 円)であり、シンガポール人の多くが訪日可能な層と言える。なお、シンガポールの人口の 74%を占める中華系が訪日層の多くを占めており、13%を占めるマレー系等の需要は日本におけるムスリム対応等への不安等から訪日数は限られている。

シンガポールから日本を訪問する旅行者は 8 割が旅行会社を通さず個人で旅行手配を行う FIT で、6 割が訪日経験のあるリピーターである。この流れは今後ますます進んでいくことが確実なため「FIT」「リピーター」に焦点を絞った取り組みを強化。
「FIT」「リピーター」市場の中でも、比較的自由に使えるお金を持ち、流行の発信力が強い「20-30 歳代独身女性(FIT 旅行者)」をメインターゲットとし、「女子旅」というキーワードを軸に情報発信を行い、今年度は「日本=女子旅」というイメージの拡散を図る。
 訪日旅行のボリュームゾーンである「30-40 歳代の富裕家族層(リピーター)」をサブターゲットとし、現地旅行会社と協力しながら新しい旅行目的地、ツアーの提案を行う。

震災後、回復基調にある「教育旅行」の本格回復を後押しするため、セミナーや商談会を実施して、日本側旅行関係者と現地関係者とのネットワーキングの場を提供。
「食事」への関心が最も高く、続いて「温泉入浴」・「自然・景観地観光」への関心がある。男女ともに「ショッピング」への関心も高いが、特に女性が高い傾向にある。 

▼DBJレポート
【泊まる】
  ネットで宿泊手配した人の割合が他地域と比較して高。
  高級ホテルと日本旅館に宿泊した人/日本旅館での宿泊を希望する人が多い。
  宿泊施設に「英語対応」「低価格」を求める人の割合が他地域と比較して高い。
【買う】
 「食品(その他)」を買いたいと答えた人の割合が他地域と比較して高い。
 「ショッピングモール」「百貨店」で買い物をした人が多い。
【旅行地の選定】
  「価格の安さ(ツアー料金や航空運賃等)」で日本旅行を選んだ人が相応にいる
  半数程度の訪日経験者が他地域との比較検討をせずに日本を 訪れている。
【旅行スタイル】
  自由に旅行先を周遊するスタイルを希望する人が多い。
  航空機・ホテルの個別手配を利用した人の割合/希望する人の割合が8地域の中で最も高い。
  親や親族と一緒に旅行する人が比較的多い。
  観光・レジャーにお金を使いたいと考えている人の割合が他地域と比較して高い。
  10日以上の滞在を希望する人の割合が8地域の中で最も高い。

外的要因

この段落の要約直行便増加している。

▼SNS
正統派SNS:Facebook(人口普及率:61.84%)
マイクロブログ:Twitter
写真共有:Instagram
モバイルメッセージング:WhatsApp
  Instagramが伸びている

シンガポールからの訪日客のリピーター化に成功している宮崎県・日南市の例
・1人60万円もの高額ツアーに、1回あたり30人ものシンガポール人旅行者が参加
・シンガポール人の富裕層の「より深く日本文化に接したい」というニーズに応えるべく地元のお祭りや伝統的な民謡を歌うなどの文化体験を提供
・非農業国のシンガポールでは経験できない農作物の収穫体験や、新鮮な食材をふんだんに使った伝統料理の提供
・地元の人々と、訪日リピーターとのwin-winな関係づくり
外国人が苦手とする生食への配慮や、宗教対策等はもちろんだが、その最大の秘密は、地元の有志による運営

▼就航路線
シンガポールのチャンギ国際空港を拠点に世界7カ国17都市に就航しているLCC(格安航空会社)「スクート」が、新千歳国際空港に2016年10月1日就航予定※。札幌とシンガポールを結ぶ路線は、定期便として初。週3便、台湾・台北を経由して運航される予定。
スクートの日本路線は、東京と大阪で合わせて週13便運行していて、シンガポールと日本とを繋いでいる。

訪日旅行業全体に対しての包括的な分析記事はこちらを参照ください。

【心斎橋ランチ11選】3年間心斎橋オフィスにてグルメを紹介する仕事をしてきた僕が本気で厳選!

旅行術・観光情報

心斎橋にオフィスを構える旅行会社で3年間勤務してきた僕がおすすめする心斎橋ランチをまとめました。

日本全国各地のグルメを旅行者に紹介するサービスを行ってきていたこともあり、料理店のクオリティ然りにコスパの良さは日頃から気にしています。また日本にいる頃は基本的に夜ご飯を食べない主義だった僕は仕事中でもランチに全力を注いできました。
心斎橋界隈には何百店とご飯処がありますが、満足度抜群のランチに絞っています。

 

浪花オムライス

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老舗の「北極星」・「むぐに」などを筆頭に心斎橋はオムライス激戦区です。
そんな中、ふわふわ系卵のオムライスが好きな方なら絶対に外さないレストランが浪花オムライス。

オムライスの上にしっかりとした牛土手煮込みが乗ってくるのですが、自家製デミグラスソースとの相性が抜群でたまりません。ジューシー土手煮とふわとろ卵に絶妙ソースの新感覚の組合せは味わう価値あり。

スープとミニサラダが付いて1000円(Sサイズは900円)です。2016年に大幅値上がりしコスパが良いとは言えなくなりましたが、味は間違いありません。カウンターのみで15名ほど収容可です。

ののか 

ザ・和食の定食ですがコスパで言うとトップレベルだと思います。
鶏肉タタキ定食(780円)は最高ですね。1つ1つ分厚くプリプリな身のタタキがケチることなくふんだんに出てきます。白ご飯にもとても合うので何杯でも食べられちゃいます。味噌汁・卵焼き・漬物など和食定食の代表例もついてきます。ご飯のおかわりは100円です。

ランチ定食は全5種類で他は唐揚・塩サバ・焼きそば・チキンカツというラインアップ。焼きそばだけ何故か820円で他は700円代です。
1階はカウンター席8個ほどで、2階は座敷になっておりまったりできます。比較的すぐに提供してくれるのでパパッと済ましたい時にも良く利用していました。

くいしんぼ

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大阪といえばたこ焼き・お好み焼きの粉ものというイメージ通り、心斎橋にもかなりの店があります。お好み焼きの店は完全に個人差になっちゃいますが、僕は個人的に1番好きなのが「くいしんぼ」です。

目の前の鉄板でお好み焼きが焼かれていき、分厚いのでかなり満腹になります。チーズがカキ入りお好み焼きがおすすめで、どちらも800円です、安い。追加50円で白飯と味噌汁がつきます。

今にも崩れ落ちそうな、営業しているのかどうかも分からないボロイ建物ですが、夫婦で運営されておりいつもゆっくりとテレビが放映されており穏やかな時間が流れています。昭和サラリーマンの良き昼休みの過ごし方が体現されたような店だと思っています(平成生まれの想像)。東京とかから来た取引先の人にはやはり喜ばれます。
ちなみに、くいしんぼから徒歩30秒の位置(三角公園目の前)にある「甲賀流」が心斎橋で1番美味しいたこ焼きだと思っています。

ル クロ

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ルクロと後述のkatsuiはコスパ自体は充分良いとは思うのですが、ランチとしては良いお値段しちゃいます。ここに慣れちゃうと自分がダメな人間になってしまいそうで、自分の中で月に1回しか行ってはいけないと決めていますwご褒美的レストランです。

日替わりオードブル&お魚料理又はお肉料理のメイン&デザート&コーヒー込みのコースで1550円です。素材そのものも良く、繊細な味付けで肉も魚も本当に美味しいです。本格フレンチとこのサービスで考えると充分に安い価格だと思います。

サービスも最高で嫌いなものやアレルギーはないか聞いてくださり、勤務中の昼休みと分かれば時間は何時まで大丈夫かなど気に留め調整してくださり、女将の気遣いが最高です。人とすれ違うのも難しいレベルの本気の路地裏にあるので、知らないと確実にたどり着きません。まさに路地裏の隠れた名店です。店内の雰囲気もとても可愛いです。穴場感満載でデート利用でも◎

多満喜 

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ランチのメニューは一品しかありません。毎日メニューが変わる日替わり弁当です。
六角形の上品でかわいいらしいお重にテンションが上がり、品数も豊富で嬉しいです。そして一品一品家庭感あふれる安心感満載の味です。仕事中に気持ちがあらぶったとき良く癒されに来ます。笑
もちろんご飯・味噌汁も付いており、780円です。
夜もおすすめで日本酒を推しているお店です。

にし家 本店

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うどんの老舗「にし家」の本店は心斎橋駅徒歩1分の位置にあります。800~1000円くらいするので、うどんにしては値段超高いですが、味は美味しいです。ダシが違う。すだちうどんなどうどん自体のメニューも豊富で、丼セットもありその種類も非常に多いです。
あとは老舗だけあって雰囲気は良いです。古風で落ち着きます。

洋食katsui inst

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ランチからメニューが豊富で、ハンバーグ・ビフカツ・オムライスなど洋食全般あります。かわいらしく上品な店内で最上の洋食を楽しめます。もちろんサービスも◎。

熱々の器の中で提供されるハンバーグの真ん中には半熟卵も乗っており、しつこすぎない絶妙な濃厚ソースとの相性最高。また、サーモンと茹で豚にポテトサラダなどの野菜を盛り付けた前菜のオリーブオイルの繊細さも印象的で、さらに締めのブドウジュースはワインかと思うほど濃厚なのに後味はサッパリで驚きでした。
とにかく終始レベル高い。まさに幸福です。

ただ心斎橋駅から徒歩7分ほど要する長堀エリアになってしまいます&ランチは金土日の週末のみ営業という点がネック。実は姉妹店レストランとして御堂筋ロッヂもあり、こちらは駅1分圏内です。御堂筋ロッヂも価格帯・クオリティもkatsuiと同等でどちらをピックアップしようか悩みました。

銀平

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和食の上品なお店です。広い店内ですがサービスも行き届いており全体的に上品な雰囲気が流れています。客の年齢層は高めです。海鮮丼や刺身定食などランチは5種類で全部1000円。

付き出しとして大きな豆腐と漬物が出てきますが、これが上手いのなんのって。ハマります。食べ応え抜群の豆腐と味付けのカラシが合いすぎます。刺身もたっぷりの氷を敷いた上品な器で提供され美味しさ倍増です。量もすごい。もちろん味噌汁とご飯もついてきて、おかわり自由です。
結構年齢が上のお客さんとのランチでも良く利用し、先方の満足度も高かったと思っています。 

じねん 

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今回紹介する中で1番安いです。握り8巻き2に茶碗蒸しと赤汁もついて税込600円。最初はなにかの間違えかと思いました、廻らない系寿司でこの値段はすごい。

正直廻らない寿司の中で特別に美味しいというわけではないので、観光でせっかく心斎橋に来たのにいく必要はないと思います。心斎橋勤務の人や営業の人にとっては本当に重宝されています。900円で1.5倍の量の寿司もあります。

フランク

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おそらく僕が1番行っていた店です。これまで御堂筋側の店が多かったですが、フランクは四ツ橋筋沿いになります。
ブッフェ形式で食べ放題の数種類の前菜にしっかりしたメイン料理が出て950円です。白米orパンも選べます。前菜は毎日種類も変わり常にしっかりした味付けのバラエティに富んだ食事が7種類くらいあり、これだけで一食満たせるくらいのクオリティです。
メインは鶏・牛・豚肉・魚・パスタ・日替わりから選べます。牛だけ高く1000円超えるが特に他と違いは感じないのでおすすめはしません。どれも外れないコスパ最強のフレンチランチです。

上品な雰囲気と店員のサービスも非常に良く満足度抜群です。締めのコーヒーが欲しくなる雰囲気です、ドリンクは追加150円です。1000円以内で収まりこの雰囲気はなかなかないでしょう。お客さんとも良く行きました。

クリッターズバーガー 

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最後は本格的なハンバーガー専門店です。心斎橋は主要バーガー系ファーストフードも全種類揃っていることもあってか、僕としてはハンバーガーに1000円以上払うことにやや抵抗はぬぐえず価格は安くありません。
但し味は本当に美味しいです。ジューシーさが凝縮された肉に、それを引きたたせるキレイな形のバンズは最高の組合せです。結構ボリュームあります。1200円のアボカドチーズバーガーは絶品中の絶品。食べ終わった後は包み紙の中が肉汁がいっぱいで、濃厚な旨みに幸福度MAX。
バーガーとともに提供されるポテトとサラダも味付けが凝っており美味しいです。店内はポップでアメリカンな雰囲気です。当店は観光客にも非常に人気らしくピーク時はたまに行列ができているので注意。


夜行くと良いお値段するお店が多く、いつもコスパ良くランチ利用が多い僕はお店に申し訳なくは感じています。。高級店がマーケのために運営する低価格のランチが1番コスパは良くなりやすいですね。

他にも紹介したいお店はありますが、今回は一旦11店にしぼり紹介しました。心斎橋でランチの機会があれば是非参考にしてください。 

 

 

【保存版】宅建資格試験に3ヶ月完全独学で一発合格した勉強方法

資格・勉強法

はじめに

僕が2.5ヶ月間の独学勉強で宅建資格試験に一発合格できた勉強方法を紹介します。宅建試験の概要とテーマ別の問題特徴・対策方法と合わせて、効率的な宅建の独学勉強法を記していきます。

法律に関しても、不動産業に関しても知識一切なしの0ベースからスタート。
IT系旅行会社に勤務していた僕が社会人1年目(22歳)に取得。
3ヶ月間で280時間の勉強時間。

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取得の意図としては、長い目でみたとき旅行業のビジネスは何かと組み合わせるからこそより有効活用ができると考えていて、そこが不動産だと考えていました。ホテル運営まではいきませんが民泊など然り。要するに不動産の資格が必要となるのならば自分で持っておく方が楽であろうということで取得しました。まあ取得背景に関しては関係ないのでこの辺で…

宅建資格試験の概要について

まず、“土地や建物の取引を行う「宅建業者」は、事務所ごとに従業員5人に1人以上の割合で、「宅建士」を設置しなければいけない”と法律で明確に決まっているため、不動産会社は宅建士がいないと営業すらできません。不動産業界で超必須な資格です。多くの不動産会社で資格保有者は給料があがるほど必須です。

宅建は国家試験であり、1年に1回、10月の第3日曜日にのみテストが開かれます。
全て4択マークシート形式で50問出題されます。毎年4つのテーマに分かれて出題されます。各テーマの問題傾向、攻略方法は下記で解説しています。

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他業界の人でも、宅建がどんな試験かは知らなくとも国家試験であることは知っているし、かなり難易度が高いものであることは知っているという人は多いです。だから宅建を取得していると言うと、まず“最低限の努力はできる人なんだ”といいう旨をアピールできます。(小物感…え)

宅建の合格率は?

実際の難易度は、簡単とは言いませんが、しっかり勉強をすれば独学でも問題なく合格できます。合格率は例年16~17%ほどとなっており固定です。この数字だけを見ると6人以上に1人しか受からないので難しそうに見えますが、会社で強制で受けないといけないが勉強が間に合わず既に今年は捨てているという人も結構いますので、実際は合格率の数字ほど難しいものではありません。

また毎年合格率が固定されているのは、○点を超えれば合格といった絶対評価のラインが定められておらず、全受験者の内の上記%の人数が合格と決まっているからなのです。なので合格点数は明確ではないですが、原則35点以上(7割)を目指して勉強しましょう。近年、問題が難化傾向にあり、合格点は32点まで下がっている年もあります。

相対評価で見られているので、その年の難易度によって合格しやすさが変わることはありません。かなり公平性がある試験ですね。一方で毎年20万人以上もの人が受けるテストであるので、この母数においては偶然その年受けた人たちだけ頭が良い人が多かったなどということもおき得ないです。

勉強時間に関して

一般的に300時間と言われることが多いようですが、私の場合は280時間でした。
記憶勝負なとこもあるので、より短期間で行うことをおすすめします。総合時間が同じでも半年で300時間と3ヶ月で300時間だったら後者の方が圧倒的に良いです。

テーマ別宅建問題傾向と独学勉強方法

宅建の試験は4つの項目に分かれて出題されます。
それぞれの出題数は下記の通りです。
・民法(権利関係) :14問
・宅建業法     :20問
・法令上の制限   :8問
・税・その他分野  :8問

ではそれぞれの問題の特徴と攻略方法を記載していきます。
1問1点となり問題ごとに配点は変わりません。

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宅建業法

まず50問中20問ともっとも大きな比率を占める宅建業法についてです。
宅建業法は不動産業界のビジネスはこういうふうにして成り立っていますよ、こういう規制やルールがありますよ、不動産売買の仕組みについての問いです。

例えば一人暮らしをする家を借りに自分達が不動産屋に行くとき、まさに自分達がお客さんの立場となる話のことなので初心者でもイメージが湧きやすい内容となっています。実際に賃貸契約を体験したことがある人は、「あーなるほどーだからあーだったのかー。」と体験ベースで腑に落ちることもあると思います。

範囲は広いですが、1つの仕組み内の話として全てがリンクしている内容なので一度理解してしまえば楽です。数値に関しては、ほとんどが年数と金額のみです。内容的にも宅建の導入的な感じなので、学習も宅建業法から始めた方が良いです。

暗記項目は正直多いです、覚えようとせず、いかに全てをリンクさせて考えられるかが肝になります。あとは出題傾向が固定されているので、ある程度のところで問題集や過去問にうつり、問題パターンで覚えていくことをおすすめします。
初心者にとっても理解も難しくなく、何よりあまり問題パターンが多くなく出題傾向が一定なので、点数がかなり取りやすい分野です。それでもって問題数が多いのでくここで点数を取れなければ先はきついです。悪くても8割は取れるようにしましょう。

民法(権利関係)

14問出題で次に比重が高い権利関係ですが、ここが難解ポイント。もっとも合否の差が出る部分となります。
上述の宅建業法が不動産業界の知識だとしたら、権利関係は民法の全体像についての質問となり、法律の前提知識がない方にとっては理解がなかなか難しいです。

とにかく立場の弱い人を守るためにある民法を宅建に適用させるとどうなるか、といったテーマです。質問方法は必ず「○○に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、正しいものはどれか。」といった問いになります。

同じ項目に関しての問いでも質問出題パターンが非常に多いです、聞き方を多少変えるだけでまったく異なる意味にもなり、問題パターンを覚えきるのは難しいでしょう。

また民法は1000条以上あるので満点を目指す必要は一切ありません。多く出題される項目を見極めそこをどの角度から聞かれても回答できるように深く理解していく、これに尽きます。民法だけは民法に特化した参考書を用意するのも1つの手です。

法令上の制限

テキストを見た段階では1番難しく感じると思います。馴染みのない新しい定義や意味を持つ用語が多く出てくるので複雑に感じます。また他分野よりも少し複雑そうな長さなどの数値もでてきます。
ですが実は問題自体はかなりシンプルなのです。
内容の全体像を掴み、各用語やルールの意味をひとたび理解してしまえば得点源にできます。図などのイメージで理解できるように、この項目は特にノートにまとめることをおすすめします。表の暗記が多いので、それも見るだけではなく自分で作成し直してみたほうがよいと思います。
例年8問中、「都市計画法」と「建築基準法」で4問ほど占められますが、ここは各用語と数値の組合わせの暗記のみです。

1問くらい超難問が出ることが多いですが、それは無視するのが必勝法です。あとは法令分野は法改正の影響はもろに受けます。割と毎年何かしらは法改正されており、近年で法改正された内容などは出題されやすいので一応抑えておきましょう。

税・その他分野

税金の種類は多いですが、各税において覚える内容は少ないのでパッと覚えて得点源にしちゃいましよう。所得税だけボリュームありやや複雑ですが、税は確実におさえたいところ。
あとは土地、建物などに関する統計データが出題されます。去年と比較して平均地価はあがったか?とかです。まさに直近1年間のデータの話が聞かれるので最新情報を把握しておく必要があります。過去問でどういう内容が問われているのかを確認して、各内容を今のデータに落とし込むとどういう回答になるのか抑えておきましょう。

最後の時事問題に関しては、大手予備校や大手不動産の中の宅建講師などが専門的に出題問題の予測及びに近年のデータをまとめています。可能な入手手段があれば、この項目だけそういった場所の生徒の人にプリントをもらえれば超強いす。

効率の良い勉強方法

4つ項目の各特徴について触れてきましたが、全体を通して効率的な勉強の流れを記載していきます。

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参考書を何回も復習する

まず参考書を一冊選んで勉強に取り組みます。使用する参考書は絶対に1冊にしましょう。どの参考書も記載されている内容はほぼ一緒で、書き方の違いだけなので、自分に合う1冊を選びます。2冊以上見るのは時間の無駄です。とにかく1冊を完璧にしましょう。
前提知識がない初心者こそ、まずは宅建がどのようなテストなのか把握するために参考書を一周読みましょう。暗記はもちろん不要で、詳細は理解できないままで大丈夫です。ただ読んでこんな感じのことに関するテストなんだなと分かれば充分。とにかくまずは概要把握です。
薄くでも全体像を掴んでいることは、細部の勉強を非常に効率的にしてくれます。

 

参考書を精読する

実際に理解しながら参考書を読み進めていきます。
なるべく内容を理解しようとしても、20~30%ほどは理解できないまま次のステップに進んでも良いです。何故か読めば読むほど、他の分野を見れば見るほど、分かるようになっていることはよくあります。

数値や表の細かい暗記とかは完璧にしなくても大丈夫です。大きく法律が絡んでくる分野なので、日本語の意味を理解するだけでもなかなか労力です。ここでは日本語の理解だけでも充分な成果です。

参考書の内容をノートにまとめる

書くのが嫌いな人も一定数いると思いますが、独学ではノートにとることをおすすめします。
数値や表などかなり暗記項目、また何かと何かの対比などが多いので、自分なりの覚えやすいまとめ方をしながらノートに落として込んでいった方が効率が良いと思います。

必ず精読をした後に行ってください。ある用語が他の事象にどのようにリンクしているのかを把握しているからこそ、自分自身の覚えやすいようにまとめ直すことが可能となります。宅建は文字だけではなく形で理解することが重要です。数値部分はここで完璧に暗記しましょう。

ここでも理解できないところがあってもOKです。ここまではスピード重視です。

難解だと思っていた説明が、問題でみてみると非常にシンプルな聞かれ方しかされないといったケースもあります。

この判例はなんだろうとか、この場合はどのようになるんだろうとか、気になることたくさん出ると思いますが、調べる必要は一切ありません。実際の事業では必要な疑問かもしれませんが、参考書に載っていない内容はテストとは関連のない内容となるので、調べても自己満足で終わってしまいます。テストというふうに割り切ることは大切です。 

問題集で覚える

総合問題集を解いていきましょう。これも一冊で充分で、一冊の中の問題は全て完璧に解けるようになっておきましょう。同じ問題集を何周もしましょう。
全問題を何周もというと時間がかかるので、自信がなかった問題and間違えた問題だけを繰り返していくようにしましょう。忘れることもあるかもしれないので、たまに最初から正解だった問題も全て含み全体を見直す機会を設けましょう。
記憶はどれだけ深く執着させたかではなく、何回目に触れさせたかが重要です。とにかく反復。

過去問で覚える

一冊の問題集をある程度詰められたら過去問にうつりましょう。
問題集との大きな違いは、実際のテスト形式となっていることです。実際に本番のテストだったら自分がどれだけ取れたかということもザックリ把握できるので、テストに対しての意識はより高まります。
過去問題の答え合せをする際は、今までの参考書や問題集の解説も見ながら進めていきましょう。

宅建は過去問題の使い回しはよくあるので、直近10年分の過去問題を全て覚えたとしたらそれだけである程度点数を取れます。最後のほうはしっかり時間も測りながら行いましょう。可能であれば試験と同じ時間帯に始められるとベストですね。


この一連の独学勉強方法で、各項目に適した学習をしていけば、独学で宅建資格に一発で合格する可能性は飛躍的に上がると思います。